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高松アオハルめぐり(広報高松5月号掲載)

更新日:2024年1月18日

目指すは全日本ジュニア・国体W出場                                                                     ~愛馬と築く信頼関係 言葉を超えたコミュニケーション~

 人馬が共に呼吸を合わせながらと駆けていく姿が優美な「馬術競技」。

 大手前高松高等学校2年生の中村さんは、数ある馬術競技のなかでも、人馬一体となって障害物を飛び越える障害馬術競技の魅力に惹かれ、小学校5年生の時から障害馬術競技を始めました。

 「漫画をきっかけにこの競技に興味を持ちました。初めて馬に乗った時は、怖いよりも面白いという気持ちが強かったです」

 現在、中村さんは約1年前から美しい鹿毛が魅力的な馬とパートナーを組んで練習に励んでいます。馬の名前は「QUIDOSOⅡ(クイドゥーソセカンド)」。

 みんなからはドゥーソの愛称で親しまれています。

 「ドゥーソは1.6mの障害物を飛び越えるほど馬力のある馬です。馬体は大きいですが、とても甘えん坊で、本当に優しい馬なんです。彼の仕草、全部が可愛いです。甘いものが好きで、金平糖が大好物なんですよ」と、中村さんが笑顔で話すと、ドゥーソは中村さんの腕に額を擦り寄せ、甘える仕草を見せてくれました。

 しかし、練習になると、一変、中村さんの表情とともにドゥーソの表情も引き締まります。互いの気持ちを擦り合せるかのように、一歩一歩、ゆっくりと馬場を歩き始めると、時折、ブルルッと鳴き、気合いが高まるドゥーソに「今日も頑張ろう」と首をポンポンと叩く中村さん。

 そして「いち、に、さん、いち、に、さん」と小さな声で呟きながら、障害物までの距離とドゥーソの歩幅を合わせると、スッと大きな馬体が宙を舞い、静かに着地すると、そのままの勢いで次の障害物まで走り、飛び越えていきました。

 「馬の気持ちを汲み取りながら、上手く導いていくのが馬術競技の難しさでもあり、面白さでもあります。ドゥーソの能力を最大限引き出すために、もっと自分自身も成長しないといけないと思います。そして、今年こそドゥーソと一緒に全日本ジュニアと国体に出場したいです」

 汗ばんだドゥーソの体を拭きながら、中村さんは力強く目標を語ってくれました。

 人馬が心を1つにゴールを目指す馬術競技。言葉は通じなくても互いを信じ合う中村さんとドゥーソのコンビなら、きっと、どんなに高い目標でも飛び越えられることでしょう。

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