2010年10月3日 「水の空間をつくってみよう!」
10月3日。現在開催中の展覧会「高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.01~もうひとつの・カーニバル~」に関連したワークショップ「水の空間をつくってみよう!」が行われました。
講師は展覧会にも出品している作家のカミイケタクヤさん。
今回のワークショップは、透明の瓶の中に小さなモノたちを入れ、ペインティングをし、水を流し込んでみようというもの。
まず初めに目をつむってくださいと、カミイケさん。
目をつむったみんなにたくさんの質問をします。
「好きなものはなんですか?」、「好きな虫はなんですか?」、「好きな色はなんですか?」
ひとりひとりが頭のなかで、自分の好きな世界を思い浮かべました。
見本や説明にしばられないで自由に作ってほしい、というカミイケさんならではのワークショップ。
最初はとまどっていたみんなの手も徐々に動き出しました。
さあ、なんでもありの作品づくり!どんな水の空間をつくる?
瓶のなかに水を入れる前に、塗ったアクリル絵具やボンドをドライヤーで乾かします。
ボランティア「civi」のスタッフたちが乾かしてくれている間、みんなで二階の展示室のカミイケさんの作品をみにいきました。
暗くて静かな場所…ここはどこかなあ?
枕木やレールに古い家、大きな絵もあるよ…他に何がある?
実はこの部屋全部がカミイケさんの作品です。(右写真)
カミイケさんが作品について説明してくれます。
「かつて誰かが住んでいた家が海に沈んでいく。沈んだ先は線路の上。そこを列車が突き抜けていく。…」そんなストーリがこの作品にはあるみたいです。
カミイケさんも水の中の空間を作っていたんだね。
では、講座室に戻って作品に水を入れて完成させてみよう!
あら不思議。水を入れるとペタっと塗ったはずのアクリル絵具がフワフワとワカメのように水に浮いてきました。
想像どおりのものができたかな?それとも全く違う世界だったかな。
みんな自分の作った小さな水の空間を、両手で大切にそうに持って見せてくれました。
どれも素敵に出来たね!
カミイケさん曰く、家でも簡単にできるのでやってみてね。
この日作った、作品のいくつかを3階の講座室に10月24日まで展示してありますので、みなさん見にきてくださいね。
参加者のみなさん、そしてカミイケさんありがとうございました!
