高松市美術館開館35周年記念　特別企画「川島猛展」

2023年9月23日（土曜日・祝日）～2023年11月12日（日曜日）

　香川県出身の現代美術家、川島 猛。モダンアートが渦巻くニューヨークに新天地を求めて飛び込んだのは1963年のこと。それから53年間、ニューヨークを活動拠点に、ワーデル画廊での個展や、ニューヨーク近代美術館に作品が永久収蔵されるなど高い評価を受けると同時に、日本でも、当館をはじめ美術館やギャラリーで個展を開催する等国内外の人々を魅了し続けてきました。紋章のように描かた〈レッド・アンド・ブラック〉シリーズから時代を追うごとに画風や使う素材が変容しても、最新作〈宇宙〉シリーズまで一貫して、人間への興味、生命の謳歌がテーマとして通奏しています。
　川島は2016年にニューヨークから郷里高松に拠点を移し、瀬戸内海が見渡せる場所にアトリエ兼ミュージアム「川島猛アートファクトリー」をオープンさせ、今もなお制作に余念がない日々を送っています。
　この度の展覧会は、高松市美術館開館35周年を記念すると共に川島が渡米してから60年間の仕事の軌跡を振り返るもので、展示室のほか、エントランスホール、ブランチギャラリー（高松丸亀町商店街内）にて、川島のバラエティに富んだ作品の数々が展示されます。《N.Y.20》（1965年、高松市美術館蔵）や《宇宙環Ⅷ》（2017-19年、作家蔵）など代表作はもちろん、川島が手掛けた高松国際ピアノコンクールのポスターや、高松市内の様々な施設にあるパブリックアートの写真や制作資料も紹介します。また、昨年度寄贈を受けた版画や小作品もお披露目いたします。それぞれの作品から川島の人間賛歌をお楽しみください。

協力：公益財団法人 川島猛アートファクトリー

会期：
2023年9月23日（土曜日・祝日）～2023年11月12日（日曜日）

休館日：
月曜日（ただし、10月9日（月曜日・祝日）は開館、10月10日（火曜日）は休館）
ブランチギャラリーは常時観覧可。

開館時間：
午前9時30分～午後5時（入室は閉館30分前まで）
（ただし、金曜日・土曜日は午後7時閉館）

会場：
高松市美術館1階常設展示室1、エントランスホール、ブランチギャラリー（高松丸亀町商店街内「しごとプラザ」ショーウィンドー）

観覧料：
【一般】200円(160円)　
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※（　）内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者（または障害者手帳アプリ「ミライロID」提示）は入場無料
※高松市キャンパスメンバーズ制度加盟大学等の学生証所持者は無料
※共通定期観覧券についてはこちらから

主催：
高松市美術館

協力：
公益財団法人 川島猛アートファクトリー

お問い合わせ先：
高松市美術館（087-823-1711）

開催日時：
2023年10月21日（土曜日）午後2時～
会場：
1階常設展示室1

聴講料：
無料、予約不要（ただし観覧券は必要です）

1930年高松市生まれ。香川県立高松工業学校（現香川県立高松工芸高等学校）航空機科入学、機械科卒業。54年武蔵野美術学校（現・武蔵野美術大学）油絵科に入学。同校を中退し、56年に代々木絵画研究所に通う。63年に渡米し、ニューヨークを拠点に作品発表を続ける。瀬戸内国際芸術祭2010での男木島における作品展開をきっかけに、16年には活動拠点を故郷高松に移す。帰国後、川島猛アートファクトリーが設立され、2019年にはミュージアムとして開館し、作品を公開している。

美術館の裏側やワークショップなど関連イベントのレポートなど、高松市美術館情報を配信しています。

Facebook（外部サイト）

Instagram（外部サイト）

twitter（外部サイト）

YouTube（外部サイト）