企画展「太田仙鳩書展ーあなたの心に書を届けたいー」のアーティストレクチャーを開催しました。
1月25日(土曜日)に、出品作家の太田仙鳩先生によるアーティストレクチャーを開催しました。
午前・午後の部ともに、大勢のお客様にお集まりいただきました。
今回の代表作品のモチーフである、弥生時代の
太田先生は、「書道の経験のない人でも、興味を持ってもらえる書道作品を書きたい」という願いから、銅鐸の模様や、漢字の最古の形である『甲骨文』も書かれています。
今回の展示作品の中でも多くモチーフになっていた、南米・ペルーの『ナスカの地上絵』にも、銅鐸の絵文字や模様、甲骨文の構造と共通する点が多く見られるそうです。
その地のミイラから検出されたDNAが日本の縄文人のものと近い、というお話には驚きでした。
絵画と同じように書にも構成があること、立体感を表現することもできること、など、書と絵の繋がりや、絵画的な表現についてもお話しいただき、造形的な面白さと書かれた文字の意味を味わう面白さ、どちらも楽しめる書道の魅力を十分に知ることができたレクチャーでした。
御参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
「太田仙鳩書展ーあなたの心に書を届けたいー」は、2月9日まで開催しています。
この機会にぜひ、太田先生の書道の世界をお楽しみください。
