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2022年度 コレクション展2

コレクション展

〔常設展示室1〕色彩との出会い-瀬戸内国際芸術祭2022参加作家を中心に

 美術家たちは、自身の表現したい作品に合わせて様々な色を用いてきました。同じ色調でも素材や形態、組み合わせによってその色は全く印象違って見え、作者の個性や思い入れを感じることができるでしょう。本展では、色彩をテーマに高松市美術館のコレクションから11作家22点を紹介します。「カワイイ」や「ピンク」をテーマに少女文化に着目した作品を制作する西山 美なコの《untitled 》は、レースのように象った立体作品の裏面に塗ったピンクを壁に反射させ、ほのかな色彩を見せています。土や埃、道路の白線など身近な素材を用いて様々な場所で絵画制作する淺井 裕介は、《世界の根っこにある大事な唄》で4種類の土を素材としてその色の違いを活かしながら、表現しています。《虹》では、作者の大岩 オスカールがニューヨークに拠点を移そうと現地に降り立った際に見た風景が、鮮やかな色彩で幻想的に描き出されています。
 本展の出品作家たちは、同時期に瀬戸内海の島々を会場として開催されている瀬戸内国際芸術祭2022の参加作家です。サイトスペシフィックに表現された瀬戸芸出品作品とも併せてお楽しみください。

淺井 裕介《世界の根っこにある大事な唄》
©Yusuke Asai
courtesy of The Hakone Open_Air Museum,URANO
撮影:佐藤 祐介

〔常設展示室2〕讃岐漆芸にみる四季

 讃岐漆芸の作品には花や植物、鳥や虫が多く登場し、様々に四季が感じられます。生活の中に息づく工芸品は、季節に合わせたモティーフが選ばれてきました。本展では、高松市美術館のコレクションから11人24点の季節を感じられる作品を紹介します。
 大谷 早人の《籃胎蒟醤 十二角食籠 蝶蜻蛉》、《籃胎蒟醤 文箱》では、両方とも夏の終わりに空を飛び交う秋の季語でもある蜻蛉があしらわれていますが、前者は残暑に涼感を与える繊細な彫りと青を基調とした色合いを用い、後者は秋の訪れを告げる蜻蛉を夕焼け空にシルエットで表し、多彩な景色を籃胎蒟醤の技法で見せています。山下 義人による《蒟醤箱 水烟る》は、冬の朝、外気が冷たいため水烟がたつさまが蒟醤で表現され、清新な印象を与えます。太田 儔の《籃胎蒟醤 茶箱 春彩》は、幾何学的な模様とパステル調の淡い色合いで春を感じさせます。《海芋図棚》に大胆に配されたオランダカイは、作者の明石 朴景が、和歌山県海南にて春に咲く花を取材したといいます。作家たちが凝らした様々な技法とともに、讃岐漆芸に表現された春夏秋冬をお楽しみください。

大谷 早人《籃胎蒟醤十二角食籠 蝶蜻蛉》
撮影:高橋 章

展覧会基本情報

会期:
2022年9月8日(木曜日)~11月13日(日曜日)
(※会期が当初(9月8日(土曜日)~11月6日(日曜日)より変更となりました

会場:
1階常設展示室
 
休館日:
月曜日(ただし、9月19日(月・祝日)及び10月10日(月・祝日)は開館、9月20日(火曜日)及び10月11日(火曜日)休館)

開館時間
午前9時30分~午後5時
(ただし、特別展開催期間中(10月1日~11月6日、11月12日~13日)の金曜日・土曜日は、午後7時まで)
 
主催:
高松市美術館
 
観覧料:
【一般】 200円(160円) 
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者(または障害者手帳アプリ「ミライロID」提示)は入場無料
高松市キャンパスメンバーズ制度加盟大学等の学生証所持者は無料
※共通定期観覧券についてはこちらから
 
お問い合わせ先:
高松市美術館
電話:087-823-1711
 

関連イベント

ギャラリートーク

開催日時:
2022年9月17日(土曜日)午後2時~

会場:
1階常設展示室

聴講料:
無料(ただし観覧券は必要です)
 

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高松市美術館公式サイト

〒760-0027香川県高松市紺屋町10番地4
電話:087-823-1711 ファックス:087-851-7250
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