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市長定例会見(令和7年5月16日)

更新日:2025年5月26日

日時・場所

日時:令和7年5月16日(金曜日)11時30分~12時08分
場所:防災合同庁舎3階 301会議室

報告事項

(1)令和6年度市民満足度調査結果について
(2)高松市熱中症対策セミナーの開催について 

報道発表資料

市長説明及び記者との質疑応答要旨

市長定例記者会見(令和7年5月16日)録


 題材に入ります前に、「ゴールデンウィーク中の市内観光地のにぎわい」につきまして、少し、お話をさせていただきます。
 今年は、「瀬戸内国際芸術祭2025」の春会期が開催される中でのゴールデンウィークとなりましたけれども、旅行意欲の高まりを受けまして、日本人観光客はもとより、多くのインバウンド観光客の姿も目立つものでございました。
 市内の観光地で言いますと、玉藻公園などの主要観光施設などにおきましては、ゴールデンウィーク期間中、約12万2千人の観光客の入込みがございまして、対前年103.6%ということで、多くの観光客の方々に、本市を訪れていただいたと実感しているところでございます。
 また、屋島山上の入込みは、「瀬戸内国際芸術祭2025」の会場にもなっておりますものの、新屋島水族館が一時休館などで閉鎖しておりますので、その影響で昨年より減少したところでございます。それでも、2万3,598人の方々が訪れて、観光客や家族連れで、それなりのにぎわいをみせたところでございます。
 また、玉藻公園におきましても、入園者数が、2万5,493人ということで、前年より7%ほど減少はしておりますが、インバウンド観光客数は約2,000人と、昨年の約1.4倍となっておりまして、「瀬戸内国際芸術祭2025」の影響もあり、国内外から本市の魅力ある観光資源として、玉藻公園にも足を運んでいただいたものと感じているところでございます。
 今年は、「大阪・関西万博」と「瀬戸内国際芸術祭」が同時期に開催され、本市にとりましても、またとない観光増進のチャンスであります。この機会に、国内外の方々に本市の魅力を発信し、更に飛躍発展できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
 それでは、報告事項に移りたいと思います。スライドを御覧ください。
 本日は、「令和6年度 市民満足度調査結果について」と「高松市熱中症対策セミナーの開催について」の2件でございます。
 本市では、毎年、市民の皆様の御意見を今後の市政に反映させるため、「高松市への愛着度」や「定住意向」などのほか、総合計画の基本構想で定めている43の施策について満足度等を調査しております。
 今回は、「第7次総合計画」を令和6年4月にスタートさせて、初めて実施した満足度調査でございまして、より回答しやすく、市民の意向が的確に反映できるよう、前回までの調査手法からかなり見直しを行い、実施したところでございます。
 お配りしております「調査結果報告書の概要」を御覧ください。
 「2 調査の概要」でございます。
 これまでの調査結果におきましては、回答者に占める18歳から29歳までの回答率が極端に低くなっておりましたことから、若年層への送付枚数を増やすことで、若者世代の回答数を一定確保するために、対象者をこれまでの2,500人から4,500人に増やして実施をいたしたところでございます。
 その結果、回収率自体は、前回より6.6ポイント低い29.8%となっておりますものの、回収数は、前回の909枚から1,341枚に増加しております。年齢別の回答割合が、本市の年齢別人口の割合と同程度となり、年代の偏りがなく、若年世代の意見も反映した調査結果となったものでございます。
 また、調査の設問数を見直しますとともに、施策の取組内容を分かりやすくお示しするため、できる限りシンプルな表現や、取組内容をイメージしやすいイラストを用いるなど、工夫をして実施したところでございます。
 調査結果の概要について、簡単に御説明させていただきます。
 まず、本市についての質問では、8割を超える方が、「高松市への愛着」、「定住の意向」があると回答しておりまして、それは高い結果となっております。
