高松市美術館の開館・閉館音楽について
高松市美術館の開館・閉館音楽が新しくなりました!
高松市美術館の開館・閉館時に流れる音楽が新しくなりました。作曲したのは音楽家の野村誠さん(1968年生まれ)です。野村さんは令和6年3月3日に開催された高松市美術館開館35周年記念「野村誠コンサート」の関連ワークショップにおいて、約50人の参加者が鳴らしたサヌカイトの音や参加者が読んだナレーションを録音し、それらの音を自身が演奏するピアノの音やコンサートの音源などと組み合わせ、音楽にまとめ上げました。この音楽は開館日の開館時、閉館30分前、閉館時にそれぞれ2分程度流れます。市民の方々の協力を得て生まれたユニークな開館・閉館音楽をお楽しみください。
◎音楽が流れる時間は下記のとおりです。
・開館時:開館日の午前9時30分
・閉館30分前:開館日の午後4時30分(特別展開催時は午後6時30分)
・閉館30分前:開館日の午後5時(特別展開催時は午後7時)
野村 誠 プロフィール
1968年名古屋生まれ。京都大学理学部卒業。人や場との交流から音楽を生み出す作曲家。自らもピアノや鍵盤ハーモニカなどを演奏する。抒情的で、社会的で、実験的な音楽を根元まで掘り下げて探求している。2006年NHK教育テレビ「あいのて」音楽・音響監修。人類学博物館(パリ)、フレデリックショパン大学(ワルシャワ)、Facestreet Festival(バンコク)、ヘイワードギャラリー(ロンドン)、i-dArt(香港)、MITO(ミラノ/トリノ)など各地で作品を発表。
↑ワークショップ風景。野村氏の指導により、参加者がサヌカイトを叩いて音を出したり、アナウンスを読み上げるなどした。
野村 誠氏のコメント
地域の貴重な文化資源であるサヌカイトの音をテーマに、高松市美術館「開館閉館の音楽」の制作を行いました。これからも市民に愛される美術館であるという願いを込めて、音源制作のプロセスにも市民の方々のご協力をいただきました。音源の中で奏でられるサヌカイトの音やアナウンスの言葉は、ワークショップに参加いただいた50名ほどの市民の方々によるもので、一人ひとりの個性、少し不揃いな手作り感を活かすように編集しました。そこに、35周年記念コンサートのライブ録音(ヴァイオリン:加藤 綾子、サヌカイト:臼杵 美智代、合唱:国分寺中学校、山田中学校合唱部、ピアノ:野村 誠)と若干のピアノの音を加え、音楽作品として再構成いたしました。お楽しみいただけましたら幸いです。
開館閉館音楽を下記のYouTube動画(高松市美術館チャンネル)にてお聞きいただけます。
(開館時)
(閉館30分前)
(閉館時)
