特別企画「藤安淳展 かさなるひかり」
2025年1月21日(火曜日)~2025年3月16日(日曜日)
特別企画「藤安淳展 かさなるひかり」
《Layered Lights #006》 2023年
《Layered Lights #007》 2023年
本展では、これまでのシリーズとは異なる手法で撮影された《Layered Lights》を図書コーナーに展示します。タイトルに含まれている「光」は色や明暗、陰影を生み出し、その働きによって私たちは対象を知覚できます。光なくして写真も存在し得ません。藤安は、この視覚の根源的な要素である光を通じて、「見ること」や「在ること」の意味を問い直します。
また、本は私たちの思考や感情に深く関わる存在です。光と本は、それぞれ違う方法で私たちが世界を理解するための手がかりといえるでしょう。これら二つの要素が織りなす展示空間では、それぞれが独立しているようでありながらも、互いに作用し合うことで関連性が浮かび上がり、「存在」に対する観る者の認識や感覚に揺さぶりを与えます。私たちは物事を表層的に捉えがちですが、重層的な色彩を見るなかで、その本質に触れ、多面的な視点が得られるかもしれません。
光と本が響き合う空間で、その体験をぜひお楽しみください。
展覧会基本情報
会期:
2025年1月21日(火曜日)~2025年3月16日(日曜日)
休館日:
月曜日(ただし、2月24日(月曜日・振休)は開館、2月25日(火曜日)は休館)
開館時間:
午前9時30分~午後5時(入室は閉館30分前まで)
(ただし、2月1日(土曜日)以降の金曜日・土曜日は午後7時閉館)
会場:
美術館1階図書コーナー
観覧料:
無料
主催:
高松市美術館
協力:
The Third Gallery Aya
お問い合わせ先:
高松市美術館(087-823-1711)
藤安 淳 略歴
1981年、東京都生まれ。2005年、同志社大学経済学部卒業 。2007年、写真表現大学修了。現在、京都市在住。主な個展に2023年「かさなるひかり」光兎舎(京都)、2019年「Sense of Wonder」京都国際写真祭 KG+SELECT、元淳風小学校(京都)、2017年「empathize」The Third Gallery Aya(大阪)など。主なグループ展に2021年「人間より大きな世界へ」榕异(ロンイー)美術館(上海、中国)、2019年「至近距離の宇宙 日本の新進作家 vol.16」東京都写真美術館、2019年「double trouble/double grins/is it so with/twins」Lothringer13 Halle(ミュンヘン、ドイツ)など多数。
関連イベント
アーティスト・トーク「作品が生まれるまで―モダニズム、絵画、建築、そして写真―」
出演:
藤安 淳
ゲスト:
速水 惟広(T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO/T3 PHOTO ASIA ファウンダー)
開催日時:
2月8日(土曜日)
午後2時~午後3時30分
会場:
美術館1階講堂
定員:
100名(申込不要)
受講料:
無料
速水 惟広 略歴
雑誌編集長やギャラリーディレクターを経て、2017年に上野公園にて「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」を開催。その後、2020年より東京駅東側エリアに舞台を移す。2024年よりフォトフェスティバルに加えてアートフェア、育成事業からなる包括的な写真プロジェクト「T3」を設立。写真集や写真展のプロデュース、キュレーションなどのほか、海外の国際写真祭やアワードにおける審査員やレクチャーなど多数。日本大学芸術学部写真学科非常勤講師。
親子ワークショップ 「きってみる!はってみる!」
(制作例)
講師:
藤安 淳
内容:
《Layered Lights》をプリントした透明フィルムを好きな形に切り貼りして模様を作ります。
完成したら懐中電灯やスマホのライトで照らし、壁や天井に現れる模様をみて楽しもう。
開催日時:
3月2日(日曜日)
(1)午後1時30分~午後2時30分
(2)午後3時30分~午後4時30分
会場:
美術館3階講座室
対象:
2歳以上(小学2年生以下は必ず保護者同伴でお願いいたします。)
定員:
各回10名(要申込・抽選)
参加費:
1,000円(材料費500円含む)
申し込み方法:
※受付は締め切りました。
高松市美術館SNS
美術館の裏側やワークショップなど関連イベントのレポートなど、高松市美術館情報を配信しています。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