 一方で、「高松市を自慢できるか」という推奨度は、63.4%と低くなっております。
 総合計画基本構想に掲げる成果指標であります、「シビックプライドを有する市民の割合」は、「愛着度」、「定住意向」、「推奨度」の平均といたしておりますことから、今回の調査の平均は78.3%でございまして、成果指標では目標値90%の達成を掲げていたのですが、それに向けまして、今後より一層取り組んでいく必要があると思っているところでございます。特に「推奨度」について、より高くするような方策を考えていかなければならないと思っております。
 次に、「(2)施策に対する満足度・重要度」のうち、施策全体に対する満足度は、27.6%となっておりまして、昨年度と比べて1.9ポイント減少いたしました。
 また、「(3)各施策の満足度と重要度の関係」でございますが、満足度・重要度がともに高い「領域A」に分類される施策数は、「医療体制の充実」を含む11施策になっております。
 また、重要度が高いが、満足度は低い「領域C」に分類される施策数につきましては、「子育て支援の充実」を含む12施策となっておりまして、この領域の施策につきましては、自由意見での御意見も多く頂いています。重要であるけれども満足していないということですので、御意見もたくさん頂いているところでございます。
 特に、「子育て分野」は、市民の皆様にとって身近で関心がある分野でありますが、満足度がそれに相応しい結果となっていないために、その原因の分析と取組内容等の改善を進め、重点的に満足度の向上を図ってまいりたいと存じます。
 今回の調査結果を受けまして、新たな事業の実施や現行事業の拡充・見直しも行いながら、市民の皆様が安心して暮らすことができ、また、暮らす人、訪れる人、それぞれがウェルビーイングな心地良さを感じ、国内だけではなく、国外からも認知をされ、注目される「世界都市・高松」の実現に向けまして、引き続き、取り組んでまいりたいと存じます。
 続いて2件目は、「高松市熱中症対策セミナーの開催について」でございます。
 近年、気候変動の影響などにより、熱中症による救急搬送者数が、高い水準で推移しており、本市におきましても、昨年度、427人が救急搬送されております。特に、高齢者の占める割合が高く、また、子どもの
スポーツ活動の際の発生率も高くなっており、その対策が急がれているところでございます。
 このような状況を受け、本市では、家庭や職場、学校、地域などでの熱中症対策の強化を図るため、連携協定を締結している「大塚製薬株式会社」との共催で、「熱中症対策セミナー」を開催することといたしました。
 本セミナーは、各分野の専門家を招いた講演会と、市内事業者における熱中症対策の取組事例の発表の2部構成となっております。講演会では、「環境省四国事務所」の方と、「独立行政法人環境再生保全機構」の方から、気候変動の現状や健康への影響などについて御講演をいただきますほか、「みんなの病院医師」や、スポーツ選手の健康管理などを行う「アスレティックトレーナー」の方から、それぞれ専門的な知見に基づき、御講演をいただきます。
 また、市内事業者による取組発表につきましては、「コープかがわ」や「西村ジョイ株式会社」など、市内の5つの事業者の皆様から、それぞれの職場において実践している熱中症対策について発表していただきます。
 本セミナーの開催日時は、5月22日(木曜日)午後2時から午後4時までで、本庁舎13階大会議室で開催いたします。
 また、セミナーの開催に合わせまして、「大塚製薬株式会社」から、市内全ての市立小・中学校に対して熱中症対策飲料を御寄附いただきます。これに伴いまして、「感謝状贈呈式」を、セミナーの開催に先立ち、22日の午後1時30分から、市役所10階の教育委員室で開催いたしますので、いずれも取材方、よろしくお願いいたします。
 このほかにも、「大塚製薬株式会社」からは、熱中症啓発用のちらしやパンフレット、CDなどの各種ツールを御提供いただけることとなっております。
 セミナーの申込みは5月21日(水曜日)までとなっておりますので、参加を御希望の方は、本市ホームページの専用応募フォームからお申し込みいただきたいと存じます。
 私からは、以上でございます。

