本市では、「文化芸術を通して、市民が生き生きと心豊かに暮らせるまち、高松」を実現するため、高松市文化芸術振興条例を平成25年12月に制定し、この条例を確実に推進するため、平成27年3月に、文化芸術の振興に関する基本的な方針等を定める「高松市文化芸術振興計画」を策定しておりました。 その後、令和元年度から5年度までを計画期間とする「第2期高松市文化芸術振興計画」を策定し、様々な施策を展開してきました。
　この間、新型コロナウイルス感染症の影響を始め、本市の文化行政を取り巻く状況は大きく変化しており、そのような中であっても、文化芸術の振興を着実に推進し、多くの市民が、真に文化芸術が持つ楽しさと心の豊かさを共有できるよう、令和6年度からの「第3期高松市文化芸術振興計画」を策定しました。

　本計画の期間は、令和6年度から10年度までの5年間とします。なお、具体的な取組項目については、社会情勢や市民ニーズの変化等に応じ、適宜見直しを行うものとします。

【目指すべき都市としての姿】
「文化芸術を通して、市民が生き生きと心豊かに暮らせるまち、高松の実現」

【4つの方針】
方針1　はぐくむ・いかす　～市民を始め、文化芸術の担い手の自主性や創造性を十分に尊重する～

方針2　であう・ひろがる　～誰もが、文化芸術に広く親しむことができる環境を整える～

方針3　つなぐ・あむ　～文化芸術の担い手が協働し、個性豊かで魅力に満ちた創造都市高松を創出する～

方針4　つたえる・たのしむ　～伝統を継承するとともに、新たな文化芸術を享受・創造する～

上記、目指すべき都市としての姿の実現に向けて、4つの方針に基づき、文化芸術の振興を推進していきます。

　4つの方針に基づき展開した結果として、その成果を総合的に判断する指標と数値目標を、次のとおり定めました。
【指標】　【現状値（令和5年度）】→【目標値（令和10年度）】

・「自分自身が文化芸術活動をした」人の割合　17.0％　→　30％
・「文化芸術を鑑賞した」人の割合　　　　　　51.9％　→　60％
・「文化芸術が盛んなまちだと思う」人の割合　48.5％　→　65％
・「市の取組に対し満足だと思う」人の割合　　47.7％　→　55％

※計画の策定に当たり実施したアンケート調査と同様の調査を実施し、成果を検証するものです。