現在の公会計制度は、現金収支に着目した単式簿記が採用されてきました。しかし、発生主義の複式簿記を採用する企業会計と比べ、過去から積み上げた資産や負債などの状況を把握できないなど行政資産を総合的に管理することが困難とされていました。
本市では、平成20年度決算から総務省が示した「基準モデル」に沿って個々の取引情報を発生主義により複式記帳して財務書類を作成してきました。
28年度決算からは、「統一的な基準に基づく財務書類」の作成に基づき、固定資産台帳の整備や複式簿記の導入による財務書類の作成により、他の自治体との比較が可能となりました。