イノシシの侵入防止さくを効果的に設置する場合、次のことに留意してください。
(1) さくの設置ルートの決定
○ 関係者みんなで話し合い、現地を確認
○ 設置や維持管理がしやすい設置ルートを選定する。
○ 可能な限り平坦なルートを選択
○ 出入口の確保。(各ほ地だけではなくさく外(山側)の管理用)
(2) さくの設置スペースづくり(地ならし)
○ 作業効率とさく設置後の効果を高める
(3) 管理道、作業道づくり
○ さくの両側に最低1m確保
設置後の見まわり草刈ができる幅
(4) 見晴らしの良い田畑づくり
○ 草刈
○ 耕作放棄地の刈り払い
(1) 地際に隙間ができないよう、設置場所の起伏は可能な限りならしておく。
(2) さくの接続部は重ね合わせ、隙間を作らない。
(3) 水路や溝の上に設置する場合、侵入防止策を講じておく。
(1) さくの見まわりを行う。
(2) 修繕は年中行う(収穫前だけではない)。
(3) こまめに草を刈る。
(1) さくがあることでできないことがたくさんある
○ ほ場への自由な出入り(人・車)
○ 作業域の縮小による作業効率の低下
○ ほ場利用の縮小による収量の低下
(2) 今までなかった作業が必要になる(さくの点検、補修、草刈り等の体制づくり)
(1) 学習会の開催(イノシシのことや対策を知る。話し合いを行う。)
(2) 環境点検の実施(地域の実情を知る。)
(3) 将来の営農計画、集落環境づくり(目標を持つ。)