更新日:2024年4月1日
発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。
感染から14~21日(平均16~18日)の潜伏期間の後、発熱、発疹、リンパ節腫脹(耳介後部、後頭部、頚部)が出現しますが、発熱は風しん患者の約半数にみられる程度です。また、不顕性感染(感染症状を示さない)が15%程度存在します。
風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、出生児が先天性風しん症候群(※)を発症する可能性があります。
飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。
予防接種が最も有効な予防方法といえます。ワクチンを接種することによって、95%以上の人が風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで、1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。さらに、接種後年数の経過と共に免疫が低下してきた人に対しては、追加のワクチンを受けることで免疫を増強させる効果があります。
免疫のない女性が妊娠初期に風しんに罹患すると、風しんウイルスが胎児に感染して、出生児に先天性風しん症候群(CRS)と総称される障がいを引き起こすことがあります。CRSの3大症状は先天性心疾患、難聴、白内障です。
CRSの予防で重要なことは、十分高い抗体化を保有することであり、風しんに対する免疫が不十分な女性は風しんを含むワクチンで免疫を付ける必要があります。
本市では、「第3期かがわ健やか子ども基金補助金」を活用し、妊娠を希望する女性及びその配偶者等を対象に、風しん抗体検査の無料実施と風しん予防接種の一部補助を行っています。十分な免疫がない場合は、予防接種を受けることをご検討ください。
風しん抗体検査及び風しん予防接種費用の助成を受けることができる方は、抗体検査及び予防接種当日において高松市に住民登録している方で、次のいずれかに該当する方です。
(1)妊娠を希望する女性
(2)(1)の配偶者及び同居人
(3)風しんの抗体価が低い妊婦の配偶者及び同居人
ただし、過去に風しん抗体検査を受けた結果、十分な量の抗体があることが判明し、風しんの予防接種を行う必要がないと認められる方は除く。
※抗体検査・予防接種ともに、費用の助成は一人1回限りです。
令和6年4月1日から令和7年3月31日までの接種分とします。
高松市から委託を受けた医療機関
※高松市在住の方は、下記協力医療機関での抗体検査・予防接種のみ、本事業の補助対象になります。高松市外の医療機関では補助の対象になりませんので、ご注意ください。
風しん抗体検査・風しん予防接種事業協力医療機関一覧 (PDF:1,040KB)
医療機関によっては予約が必要な場合がありますので、受診を希望する医療機関に事前に電話でお問い合わせください。