更新日:2025年11月19日
日時:令和7年11月11日(火曜日)11時30分~11時53分
場所:市役所本庁舎13階 大会議室
(1)南昌市への公式訪問団の派遣について
それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
報告事項の前に、先日、プレスリリースいたしました、「自分らしく生き抜くために『人生会議』はじめてみませんか?in香川」の開催について、お話をさせていただきます。
「人生会議」とは、人生の最終段階において、自分がどのような医療やケアを受けたいかなどを、事前に家族や医療・介護の専門職と繰り返し話し合うプロセスです。
本市では、この「人生会議」の普及啓発に取り組んでおり、今回、市民の皆様に理解を深めていただくために、厚生労働省主催、香川県と本市が共催してコラボイベントを開催いたします。
このイベントの内容でございますが、筑波大学附属病院の浜野 淳先生による「人生会議」に関する「基調講演」のほか、元バレーボール女子日本代表の大山 加奈さんを、ゲストにお招きしての「トークセッション」や、エンターテイメントとして、本市出身で落語家の桂 福枝さんによる「オリジナル落語」を行う予定としております。
開催日時は、11月24日(月曜日)の午後2時からとなっております。場所は、レクザムホール大ホールで、参加費は無料でございます。
申込みは、11月20日(木曜日)までとなっておりますが、当日参加も可能ということですので、奮って多くの方に御参加いただきたいと思っております。詳細につきましては、厚生労働省のホームページに掲載しておりますほか、本市の長寿福祉課や各総合センター、支所、出張所等に設置しております、イベントチラシを御確認いただきたいと存じます。
是非、多くの方に参加していただき、今後、訪れるかもしれない、命の選択を迫られるような「もしものとき」の医療やケアについて、家族や地域で考える機会やきっかけとしていただきたいと存じます。周知方、よろしくお願いいたします。
それでは、報告事項に移りたいと思います。スライドを御覧ください。
本日は、「南昌市への公式訪問団の派遣について」の1件でございます。
本市と中華人民共和国の南昌市とは、平成2(1990)年に友好都市提携を締結して以来、「公式訪問団」や「中学生親善研修生」の相互派遣、「青少年訪問団派遣」などの事業を通じて、文化・教育・経済など、幅広い分野において、継続的に多様な交流を行っているところでございます。
このような中、今年は、友好都市提携35周年を迎える節目の年でございまして、本年7月には、南昌市の「高 世文市長」を団長とする「南昌市公式訪問団」及び「企業訪問団」の皆様を本市にお迎えし、「高松市・南昌市友好都市提携35周年記念式典」を開催するなど、共に両市のこれまでの交流の歴史をお祝いしたところでございます。
この度、南昌市からの要請もございまして、本市としても「高松市公式訪問団」を派遣することといたしました。訪問団は、私を団長、市議会議長を副団長といたしまして、随行職員2名を加えた4名で組織し、11月20日(木曜日)から23日(日曜日)まで、4日間の行程で南昌市を訪問いたします。
また、「公益財団法人高松市国際交流協会事業」として、市民親善訪問団の皆様約30名も、公式訪問団と一緒に南昌市を訪問することになり、両市の市民の皆様と共に、盛大に記念すべき節目の年をお祝いしたいと考えております。
なお、市民親善訪問団の出発に当たりまして、11月20日(木曜日)10時30分から「高松空港付属棟2階大会議室」において、出発式を開催いたします。
また、南昌市では、高市長を表敬訪問し、対面にて共に友好都市提携35周年を祝うとともに、両市間の今後の交流等について会談する予定としております。
このほか、「高松・南昌友好会館」において開催する「提携35周年記念式典」への参加や「南昌市内の先進企業への訪問」、「歓迎夕食会」への参加などを予定しております。
本市といたしましては、派遣事業を始めとする様々な事業を通じて、更に両市の友好親善を深め、今後の交流の一層の充実につなげてまいりたいと存じます。
私からは、以上でございます。
【記者】
「瀬戸内国際芸術祭2025」が閉幕したが、市長としての受け止めと所感
また、高松港-女木島航路で、満員により積残しが発生した。今後の混雑緩和に向けた対策や検討事項などはあるか
