更新日:2021年9月1日
量販店等において販売されている「あじ」などのパックに、適切な処理が行われていないフグが混入していた事例が全国的に報告されています。
また、他県において、魚介類販売業を廃業した事業者が、未処理のふぐを一般消費者に店頭販売していた事例がありました。
フグにはテトロドトキシンと呼ばれる毒を有するものがあり、適切な取り扱いがなされていない場合、人の健康に極めて重大な影響を及ぼす可能性があります。したがって、有毒部位が除去されていない未処理のフグを、一般消費者に販売することは禁止されています。
魚介類を販売する際には、有毒魚の選別・除去を徹底し、フグの混入に注意してください。
万が一、店頭で未処理のフグを見かけた場合、購入店や最寄りの保健所等までお知らせください。
フグ注意リーフレット1
フグ注意リーフレット2
市内において平成23年4月、平成24年10月に、自ら釣ったふぐを調理して食べ、数時間後、手足の痺れ、呼吸困難等を発症し、救急車で病院に搬送されるという食中毒事件が発生しました。
素人が調理することは大変危険なので、絶対にやめましょう!
ふぐの毒は、テトロドトキシンと呼ばれ、毒力が大変強く、青酸カリの約1000倍ともいわれる猛毒です。
また、ふぐの種類や部位などによって含まれる毒の量に違いがあり、その毒性に個体差があったり、季節による差が見られたりします。
300度の加熱でも分解しないので、煮たり焼いたりしても無くなりませんし、水にあまり溶けないため水さらししても無毒化することはできません。
ふぐの毒は神経を麻痺させる作用があり、有毒部位を食べるとおよそ20分~3時間後に口や指先のしびれが始まり、やがて麻痺が全身に及び、場合によっては呼吸困難により死亡します。
(1)釣ったふぐを自家調理しないこと!
(2)種類がわからないふぐは調理したり、食べたりしないこと!
(3)特に、卵巣や肝臓などの内臓は、ふぐの種類に関わらず、絶対に食べないこと!
(4)ふぐは、ふぐ処理師の免許を持つ人が調理したものしか食べないこと!
ふぐの調理には、正しい知識と技術が必要です
素人調理は絶対にしないようにしましょう