更新日:2026年4月27日
今年も早い時期から気温がかなり高くなることが予想されています。
昨年の熱中症による救急搬送は、4月からみられました。
熱中症は気象災害です。夏本番を迎える前に、暑さに慣れるための体力づくりや、エアコン等の冷房機器の運転確認、暑さ対策アイテムをそろえるなど、「備える」ことが大切です。
★特に体温調節が機能が低下したり、十分に発達していない高齢者や乳幼児は、熱中症にかかりやすいといわれています。より一層の熱中症予防と対策をおこなう必要があります。
暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。
今年の四国地方は、5月上旬から暑熱順化が必要なタイミングとされています。
熱中症を防ぐため、今の時期に、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。暑熱順化には個人差がありますが、数日から2週間程度かかるので、余裕をもって早めに体づくりを始めてみませんか?
※下記の内容は、あくまで目安です。個人の体質や体調、その日の気温や環境に合わせて、無理のない範囲で行ってください。また、運動時は水分や塩分を適宜補給して、熱中症に十分に注意してください。
1.ウォーキング・ジョギング
散歩をする、帰宅時に一駅分歩く等、意識して少し汗をかくような動きをしましょう。ウォーキングは1回30分、ジョギングは1回15分、週5回程度が目安です。
2.サイクリング
日頃の移動に取り入れてみましょう。1回30分、週3回程度が目安です。
3.適度な運動
筋トレやストレッチなど、適度に汗をかく運動をしましょう。1回30分、週5回~毎日が目安です。
4.入浴
シャワーだけでなく、湯船にも入りましょう。2日に1回が目安です。
https://www.netsuzero.jp/learning/le15(外部サイト)
平常時は、体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みとなっており、体温調節が自然と行われます。
水分を補給できない、汗が出ない、皮膚から熱が逃げない等の状況になり、体温の上昇と調節機能のバランスが崩れると、どんどん体に熱が溜まってしまいます。このような状態が熱中症です。
【環境省】熱中症予防情報サイト~熱中症の基礎知識~(外部サイト)
【環境省】熱中症環境保健マニュアル ~総論~(2025年7月版)(外部サイト)
熱中症の症状は、重症度により4段階に分類されています。
Ⅰ度からⅣ度にかけて症状は重くなり、Ⅳ度が最も重症度が高いです。
| 重症度 | 症状 | 対処法 |
|---|---|---|
| Ⅰ度 | めまい、立ちくらみ、生あくび、こむら返り |
様子を見守る、涼しい部屋で休息、 |
| Ⅱ度 | 頭痛、嘔吐、体がだるい(倦怠感) |
Ⅰ度の対応をしながら症状が改善しない |
| Ⅲ度 | 意識障害やけいれん発作などの中枢神経症状、 |
入院も念頭に置き、点滴治療 |
| Ⅳ度 | 意識障害かつ深部体温40度以上 | 入院での点滴治療、集中治療室 |
参考:日本救急医学会「熱中症診療ガイドライン」2024
出典:【環境省】熱中症環境保健マニュアル2022
理由としては…
(1)体温調節能力が未発達
(2)身長が低い分、地面からの照り返しの影響を受け
やすい
(3)体調の変化を上手く言葉にすることができない
これらの事から子どもは、大人よりも熱中症になりやすいと言われています。
子どもを熱中症から守るために、以下のポイントを心掛けましょう!
(1)顔色や汗のかき方を観察し、異変に気づく
(2)喉の渇きに応じて適度に飲水できる能力を磨き、水分や塩分を補給する
(3)日頃から暑さに慣れさせる
(4)服装は熱を逃がしやすいようなものを選び、環境に応じて調整する
【環境再生保全機構】熱中症啓発チラシ(小児用)(PDF:1,163KB)
【こども家庭庁】みんなで見守り「こどもの熱中症」を防ぎましょう!(外部サイト)
日常生活で摂取する水分は、1日あたり1.2リットルが目安(食事に含まれる水分は除く)です。また、大量の発汗がある場合は水分だけでなく、塩分も必要です。
日頃の水分補給は、麦茶等のカフェインを含まないものを中心に、スポーツや屋外での作業を行う場合等には、塩分を含んでいるスポーツドリンクも適宜取り入れましょう。ただし、スポーツドリンクは糖分も含んでいるため、摂りすぎると急激に血糖値が上がる場合があるため注意が必要です。
その他、経口補水液はスポーツドリンクに比べ電解質濃度(ナトリウム、カリウム)が高く、糖分の濃度は低く作られています。そのため、普段の水分補給として飲用するものではありません。激しい発汗や下痢・嘔吐などによる脱水症のときに取り入れましょう🌞
※アルコールや、珈琲・紅茶は利尿作用があるため、熱中症予防には不向きです。飲みすぎには注意しましょう。
※高血圧等、持病がある方は、水分量や塩分量が制限されている場合があります。かかりつけの医師にご相談ください
屋内外で気軽に行える脱水症チェックです。水分補給のタイミング等の参考にしてください。
水分不足は尿の色にも反映されます。お手洗いの際に確認してみましょう。
【厚生労働省】働く人の今すぐ使える熱中症ガイド(外部サイト)
○自分で水が飲めなかったり、脱力感や倦怠感が強く、動けない場合
○意識がない(おかしい)、全身のけいれんがあるなどの症状を発見した場合
反応があり、水分も摂れているなど受診に悩む場合は、病院に相談しましょう。
熱中症に限らず、急病やけがの時にすぐに医療機関を受診すべきか、様子を見ても大丈夫なのか相談に乗ってくれます。
『小児救急電話相談』 15歳未満 #8000
『一般向け救急電話相談』 15歳以上 #7119
※24時間受付
熱中症を予防するための指標で、単純に気温だけでなく、湿度や日差しの違いも考慮して熱中症になりやすい状況かどうか分かります。最高気温だけでなく、暑さ指数(WBGT)も参考にすることでより的確に熱中症予防の情報を知ることができます。暑さ指数(WBGT)が、厳重警戒、危険になると熱中症になる人が増えると言われています。※令和8年度の暑さ指数は4月下旬より下記リンク先で確認できます。
左記の二次元コードから環境省のLINE公式アカウントを友だち登録すると、暑さ指数の情報が届きます。
令和6年4月1日に気候変動適応法が一部改正され、深刻化する熱中症による健康被害を防止するため、「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、冷房設備が整っていて暑さをしのぐことができる施設として「クーリングシェルター」を市町村長が指定できることとなりました。対象の施設は、上記リンク先で確認できるので、ご自宅やよく行く外出先の近くの施設をご確認ください。
【問い合わせ先】高松市 環境局 ゼロカーボンシティ推進課(電話:087-839-2393)
厚生労働省では、職場における熱中症予防対策を徹底するため、労働災害防止団体などと連携し、5月から9月まで、「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施しています。職場の熱中症予防対策として、ご参照ください。