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菊池寛記念館 文芸講座 withまなびCAN

更新日:2026年5月11日

文芸講座とは

文芸講座とは、郷土が生んだ文壇の大御所・菊池寛を顕彰するとともに、地域文芸の振興を図るため、郷土等において活躍している方々による講座を開催するものです。平成6年に「菊池寛を語る集い」という年8回の講座が催され、平成7年より、テーマを限定せず、文芸全体を取り扱う文芸講座が始まりました。以後、毎年開催しています。皆様の御参加をお待ちしております。

令和8年度 文芸講座

サンクリスタル高松の休館に伴い、会場が高松市生涯学習センター(まなびCAN)となります。
会場:高松市生涯学習センター(まなびCAN)2階 大研修室 
時間:各回共通 13時30分~15時(13時開場)

所在地:高松市片原町11番地1(ことでん片原町駅から南へ徒歩1分)
※講座に関するお問い合わせは、菊池寛記念館(087-861-4502)にお電話ください。
※予約不要(先着60名)、入場無料

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令和8年度文芸講座一覧
日程 テーマ 講師
(敬称略)
プロフィール 講座の概要
1 6/6 令和の日本語を万葉集を通して考える 佐々木 良

作家
株式会社万葉社 代表取締役

香川県は、万葉集と歴史的関わりが深いところです。全4500首中5番目の歌が詠まれ、高松市には重要文化財「天治本万葉集」も伝わっています。柿本人麻呂の歌も残っています。本講演では香川の視点で万葉集を紐解きます。
2 7/4 島崎藤村の文学を新しく読み直す 中山 弘明

徳島文理大学文学部日本文学科教授

島崎藤村という作家は、まさに日本の『文豪』と呼ぶにふさわしい存在です。若き日の『若菜集』や『破戒』、晩年の大作『夜明け前』まで、多くの方は藤村文学と、これまでなんらかの出会いを経験されたのではないでしょうか。その一方で藤村は新生事件という芳しくないレッテルを貼られて来た作家でもあります。この講座では、最近の藤村研究や新たに見つかった資料なども折り込みながら、藤村の文学に「歴史」の視角から新しい光を与える試みです。
3 8/1 『万葉集』防人歌の世界 東城 敏毅

ノートルダム清心女子大学文学部教授

『万葉集』には、天平勝宝7歳(755年)に、大伴家持によって集められた「防人歌」が84首収録されています。本防人歌には、防人の地位・役職を示した肩書と作者名が記載されていますが、この記載と防人歌の内容から、「防人歌」の実態に迫ってみます。
4 9/5 謎解きは<文芸>が死んだあとで 森 晶麿

ミステリ作家

出版界はいま20世紀から続く連載→刊行や単行本→文庫化といった構造が破綻しつつあります。また紙代の高騰による価格の急上昇も待ったなしの状況。そんな中、文学フリマばかりが隆盛を極め業界は羨望の眼差しを注いでいます。出版は文フリ「熱狂」から何を学べるか? そこから見える「文学」の再構築、プロの作家が商用だけではない個人誌(ZINE)を作る新時代文芸構想を語ります。
5

10/3

昭和初期における綴り方
天才少年少女と教師たち

佐藤 明宏 香川大学教育学部特命教授 昭和初期から戦中戦後にかけて、天才綴り方少年少女たちが、マスコミに取り上げられました。そして、その少年少女の綴り方を指導した教師たちも、有名人となりました。そこには教育の素晴らしさと共に、その問題点を垣間見ることができます。
6 11/21 『赤毛のアン』を味読する—緑と赤の表象をめぐって 赤松 佳子

ノートルダム清心女子大学名誉教授

村岡花子による邦題『赤毛のアン』で知られるカナダ小説は、原題を Anne of Green Gablesといいます。題名に緑という色が含まれ、赤毛の主人公と関連付けられているのです。緑と赤という二つの色彩に作者L・M・モンゴメリが込めた意味を探ります。
7 12/5 食い違う証言は何を語るのか—「藪の中」から『羅生門』へ 大石 富美

四国学院大学現代教養学部助教

同じ事件を語るはずの証言が食い違い、真相が見えなくなる—黒澤明監督の映画『羅生門』(1950)と、その原作である芥川龍之介の小説「藪の中」(1922)の特徴です。本講座では当時の社会状況を手がかりに、この奇妙な構造が持つ意味とその変化を読み解きます。

8

令和9年
1/9

芥川賞から見る日本の近現代文学 佐々木 義登 四国大学文学部日本文学科教授 菊池寛が創設した芥川賞。その第一回から現代までの受賞作や候補作を見ながら、近代から現代までの日本文学の流れを概観します。なぜか芥川賞を受賞していない超有名作家たち、太宰治の芥川賞事件、受賞作なしはなぜ起こるのかなど、エピソードを紹介しつつ、日本近現代文学史を追ってみましょう。
9 2/6 島で図書館をするということ—デジタル時代の『紙の本』とコミュニティ 額賀 順子 特定非営利活動法人男木島図書館 理事長 人口約130人の男木島で私設図書館を運営する日々から、デジタル社会における「紙の本」と「場」の価値を考えます。情報が溢れる時代に、あえて島に本を置き、人が集う場を作る意味とは。島での実践を通して見えてきた、これからの人とのつながりをお話しします。
10 3/6

源氏物語の和歌

北原 圭一郎

香川大学教育学部准教授

『源氏物語』には、登場人物によって詠まれた795首もの和歌が含まれています。これらの和歌が、和歌を日常のコミュニケーションの道具としていた平安社会の習俗を踏まえながらも、物語の方法としてどのように活用されているか、具体例を取り上げてお話します。

※一部変更になる場合があります。

主催/高松市・共催/菊池寛顕彰会
お問い合わせ/電話:087-861-4502