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市長定例記者会見

最新の会見(令和7年7月22日)

市長定例記者会見を収録した動画をYouTubeで配信しています。



日時:令和7年7月22日(火曜日)11時30分~11時52分
場所:防災合同庁舎3階災害対策本部室
1.報告事項
(1)令和6年度一般会計・特別会計の決算見込みの概要について
(2)「大阪・関西万博」神戸市との連携催事について
2.記者質問

市長説明及び記者との質疑応答要旨

 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
 報告事項の前に、先日、プレスリリースいたしました、「『さぬき高松まつり花火大会有料観覧席』の販売」について、お話をさせていただきたいと存じます。
 8月13日(水曜日)に開催されます、「第58回さぬき高松まつり花火大会」でございますが、今回、初めてサンポート地区の「せとシーパレット」に、「有料観覧席」を設置することといたしております。観覧席を御購入いただいた皆様は、日中から場所取りをする必要がなく、ゆったりと花火を御観覧いただけるというものでございます。
 また、「有料観覧席」を御購入いただきました皆様への特典といたしまして、有料エリアに、「キッチン
カー」等による飲食の販売を行う予定としておりますほか、協賛企業から御提供いただきました「竹うちわ」や「虫よけ」、「スタジアムクッション」など、快適に花火を御観覧いただけるグッズなどのプレゼントも御用意いたしております。
 この観覧席につきましては、8月5日(火曜日)まで、「チケットぴあ」や「セブンイレブン」各店において販売しております。現在、「テーブル席」、「シート席」、「プレミアム椅子席」、「階段エリア席」は完売しておりますけれども、「椅子席」、「車椅子席」につきましては、若干余裕があり、御購入いただける状況でございます。
 また、今回は、花火の打上時間を昨年の15分から30分に、打上発数を4千発から6千発に、規模を拡大することといたしておりますので、是非、多くの方に御来場いただきまして、高松の夏の風物詩である花火大会を存分に楽しんでいただきたいと存じます。
 それでは、報告事項に移りたいと思います。
 本日は、「令和6年度一般会計・特別会計の決算見込みの概要」、「『大阪・関西万博』神戸市との連携催事について」の2件でございます。
 まず、1件目は、「令和6年度一般会計・特別会計の決算見込みの概要」でございます。なお、決算見込みの詳細につきましては、本日、午後1時から、財政局より説明をいたしますので、私からは、一般会計の決算見込みのポイントを説明させていただきます。
 令和6年度でございますけれども、物価高騰への対応など、諸課題への積極的な対応を図るとともに、「第7次高松市総合計画」のスタートとして、本市が目指すべき都市像であります「人がつどい 未来に躍動する 世界都市・高松」の実現に向けて、「子育て支援・学校教育の充実」や「高松ブランドの向上」を始めとした、各般の施策を推進したところでございます。
 まず、物価高騰に対応した主な事業といたしましては、低所得世帯や事業者への支援に加えまして、「定額減税の実施」及び「減税しきれない方への調整給付の実施」のほか、小・中学校の学校給食における「食材費の価格高騰分に対する公費負担」などを実施いたしました。
 一方、「子育て支援・学校教育の充実」といたしまして、児童手当の「所得制限の撤廃」や「第3子以降の支給額の増額」など、国の制度拡充に対応いたしましたほか、本市の病児保育施設におけます「共通の予約システムの導入」でありますとか、市立保育所等における「保育支援システムの導入」のほか、小学校の特別教室に「電子黒板の整備」や、子どもたちが高松の魅力を発信する「動画の作成」など、幼少期からのシビックプライドを醸成する事業などを実施したところでございます。
 また、「高松ブランドの向上」として、本市の魅力を広く発信するための、シティプロモーション動画「高松からうどんが消えた」の制作や、新しいロゴマーク「TKMT」を策定いたしましたほか、東京圏における官民連携の拠点として、昨年の4月から、本市独自の「東京事務所の運営」を開始したところでございます。
 このようなことから、一般会計全体につきましては、歳入総額が約1,832億円、歳出総額が約1,779億円で、差引残額は約53億円となります。この差引残額から、翌年度へ繰り越した事業費に充てるための繰越財源約12億円を差し引いた、いわゆる実質収支は約41億円となるものでございます。
 引き続き、スクラップ・アンド・ビルドの徹底や、デジタルトランスフォーメーションの推進などによりまして、行財政改革と行政サービスの充実を更に推進いたしますとともに、「第7次高松市総合計画」に掲げる施策の推進に全力で取り組みながら、将来にわたり持続可能な財政運営の確立に、鋭意、取り組んでまいりたいと存じます。
 続いて、2件目は「『大阪・関西万博』神戸市との連携催事について」でございます。
 本市におきましては、「大阪・関西万博」に合計3回の参画を予定しております。この度、香川県催事に続いての第2弾として、「神戸市との連携催事」に参画をするものでございます。
 これは、神戸市が震災を乗り越え、未来に向けて変わる神戸を発信するため、8月1日(金曜日)から3日(日曜日)までの間、万博会場内において催事を実施するに当たり、観光振興や誘客促進、また特産品・農畜水産品のPRなどに関する連携協定を締結しております本市に対しまして、一緒にやらないかというお声掛けをいただいたものでございます。
 神戸市の催事では、神戸市内の企業やアーティストと連携しながら、地場産品の試飲・試食や、来場者参加型のアートイベント、ジャズ演奏などのステージパフォーマンスを予定していると聞いているところであります。
 それに併せて、本市といたしましては、「瀬戸内サーカスファクトリー」による現代サーカスを御披露いたしたいと存じます。この「瀬戸内サーカスファクトリー」でございますが、御承知のとおり、高松市内に拠点を置き、日本で初めて音楽、演劇、美術、映像などの様々な芸術要素を取り入れた現代サーカス団でございます。
 「瀬戸内サーカスファクトリー」が行うパフォーマンスにつきましては、音響や照明に自然を取り入れて作り上げる、環境と共生する舞台の創作や、外国の方にも言語を使わずとも表現が理解できるなど、多様性を尊重する万博の出展にふさわしい演出であるものと存じます。
 本市催事の実施日時は、8月2日(土曜日)の午前10時20分から11時まででございまして、場所は、万博会場内の「ポップアップステージ南」でございます。
 演目といたしましては、本市の発展の礎となった「高松城の天守築城」をテーマといたしまして、現代サーカスの手法を用いた、他のステージでは見ることのできない、躍動的で活気のある現代サーカスの内容と聞いております。
 本市の魅力と文化の多様性をお楽しみいただきたいと存じますので、是非、多くの方々に足を運んでいただけますよう、周知方、よろしくお願いいたします。
 私からは、以上でございます。

