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2019年度 第2期常設展

〔常設展示室1〕Colors-いろいろないろ

〔常設展示室2〕現代工芸-真子実也を中心に

常設展


小野耕石《Hundred Layers of Colors》2016年

【常設展示1】 Colors-いろいろないろ

 世界はたくさんの色であふれています。私たちは日常的に数限りない色を目にし、時にはその色から温度や味を連想することもあります。アートの世界でも色はとても重要で、その使い方は十人十色です。本展では、「色」に着目し、単色の作品、いくつかの色を組み合わせた作品、たくさんの色を使った作品などを紹介します。

 福岡道雄は《モジリ》や《河原》などの黒一色の彫刻作品で、清らかな水面や思い出の風景を表現します。橋本雅也による《モウソウチク》《ダッチアイリス》は鹿の角や骨から彫り出されており、その白さが儚さを感じさせる作品です。斎藤義重の《ボオパン》は単色の作品を組み合わせることで、色による印象の違いを伝え、山田正亮や岡田謙三らは一つの画面のなかで複数の色による構成を組み立てています。さらに小野耕石の《Hundred Layers of Colors》は見る位置によって色の見え方が変わる作品です。

 色の使い方がさまざまなように、色の感じ方も人それぞれです。ぜひ展示室で「色」が織りなす世界をお楽しみください。


真子実也《或る日》1961年

【常設展示室2】現代工芸-真子実也(まなごじつや)を中心に

 「現代工芸」は「伝統工芸」に対置するものとして、昭和初期に山崎覚太郎(やまざきかくたろう)が奨励した活動で、時代に即した新しい漆工芸を目指すものです。中央で生まれたこの思想はやがて地方にも伝えられ、香川では若手作家が中心となって現代工芸に積極的に取り組みます。真子実也も現代工芸の世界で作品制作をした作家のひとりです。

 真子は1919年に大川郡に生まれました。1937年に香川県立工芸学校を卒業すると、青松園工房で磯井如真(いそいじょしん)に師事。1949年に明石朴景(あかしぼっけい)らと「うるみ会」を結成し、仲間と切磋琢磨しながら戦後の新しい工芸を目指します。1961年に第4回日展で《或る日》が特選となり、1962年には第1回日本現代工芸展《漆パネル こころみ》が現代工芸賞を受賞、1967年第10回新日展に《スクリーン むつごと》を出品しました。その絵画的な表現やオブジェ作品は現代工芸の代表的な表現であり、後の世代に引き継がれました。

 本展では、今年生誕100周年を迎える真子の作品を中心に、現代工芸に取り組んだ8作家14作品を紹介します。新しい表現へ挑み続けた作品をお楽しみください。

展覧会基本情報

会期:
2019年6月29日(土曜日)~9月23日(月曜日・祝日)

会場:
1階常設展示室
 
休館日:
月曜日
(但し、7/15(月曜日・祝日)、8/12(月曜日・振替休日)、9/16(月・祝日)、9/23(月曜日・祝日)は開館、
7/16(火曜日)、9/17(火曜日)は休館)

開館時間
午前9時30分~午後5時(但し、特別展開催期間7月17日~9月1日の火曜日~土曜日・祝日は午後7時まで)
 
主催:
高松市美術館
 
観覧料:
【一般】 200円(160円) ※65歳以上無料
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料
高松市キャンパスメンバー制度に加盟する大学の学生は、学生証提示で観覧料免除
※共通定期観覧券についてはこちらから
 
お問い合わせ先:
高松市美術館
電話:087-823-1711
 

関連イベント

ギャラリートーク

開催日時:
2019年9月7日(土曜日)午後2時~
 
会場:
1階常設展示室
 
入場料:
無料(ただし観覧券は必要です)
 

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