2025年度 コレクション展3
コレクション展
〔常設展示室1〕コレクションに見る「瀬戸内国際芸術祭2025」の作家たち
金氏 徹平《Day Tripper(Sculpture of Photograph of Paint ♯4) 》2010年
2010年にスタートした瀬戸内国際芸術祭は3年ごとに開催され、今年2025年は6回目を迎えました。会期は春・夏・秋の3シーズンにわたり、四季折々の瀬戸内の魅力が感じられるものとなっています。今回は志度・津田と引田(夏会期限定)へとエリアが東にも広がり、賑わいを見せています。秋会期(10/3~11/9)に重なるこの度のコレクション展3では、「瀬戸内国際芸術祭2025」の参加作家たちを当館のコレクションから紹介するものです。
高松市には女木島・男木島・大島の3つの島があります。高松港から船で20分の女木島では、大竹 伸朗の《めこん》、依田 洋一朗の《女木島名画座》や小谷 元彦の《こんぼうや》があります。女木からさらに20分先の男木島では、初めて瀬戸芸に参加する松井 えり菜の《ゆめうつつ~ミライのワタシ》をはじめ大岩 オスカールや川島 猛とドリームフレンズなど常連作家のサイトが楽しめます。そして、大島では鴻池 朋子の《リングワンデルング》の道を歩くことで、この島の歴史へと思いを巡らせることができるでしょう。
春会期(4月18日~5月25日)限定の瀬戸大橋エリアである瀬居島と沙弥島では小西 紀行、南条 嘉毅が、秋会期限定の西讃では高見島で新規に橋本 雅也と淺井 裕介が、また粟島では2013年来《瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト》を展開している日比野 克彦など、当館所蔵作家たちの活躍がそれぞれの島々で見られます。
本展では、瀬戸内国際芸術祭2025に参加する15人の美術家による23点を紹介展示します。島のサイトスペシフィック(場所の特性を生かした取り組み)とはまた違った鑑賞体験となり、各作家のバリエーションを楽しんでいただけることでしょう。
〔常設展示室2〕讃岐漆芸に見る抽象-「蒟醤 」を中心に
磯井 正美《蒟醤 石畳 箱》1987年 撮影:高橋 章
讃岐漆芸の祖・
この度のコレクション展 3では、山下が師事した
本展で紹介する7名の漆芸家による26点の作品を通して、蒟醤の技法による作品を中心に讃岐漆芸における多彩な抽象表現をお愉しみください。
展覧会基本情報
会期:
2025年10月1日(水曜日)~2025年12月27日(土曜日)
会場:
1階常設展示室
休館日:
月曜日(ただし、10月13日(月曜日・祝日)、11月3日(月曜日・祝日)、11月24日(月曜日・振休)は開館、10月14日(火曜日)、11月4日(火曜日)、11月25日(火曜日)は休館。)
開館時間:
午前9時30分~午後5時
(ただし、10月1日~10月5日及び10月11日~11月24日の金曜日・土曜日は午後7時まで)
主催:
高松市美術館
観覧料:
【一般】200円(160円)
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※( )内は20名以上の団体料金。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者(または障害者手帳アプリ「ミライロID」提示)は入場無料
※高松市キャンパスメンバーズ制度加盟大学等の学生証所持者は無料
※共通定期観覧券についてはこちらから
お問い合わせ先:
高松市美術館
電話:087-823-1711
関連イベント
ギャラリートーク
開催日時:
【常設展示室2】2025年10月25日(土曜日)午後2時~
【常設展示室1】2025年12月6日(土曜日)午後2時~
会場:
1階常設展示室
聴講料:
無料(ただし観覧券は必要です)
