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企画展「人人へのまなざし ~熊野俊一と小林正六~」

企画展

2015年4月4日(土曜日)~2015年5月10日(日曜日)

高松市塩江美術館では、「人人へのまなざし」と題し、コレクションから熊野俊一、小林正六の二人展を開催します。
熊野俊一は、1908(明治41)年、塩江町に生まれました。1928(昭和3)年より3年間、香川県の小学校教諭として働きますが、画家になる夢をかなえるため、1932(昭和7)年に上京します。その後、戦前の二科会出品時代には人物を主に描いており、1952(昭和27)年より二紀会に所属してからも人物画をつづけました。1963(昭和38)年に渡欧し、のちに無所属の画家として、日本とヨーロッパを行き来しながら主に風景画を描くようになりますが、そこに登場する人物はいつも生き生きと描かれています。
小林正六は1917(大正6)年、高松市に生まれました。およそ40年間、教師として小・中学校で美術を教えながら二紀展への出品をつづけ、1951(昭和26)年に初入選、1959(昭和34)年二紀会会員となります。
1979(昭和54)年の出品を最後に退会し、その後も、熊野と同じく無所属として画家の活動をつづけました。小林の作品には、人物が数多く登場します。特に、モチーフにしている子どもたちは気取りがなく、天真爛漫なところにひかれて生涯をとおして描いています。熊野とは、小林が二紀会で初入選した際に出会い、その後交流を深めました。
熊野俊一はいつも、最初にスケッチブックに水彩で描き、その後キャンバスに油彩で描きます。当館では、熊野が戦後に描いたスケッチを数多く所蔵しています。本展では、その臨場感あふれる描線で描かれた人体デッサンをはじめ、渡欧先で描いた油彩画と小林正六の子どもたちへのやさしいまなざしを象徴するように、時間をかけ描きあげられた油彩画をあわせて、約40点紹介します。
同じく教師として教育現場に立った二人の画家が、それぞれに想い描いた人々の姿に注目してお楽しみください。
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。展覧会チラシ(PDF:749KB)

《ニースの海岸通り》熊野 俊一
1969年

《裸像》熊野 俊一
1979年

《牛のいる風景》小林 正六

展覧会基本情報

 
会期:
2015年4月4日(土曜日)~2015年5月10日(日曜日)
 
会場:
高松市塩江美術館
 
休館日:
月曜日(ただし休日の場合はその翌日)
 
開館時間:
9時~17時(入館は16時30分まで)
 
主催:
高松市塩江美術館
 
観覧料:
【一般】300円(団体 240円) ※常設展観覧料含む
【大学生】150円(団体 120円)
【高校生以下】無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所有者は入場無料
※共通定期観覧券についてはこちらから
 
お問い合わせ先
高松市塩江美術館
電話:087-893-1800
 

熊野 俊一(くまの しゅんいち)

美術家
主な経歴
1908年 香川県香川郡塩江町に生まれる

1928年 香川県師範学校卒業

1928年 香川県香川郡多肥小学校に奉職 義務年限3ヵ年を終了するまで勤める

1932年 上京、故正宗得三郎に師事 昼は図画の専科教員として働き、夜は河合研究所に通い人物画を習得

1934年 二科会21回展に「三人像」を出品、3回目にして初入選 以後二科会終了まで9回連続入選

1954年 二紀会第9回展に「作品A」「作品B」の抽象画を出品同人努力賞を授賞

1963年 第1回渡欧、翌64年帰国

1964年 渡欧作品展を三越本店画廊で開催

1965年 第2回渡欧、同年12月帰国

1966年 渡欧作品展を三越本店画廊で開催

1968年 船便、カンボジア丸で妻初江同伴、45日をかけて3回目の渡欧 ジェノバ下船イタリアより、スイスを経てパリへ

1970年 新作渡欧展、作品50点を三越本店特設会場で開催

1972年 第4回渡欧、翌73年9月帰国

1973年 渡欧作品展を三越本店で開催

1974年 第5回渡仏、翌75年11月帰国

1976年 渡欧作品展をロイヤルサンギンザで開催 10月第6回渡欧、翌77年12月帰国

1977年 二紀会を退会、無所属となる

1978年 ロイヤルサロンギンザで個展を開催

1979年 第7回渡欧、ギリシャ、同年7月帰国 7月末中国(蘇州・坑州)に写生旅行に参加

1980年 自選展を東京で開催、作品集を出版

1981年 第8回渡欧、同年9月帰国

1988年 第9回渡欧、同年12月帰国

1989年 東京セントラルアネックスで個展を開催

1994年 故郷、塩江町に絵画・デッサン合せて335点を寄贈、町立塩江美術館に収蔵

2005年 6月4日逝去(享年97歳)

小林 正六(こばやし まさろく)

美術家
主な経歴
1917年 高松市に生まれる

1932年 谷口国介に師事

1937年 香川師範学校卒業以後高松市立小・中学校で勤務

1939年 第6回香川県美術展覧会に初入選、以後連続出品

1944年 山田等に師事

1951年 第5回二紀展初入選、以後28回出品。第16回香川県展、県教育委員会賞受賞

1958年 二紀展褒賞受賞

1959年 二紀会同人

1967年 香川県美術展覧会招待作家

1968年 香川県美術展覧会審査員以後4回審査員

1979年 第33回二紀展出品を最後に退会 以後無所属

1990年 香川の現代作家シリーズ展(県文化会館)

1994年 香川県教育委員会より教育文化功労賞

1995年 町立塩江美術館に油彩画12点を寄贈

2004年 町立塩江美術館にて個展 油彩作品13点を寄贈

2006年 1月4日逝去(享年88歳)

関連イベント

ワークショップ 「カタタチサトと美術館でおどる─塩江美術館の内と外」

身体を通じて、展示されている作品と親しむワークショップです。音や展示作品のインスピレーションから生まれる動きをもとにダンスを踊ります。経験のない方でもお気軽にご参加ください。

※当日は、ワークショップで創作したダンスパフォーマンスをテラスから展示室内にて行います。
参加されない方も、作品とパフォーマンスの空間をお楽しみいただけます。
 
開催日時:
2015年4月19日(日曜日)15時~17時
 
会場:
高松市塩江美術館 テラス、企画展示室
 
講師:
カタタチサト(日本ダンス・セラピー協会認定 ダンス・セラピーリーダー/高松市 芸術士派遣事業 芸術士美術家)
 
対象
中学生以上
 
受講料:
500円
 
定員:
20名
 
お申込み:
受付終了
 
詳しくはこちら
 

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高松市美術館公式サイト

〒761-1611香川県高松市塩江町安原上602
TEL 087-893-1800 FAX 087-893-1833

○開館時間
9時から17時(入館は16時30分まで)

○休館日
月曜日(祝休日の場合は開館、翌日休館)
年末年始(12月29日から1月3日)

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