更新日:2025年3月4日
令和6年度節水標語優秀作品
<最優秀賞>
・「なんしょんな 出しよるその水 とめましょう!」 高松市立国分寺南部小学校 木曽 公輔さん
<優秀賞のうち2作を紹介します!>
・「ありがとう 水がくらしを ささえてる」 高松市立多肥小学校 池内 湧和さん
・「節水は みんなの問題 みんなの未来」 高松市立新番丁小学校 清水 あかりさん
(氏名の五十音順、学校名は受賞時のものです。)
本市の年間降水量の平年値※は1,150.1ミリメートルです。
これは観測データのある四国の県庁所在地の平均(約1,897ミリメートル)と比較して約6割であり、全国的にも雨が少ない地域と言われています。
※観測データの「平年値」とは、過去30年間のデータを平均した値のことです。
平年値は10年ごとに計算し、(現在は1991年から2020年までのデータ)2030年までは現在のデータを使用します。
本市周辺には大きな川がないため、川の水を利用して貯水量の大きなダムを作るのは難しいのが現状です。
上水道用として使っている主な自己処理水源は、「内場ダム」と「御殿貯水池」などで、市全体の約56パーセントは吉野川(早明浦ダム)から導水した香川用水に依存しています。
高松砂漠の再来と言われた平成6年の異常渇水では、厳しい節水生活を体験しました。
また、“四国の水がめ”早明浦ダムは、令和3年に2年ぶりの取水制限が行われました。
生活様式の高度化、核家族化等の進行により、水の使用量は近年、増え続けてきました。
令和元年度の市全体の一人一日当たりの使用量は、300リットルで、昭和40年当時(162リットル)と比べて約2倍になっています。
平成6年の異常渇水以降、節水対策の取組み等により、水需要は横ばい状況にありますが、いざ渇水となると、現在の水道水源だけでは不足することが予測されます。
工業用水や農業用水の転用、下水処理水の河川への還流利用も検討課題としています。
ため池の整備、かさ上げなどを行い.貯水量をふやしたりしています。
ダム周辺の植樹の推進、水源地域の地下水の涵養や水源林の保全を促進しています。
海水の淡水化が研究されていますが、コストの点など引き続き調査検討がされています。
学校、文化・スポ-ツ施設を中心に、順次、井戸の整備と利用を進めています。
家庭や事業所で実践しています。
本市では、公共施設での雨水利用を進めると同時に、市民・事業所などを対象に、雨水利用促進助成制度を設け、雨水利用の普及を推進しています。
下水処理水の有効利用を図るため、平成6年度から下水処理水を浄化した再生水を供給しています。
(再生水供給量 最大1日あたり1,400トン)
令和3年4月1日現在、下水処理水循環モデル事業による施設を含め、JR高松駅など62施設に送水しています。