塩江美術館 塩美レポート 平成24年9月29日
現在開催中の版画展「いにしえのわが故郷展」にあわせて、小さな版画、けしゴムはんこのワークショップを開催しました。
講師は、はんこ作家で、出版のお仕事もされている今井まいこさん。
塩江美術館では、2度目のけしゴムはんこのワークショップとなります。
蔵書票は、ラテン語で「Exlibris(エクスリブリス)」 と呼ばれ、活版印刷が発明された15世紀ドイツで生まれました。持ち主を表す、肖像画や紋章、モットーなどが描かれ、収集や研究の対象にもなっています。
蔵書票に「Exlibris」を付けておくと、世界共通のことばとして、その本が自分のものということが判るそうです。
今回のワークショップでは、このオリジナルのエクスリブリスを制作します。
コーヒーの好きな今井まいこさんの蔵書票は、読書しながら飲みたくなるようなあたたかな図案です。けしゴムに少し彫り残した跡があると、 味わいのある仕上がりになります。
参加者のみなさんも、自分の好きな絵やキャラクター、名前やオリジナル のデザインを考案します。今回は、小学校低学年のお子さんでも参加していただけるように、ようじで彫ることのできるけしゴムも用意しました。
けしゴムを彫り、試しに何度もスタンプを押してみて、その刷り具合を確認します。
自分の好きな色、デザインに適した色、いろいろと試してみます。
完成したけしゴムはんこは、和紙に捺印して、自分のお気に入りの本の いちばん最後のページにはさんだり、くっつけたりします。
とてもかわいい仕上がりになりました!
こちらは、親子で参加していただいた方の作品。
