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第1回「さぬき男介護友の会」

更新日:2019年9月12日

  • 日時  令和元年8月22日(木曜日) 午前10時30分から11時30分まで
  • 会場  ヨハネの里(鶴市町)
  • 参加者 22名

 今回、「さぬき男介護友の会」の皆様方と、令和元年度第1回「市長まちかどトーク」を開催しました。
 「さぬき男介護友の会」は、孤立しやすい男性介護者が、お互いの介護生活の慰労や情報交換などを行うことにより、豊かで安心できる介護生活の実現を目的に、平成23年4月に設立され、これまで、「認知症カフェの開催」や「他地域の介護者との交流会」、「男性介護者シンポジウム」など、地域の高齢者福祉に大いに貢献されております。
 今回は、「認知症施策としての共生と予防」や「介護者支援の具体策」などについて、活発に意見交換が行われました。

認知症施策としての「共生」と「予防」について

 本年6月18日、政府は、認知症施策推進大綱を閣議決定しました。認知症施策として「共生」と「予防」を認知症の人や家族の視点を重視しながら、共生と予防を車の両輪として取組を強力に推進することとしている。
 しかしながら、5、6年後には団塊の世代が75歳以上となり、後期高齢者の絶対数がどんどん増える中、認知症の割合をどのようにして減らしていくのか、大変難しい問題がある。認知症になってしまうことは避けられないが、行政として何らかのサポートをしてもらいたい。

 団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる「2025年問題」について、今から対策をしておかなければならない。その中の重要な課題の一つが認知症対策である。国が示した「認知症施策推進大綱」の考えは、本市が、その実現を目指して取り組んでいる地域共生社会づくりの考え方とまさに同じであり、認知症であっても、同じ社会の一員として、共に支え合う地域づくりを推進していく必要がある。
 今後の重点的な取組の中で、認知症への理解を深める普及・啓発を進めていくため、公共交通事業等の従事者など、新たな分野における、認知症サポーターの養成に取り組んでいきたい。
 また、介護者支援として、認知症サポート医や、看護師・介護福祉士等で構成する認知症初期集中支援チームが、早期に対応することにより、家族の介護負担や不安の軽減を図るとともに、適切な医療・介護サービスにつなげていきたい。
 また、認知症になった後の施策として、今年度から新たに成年後見人等の報酬助成を拡大するほか、高松市社会福祉協議会に委託して、10月から市民後見人の養成をすることとしている。
 さらに、運動不足の改善、生活習慣病の予防、社会参加による社会的孤立の解消や役割の保持等が、認知症予防に資する可能性が示唆されていることを踏まえ、「元気いきいき教室」を始め、「フレイル予防講座」、「認知症予防講座」などの介護予防教室の充実に取り組んでいきたい。これらは、行政だけが実施するのでは効果がないので、是非、皆様方の活動と連携を図りながら進めていきたい。

介護者支援の具体策について

 現在、介護に関する課題は増えている。介護者の3人に1人が男性介護者という現状である。老老介護や独居老人、認知症など、様々な介護問題が生じている。中でも男性介護者が増えており、その虐待などの問題もある。高松市として、介護者支援(特に男性介護者)についての考えを聞きたい。
 また、今後、介護者支援について具体策があれば聞きたい。

 これから超高齢社会になり、要介護者がどんどん増えていく中で、介護する人への支援が非常に重要な課題となっている。特に、男性介護者は、介護で必要になる食事の準備やおむつ交換など、これまで経験したことがない人も多く、困りごとを相談するコミュニティを持たず、一人で介護を抱え込む傾向にあるため、支援が必要であると思う。
 一般的な支援策では、地域包括支援センターを始め、24時間体制の老人介護支援センターやたかまつ介護相談専用ダイヤルなど、介護者が気軽に相談できる体制を整えているが、積極的に男性介護者の現状を把握した上で支援につなげていきたい。本日の意見交換会が大きなきっかけとなればと考えている。

市への要望について

 高松市における男性介護者数を推計すると、高松市の65歳以上の高齢者が人口の28.1パーセント(約11万7千人)、このうち、7人に1人が認知症(約1万7千人)、男性介護者は3人に1人であることから、約6千人となる。
 また、平成29年度の県内の虐待数は137件あり、人口比率から、高松市では57件発生している。認知症患者の約300人に1人が虐待を受けていることとなる。
 中でも、男性介護者は、育児・家事・食事の準備など、奥さん任せにしてきたため、何もできない人が多く、虐待数のうち、男性介護者が6割もいることから、市が主体となり男性介護者をテーマにした研修会やネットワーク作りについて、検討していただけないか。

 要介護者の増加に伴い、男性介護者も増えてきている。その中で起きる虐待は深刻な問題であり、対応していかなければならない。介護する者がいても、介護者にすべてを押し付けたり、介護者がすべてを囲ってしまうのではなく、地域の中で共に支え合い、助け合いながらやっていく、地域共生社会づくりが必要である。
 また、介護者も息抜きができる体制づくりや介護者自身が健康に生活できるような取組を総合的に行わなければならない。
 「さぬき男介護友の会」の活動は、非常に先進的で必要な取組である。このような取組をもっと幅広く普及させて他の地域にも広げていき、それぞれの地域ごとに助け合いのネットワークが、より充実していくようにしていただきたい。また、市としては、介護保険制度等を基本としながら、可能な方策について検討していきたい。

お問い合わせ

このページは広聴広報課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎5階
電話:087-839-2161  ファクス:087-861-1559

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