更新日:2024年3月21日
本市では、地域農業の現状と課題を踏まえ、平成28年3月に本市農業振興の基本方針等を示した「高松市農業振興計画」を策定し、令和5年度を目標年度として、各種施策・事業を実施してきました。
しかしながら、農家数の減少や農業従事者の高齢化による労働力不足や遊休農地の増加、自然災害の激甚化、世界情勢の不安定化による資材価格の高騰など、農業を取り巻く状況は更に厳しくなっています。
また、社会・経済情勢についても、少子・超高齢化の更なる進行や新型コロナウイルス感染症の感染拡大による生活様式の変化など、様々な変革期を迎える中、本市では、このような状況の変化や、新たな課題などに対応しながら、これからの農業振興の目標、基本方針等を明確にし、その実現に向けて各種農業振興施策を実施するため、新たな「高松市農業振興計画」を策定しました。
・計画期間:令和6年度~令和13年度
本市農業の目指すべき姿「創造性豊かで持続可能な農業」の実現に向けて、次のとおり4つの基本方針をもとに施策を展開します。
1 人づくり(農業を担う者の確保・育成)
主となる担い手農業者の確保・育成とともに、農業生産活動を下支えする多様な農業人材の確保・育成を推進し、次世代へ繋げるための安定的かつ持続的な農業経営を推進します。
2 ものづくり(生産振興と販売促進)
高松の伝統的特産品である「高松盆栽」の振興や「高松産ごじまん品」の育成を推進するとともに、県オリジナル品種等の農産物の産地育成や販売促進に取り組みます。
3 基盤づくり(生産基盤の整備)
地域における農地の効率的かつ総合的な利用を図るため、「地域計画」の推進に取り組むとともに、遊休農地の解消やスマート農業の導入推進、ほ場整備等の農業生産基盤の整備を推進します。
4 地域づくり(農村地域の振興)
農村地域の振興のため、都市と農村の交流や女性の活躍を促進するとともに、地域の食を支える観点から、食育・地産地消を推進します。
また、農村地域の保全・管理として、多面的機能の維持・発揮や鳥獣被害防止対策を推進します。
高松市農業振興計画の詳しい内容は下記からダウンロードできます。