【市長】
今、お話にございましたように「瀬戸内国際芸術祭2025」が、11月9日(日曜日)に閉幕を迎えました。まずもって、この運営に御協力いただいた地域の方々、こえび隊を始めとしたボランティアサポーターの皆様、交通事業者など、関係する皆様に感謝を申しあげたいと思いますし、多くの来場者に全国各地、また、海外からも来ていただきました。観光客として来ていただきました来場者の皆様にも、感謝申しあげたいと存じます。ただ、夏の酷暑対策やフェリーの積残しなど、一部課題は残ったと考えておりますが、総じて言いますと、成功であったと思っております。
秋会期は、非常ににぎわったわけでございます。来場者数は、現在、取りまとめ中とお聞きしておりますが、前回がコロナ禍での開催となりましたので、それに比べたら非常に春・夏も盛況だったということで、秋も更に好調さが続いたと考えています。
全会期を通して来場者も増加し、海外、特にアジアからの来場者が多かったと感じております。秋会期にも、非常に多くの方にお越しいただきました。
ただ、課題もいくつか残ったわけでございます。特に秋会期が非常に混雑しまして、一部で御希望の船便に乗れない状況も発生し、船会社に臨時便を出していただき対応するといった日も何日かあったということです。
瀬戸内国際芸術祭実行委員会が、公式ウェブサイトや公式アプリで混雑予想を発信し、平準化への御協力を呼び掛けたところでございます。
一方で、会場の多くが島であるため、交通手段が限られるほか、来場者の受入れにも限界があることなどから、引き続き、オーバーツーリズム対策などの混雑緩和に向けた取組を講じていく必要があるものと存じます。
それにつきましては、今回のアンケート調査や、いろいろな声を総合的に勘案して対策を講じ、3年後につなげていくべきと考えているところです。今後、課題を整理するなどの検討をされると伺っており、それに従い、改善を図ってまいりたいと存じます。
【記者】
<瀬戸内国際芸術祭2025閉幕について>
「大阪・関西万博」との相乗効果は見られたか
また、開催場所が陸地部も増えたことによる効果について
【市長】
まず、「大阪・関西万博」との相乗効果ということでございますが、「大阪・関西万博」も来場者数が予想を上回り、特に後半から盛況であったと聞いております。その中で、外国人観光客等も含まれているということで、日本に来て「大阪・関西万博」を見て、瀬戸芸もやっているなら見て行こうかというような方もおられたのではないかと思います。数字等については、これからアンケートを分析してみないと分かりませんが、そういう意味では相乗効果が何らかの形であったと考えています。
ただ一方で、目的とするところが「瀬戸内国際芸術祭」と「大阪・関西万博」で分かれたところもあるのかなと思います。ほとんどの人が、両方行ったということにはなっていないという気はします。ただ、富裕層は一度来られると長い期間滞在されますので、「瀬戸芸」もやっているし、「大阪・関西万博」もやっているので、それぞれ行ってみようという形での旅行形態もあったのではないかと想像しています。そういう意味では、「大阪・関西万博」のおかげで「瀬戸内国際芸術祭2025」も若干にぎわった部分があったのではないかと思います。
それに向けて、西のゴールデンルートアライアンスの活動も一緒にやりまして、東京から大阪まで、富士山を挟んだ、いわゆるゴールデンルートだけで富裕層を留めるのではなく、西日本にも来てほしいということで、ブースも構えて宣伝もしたところでございますので、少しは効果が出たのではないかと期待したいところです。
今回、新たにさぬき市の志度・津田エリア、東かがわ市の引田エリア、宇多津町エリアの3か所が島以外で追加になったということでございます。それぞれ初めての市町の参加ということで、かなり力を入れて展示を工夫したり、住民とのいろいろな交流という形でのイベントもやったり、盛り上がっていたと思います。
特に島以外、内陸部の特徴ということで、夜間も芸術祭としての展示を行っていたということで、島から
帰ってきて、夜間に8時や9時まで開いているところがあったので、そういうところに誘客が図られたということでは、島以外での新たな試みとして効果があったのではないかと考えています。
【記者】
<南昌市への公式訪問団の派遣について>
2日目に日本関連の先進企業の視察とあるが、具体的にどのような予定か