記者質問

【記者】
 猛暑が続き、今月末から来月前半にかけて暑さのピークが来るという予想もされている中、8月から「瀬戸内国際芸術祭」の夏会期が始まるが、市が取り組む猛暑対策について
【市長】
 今年の梅雨明けは非常に早くて、6月27日という、史上初めて6月に梅雨が明けたということでございますけれども、梅雨が明けた後、連日のように本市に熱中症警戒アラートが発表されるなど、厳しい暑さが続いている状況でございます。
 今後も引き続き、熱中症リスクの高まりが懸念されるところでございますけれども、本市におきましては、まず暑さをしのぐことができる施設として、市内の公共施設や商業施設などで、7月7日現在で80か所「クーリングシェルター」に指定させていただいております。「瀬戸内国際芸術祭」の来場者が多い「サンポート高松エリア」につきましては、「高松シンボルタワーホール棟1階から3階のマリタイムプラザ」をクーリングシェルターとして指定しているところでございます。
 併せて、マイボトル用の「給水スポット」の設置拡大に取り組んでいるところでございまして、公共のものとして、今、市役所前に置いてありますけれども、今年度、それに加えまして、新たに「男木交流館」や「サンポート高松」など4か所に「たかまつ給水スポット」を開設する予定でございます。また、マイボトルに無料で飲料水を提供していただける「たかまつ給水スポット協力店」に、本日現在、55か所の店舗に登録いただいております。したがいまして、これらの店舗において、外出の際には「たかまつ給水スポット」を活用いただき、水分補給をしっかりと行っていただきたいと存じます。
 また、御質問にありましたように、8月1日からは「瀬戸内国際芸術祭2025」の夏会期も開幕をいたします。芸術祭におきましては、実行委員会が「熱中症警戒アラート」の発表等、熱中症の危険性のリスクが高まっている場合に、公式アプリでプッシュ通知をするなどにより、注意喚起を広く行うこととしております。
 一方で、芸術祭の会場の、特に、離島におきましては、日陰や冷房の効いた場所といったものに限りがございます。したがいまして、来場者の皆様の安全を守るためには、まず御自身で、帽子を着用したり、日傘を利用するなどして、夏の屋外での備えを意識していただくことが重要かと考えております。
 本市といたしましても、来場者に対し、細やかな水分補給などの、基本的な熱中症対策の呼び掛けを行いますとともに、例えば、乗船待ちをする方々のために、日除けの傘やうちわを貸し出したり、あるいは、直射日光を遮るためのテントのほか、ウォータークーラーやミストファンの設置など、熱中症対策に万全の準備を行ってまいりたいと考えているところでございます。
【記者】
 参議院議員選挙が投開票され、野党系政党から久しぶりに議員が誕生について、市長の受け止めと新議員に望むことは
【市長】
 今回、参議院議員通常選挙が行われまして、投票率が近年下落傾向にあったものが、今回の選挙では、7%以上高くなったということがあろうかと思っております。これは全国的にも、あるいは、香川県、また、高松市におきましてもほぼ同様の傾向でございまして、香川県全体として56.46%で、前回を7.24ポイント上回り、本市でも56.54%で、前回を7.85ポイント上回ったということでございます。それだけ政治への関心が高まり、まだ年代別の投票率は公表されておりませんが、聞くところによると、若い人たちの投票率が相当上がったのではないかという話もございますので、そういう意味では、若い人たちの政治への関心が向いてきたことで、投票率の向上に表れたということであれば、喜ばしいことだと思っております。
 結果といたしまして、全国的な話になりますが、与党が非常に厳しい結果となって、参議院において、過半数を割るといったような状況になったということでございます。香川県選挙区におきましても、与党議員が敗北し、野党議員が勝利したということでございました。いずれにいたしましても、この選挙戦によって、民意が表れた結果だと思っておりますので、選挙中にいろいろ公約でお話された事項、特に経済対策、物価高騰対策等々があろうかと思いますけれども、是非とも実現するように努めていただきたいと思うところでございます。