【市長】
具体的にどの企業に行くかというのは、はっきりと聞いていませんが、南昌市にもそれほど多くはないまでも日本企業がいくつか進出しております。先端産業などの企業団地もあって、人口650万人の都市で、それなりの企業はそろっているとのことで、その中でも先端的な企業について、御訪問させていただけるのではないかと期待しています。有名なところでは「いすゞ自動車」が進出して、大きな工場を構えていると聞いています。そういうところを中心に見せていただけるのではないかと思っています。
【都市交流室】
具体的な社名ですが、いすゞの関連会社、「江西江鈴グループ新エネルギー自動車有限公司」、こちらに訪問することになっています。竹を扱う方は、「南昌三友生体科技有限公司」という竹製品を扱う日系の企業でございます。こちらのトップの方は、日本と中国のハーフという方で、大変日本との関わりが強いということで、そちらの企業を今回訪問することになっています。
【記者】
<瀬戸内国際芸術祭2025閉幕について>
東かがわ市が、今後も瀬戸芸の作品を定期的に公開するとなっているが、女木島、男木島の作品で、会期後も継続的に公開する作品はあるか
【市長】
瀬戸内国際芸術祭での作品については、第1回から同じですが、終了後、北川総合ディレクターを中心とした専門家等による意見交換を行った中で、恒久的に残すべき作品、暫定的に残すべき作品、あるいは今回限りで撤去する作品という仕分けをした上で、次回開催期間までの合間で、作品の鑑賞機会を提供するということをやっています。したがいまして、今回も全作品についてどうするべきかは、それぞれ検討した上で、残すべき作品については継続して残していくこととなります。美術館とかは、もちろん通常の営業に戻るということですが、通常の単体の作品についても、一体一体残すべきものと撤去すべきものと判別をしていくこととなります。
【記者】
<瀬戸内国際芸術祭2025閉幕について>
判別する時期は決まっているか
【市長】
毎回、閉幕してから3か月後ぐらいに決定されると聞いています。
【記者】
<南昌市への公式訪問団の派遣について>
いつ以来の派遣なのか
また、派遣費用は
【市長】
派遣される4名分の旅費については、総額で4名分110万円程度必要ということで見込んでいます。
前回の派遣は、5年前の30周年の際はコロナ禍で行けなかったので、10年前の25周年のときです。
【都市交流室】
平成27年(2015)が25周年でしたが、そのときに派遣して、それ以来です。
【記者】
ユネスコ創造都市ネットワークの加盟について、残念な結果となったことについて市長の受け止めと、今後について
【市長】
ユネスコ創造都市ネットワークの音楽分野において、今年の3月に加盟申請を行い、朗報を待っていましたが、10月31日に、高松市においては、今回の加盟都市に選定されない結果になりました。非常に残念ですが、本市としてはこれに挫けずに、今後も更に音楽を通じたまちづくりを、鋭意、推進してまいりたいと思っております。
今後、音楽のまち、創造都市づくりについて、ユネスコからの評価等もお伝えいただけるという話もありますので、それを勘案した上で、必要な改善点があれば取り組んで、改めて加盟の申請を行うかどうか、関係者と十分に協議した上で判断してまいりたいと思っています。
【記者】
ユネスコからの評価はいつ頃届くのか
【市長】
まだはっきりしていないです。
【文化芸術振興課】
ユネスコから、総評的なものは届くとありますが、今後数週間以内ということだけで、具体的な日までは示されていません。
【記者】
<カマタマーレ讃岐の現状について>
今シーズン苦戦しているが、市長として現時点のカマタマーレ讃岐についての所感
【市長】
カマタマーレ讃岐についてはJ3ということで、後がないというところにいまして、頑張ってほしいということで、選手、コーチ共に一生懸命やっていただけていると思いますが、監督が途中で変わったりもしておりまして、劇的な逆転勝ちがあったのでこれでどうにかなるかなと思ったところもありましたが、そのあと負けが続いており、非常に心配しているところです。私が心配していてどうにかなるものでもないので、選手の皆さんには残り3試合頑張っていただいて、J3に残っていただきたいと思っています。
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