 ただし、経済対策等々がございますが、一方で、高齢化等に伴います、いろいろな社会保障等の財源が必要でございます。我々としては、一番苦労しているところでございますので、その辺りに対する財源手当てをどうするのかということを与野党双方に求めたいと思いますけれども、しっかりと議論をして、持続可能な安定的な経済運営等ができるように、是非とも与野党で議論をして、持続可能な経済対策に努めていただきたいと考えているところでございます。
【記者】
 3連休の中日での投開票で、投票率が懸念された中、市として取り組んだことで奏功したと感じたこと、また、次回以降にも取り組みたいと思っていることは
【市長】
 3連休の中日での投票日というのは、衆参の選挙を通じて初めてだったということでしたが、我々も非常に投票率を心配しましたが、期日前投票をされる方が非常に多かったということでございます。本市だけで見ますと、期日前投票は過去最多ということでございまして、3年前の参議院議員選挙に比べて、42%増になったということでございます。それにより、投票率全体が非常に高くなったということでございますし、期日前投票の投票場所を増やしてきたりして、より投票率が上がるように、我々としても努力したということでございます。
 それと、今回の選挙につきまして、いろいろな争点がございましたが、特に物価高といった身近な生活の話題に対する争点が、非常に大きくクローズアップされたことも投票率が上がった要因として挙げられるのではないかなと考えております。
【記者】
 与党が給付金について公約として掲げていたが、給付金政策が実現した場合、自治体が手続を行うことに負担についての市長の考えは
【市長】
 物価高対策につきまして、与野党それぞれ、いろいろな施策が打ち出されておりまして、与党の方からは給付金が打ち出され、野党からは減税策が打ち出されたということでしたが、結果としてどういう対策が打たれるのか、それは少数与党になりますので、そのまま与党の案が通るとは考えられません。いずれにしても、十分に議論をしていただいて、進めていただくしかないかなと思っております。何らかの対策は、民意がこれだけ反映されていますから、必要かと思っておりますが、それがどういう形になるのか、それは協議の結果を見てみたいと思っております。給付金についてはそれぞれメリット・デメリットあるかと思いますが、特に自治体が配る際の事務負担の問題は、かなり大きくございますので、事務負担が大きくならない、軽減された形で執行されるように、いろいろな工夫をしてもらいたいと思っております。
【記者】
 屋島で目撃されていた猿に関して、引き続き庵治でも被害が発生したことに対する、具体的な対策と市長の考えは
【市長】
 今回、猿に噛まれて怪我をされた方がおられるということで、その方にはお見舞いを申しあげたいと思います。
 猿の出没ということでございまして、非常に危険な状況ですので、ホームページ等で注意喚起を行っておりますが、改めて、香川県や香川県警察に情報提供を行い、本市の関係課とも情報共有しながら連携を密にすることで、猿の捕獲に向けて、今、鋭意取り組んでいるところでございます。
 実際、出没して怪我人が出ました庵治町にお住まいの方に対しましては、防災ラジオによる呼び掛け、また、庵治のコミュニティ協議会と連携をして、小・中学校及び自治会等へ猿の出没に対する注意を促すためのポスター掲示、あるいはチラシの配布などを行いまして、被害の防止を図っているところでございます。
 また、これから夏休みになりますが、小・中学生に対しましては、学校を通じて、夏休みの間の行動について注意するような注意喚起も行っているところでございます。現在、屋島地区に猿用の捕獲檻を設置いたしております。この一部の檻を庵治地区に移動させることで、両地区における捕獲作業を一元的に行いまして、機動的な捕獲に努めてまいりたいと考えているところでございます。
 本市から市民の皆様に対する呼び掛けとしまして、猿を見たら、出会ったら、近付かず、騒がず、目をそらして、ゆっくりその場を離れる行動をとっていただくように、できるだけ多くの市民の方に周知をしてまいりたいと思っております。

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