記者質問

【記者】
 大型連休中にあなぶきアリーナ香川で開催された「TGC香川2025」についての所感
【市長】
 5月6日(火・祝)に「あなぶきアリーナ香川」で、国内最大級のファッションイベントと言われております「TGC香川2025」が開催をされまして、本市といたしましても、ステージイベントやブース出展などに参画をしたところでございます。
 ステージイベントでは、「TKMT Special Stage」と題しました本市のステージが展開されまして、オーディションで選ばれた6歳から79歳までの市民モデル10人が登場いたしまして、人気アイドルグループ「Fruits Zipper」の皆さんなどと、本市の新たなロゴマーク「TKMT」をあしらいました衣装を着て、堂々とランウェイを歩かれたということでございます。
 「TKMT」を活用したいわゆる大喜利ですね。それを使った言葉のやりとりや、市民モデルとMCによる
トークなどで、会場から大きな歓声が沸き起こって、盛り上がったところでございます。
 また、アリーナのブースにおきましては、本市のSNSに登録いただいた方を対象に、本市の特産品などが当たる抽選会を行いますとともに、「TGC」と「TKMT」がコラボしたフォトスポットを設置いたしました。ステージイベント開演前や休憩時間中に、ブースで皆さん楽しんでいただいたわけですが、長蛇の列ができるほどの人気でございました。
 私もアリーナの会場に参りまして、ステージイベントなどを拝見させていただきましたが、いわゆるZ世代の多くの若者の熱量を肌で感じますとともに、改めて、「TGC」が、若者への訴求力が大きい、一大
エンターテインメントであることを肌で実感したところでございます。
 ただ当日は、あいにくの雨模様でございまして、予定されておりました「さぬきマルシェ」とのコラボは中止になったようでございますけれども、主催者の発表によりますと、延べ約9,800人の方が会場においでたということでございました。また、延べ約110万人の方が、配信を視聴されたということでございます。国内外の多くの若い世代の方々に、高松市で開かれた「TGC」が配信されることによりまして、またステージイベント等が直接配信されることによりまして、本市のPRができたものと存じているところでございます。
【記者】
 瀬戸内国際芸術祭の春会期が開幕から1か月を迎える。この1か月間の状況について、全体の来場者数、インバウンドの割合を始め、経済や観光などの多角的な観点からの所見
【市長】
 「瀬戸内国際芸術祭2025」が開幕して、約1か月が経ったということでございますけれども、御承知のとおり、開幕以降、多くの方にお越しをいただいているところでございまして、各会場が大いににぎわっているところでございます。
 今回、来場者の平準化対策に力を入れたということでございまして、皆様からも報道していただいたことによりまして、かなり混むことが想定されていましたが、土日やゴールデンウィークにおきましても、直島あたりは積残しが頻繁に発生しているということでございますが、それ以上の極端な混雑は生じておらず、運営も順調にいっていると考えているところでございます。
 先日発表されました、開幕から19日間の本市来場者は、前回よりも約5割増加しており、これは前回がコロナ禍で海外からの入国制限がされておりました関係で、その分今回は制限がなくなっていることが大きな要因と考えております。
 また、ゴールデンウィーク中の来場者につきましては、ゴールデンウィーク中だけで見ますと約2割減少しておりますが、これは先ほど言いました混雑状況や混雑予測を、公式ウェブサイトやアプリにより情報発信したことで、いわゆる来場日が平準化され、ゴールデンウィーク以外の平日に来られた方が一定数おられることによるものでないかと存じているところでございます。
 また、インバウンドが非常に多くなっているという話も聞きますが、まだ集計できる段階ではございません。コロナ禍前の2019年の開催時は、約24%の来場者が外国人であり、今回は、その割合を上回るのではないかという感触を持っているところでございます。
 また、経済的な観点から見てみますと、来場者によりまして、宿泊施設の利用や飲食、交通機関の利用、お土産品の購入など、多岐に渡る消費行動が、地域経済の活性化につながっているものと存じます。
 また、観光面におきましても、先ほど申しあげましたように、市内の主要観光施設におきましては、ゴールデンウィーク期間中、前年を上回る観光客の入込みがございましたことから、瀬戸内国際芸術祭の効果もあり、国内外から多くの方々に、本市の魅力ある観光資源に足を運んでいただいたものと実感しているところでございます。
 今回、春会期は25日までですが、夏はちょうど8月いっぱい行われますけれども、非常に暑いことが想定されますので、できるだけ気候の良いこの時期の瀬戸内の魅力を十分にお楽しみいただきたい。まだ訪れていない方は、早めに訪れていただきたいと思っているところでございます。
【記者】
 「あなぶきアリーナ香川」が開設されて、初めての連休となった、サンポート高松地区の誘客効果についての所感
【市長】
 「あなぶきアリーナ香川」が稼働し始めて、初めてのゴールデンウィークだったということでございますが、イベント等につきましては、大きなイベントでは、先ほど言いました「TGC」等が開かれて、その他小さなイベントもあったわけですし、また4月からは「徳島文理大学高松駅キャンパス」が開学しており、そちらの学生たちも駅周辺で滞在しているということで、そういう意味で、全体としてアリーナを中心としたイベントを中心に、集客力が非常に大きくなって、市の中心部、サンポート高松、また玉藻公園も含めて、若干足を延ばして商店街というところまで、市の中心部のにぎわいという意味では非常に大きくなってきているのではないかと感じているところでございます。
 アリーナで7、8千人規模の大きなイベント、コンサートが開催された日には、中央商店街の人通りも2、3割増えるという話も聞いたりしておりますので、それだけの人流が多くなってきていて、いろいろな経済効果が発揮できているものと思っているところでございます。
【記者】
 その人流を更にいかすために、市としての施策はあるか
【市長】
 中心部への人流の流れを確実に確保するために、観光PRについてもう少し力を入れていく、あるいは屋島や栗林公園とか主要な観光地について、そのあたりの交通アクセス等についての周知をもう少しやると同時に、いろいろな方の御意見を聞きながら、アクセス等についての改善を考えていきたいと思っているところです。
【記者】
 週末のプロムナードは、サンポート高松地区の誘客にどのような効果を与えているか
【市長】
 プロムナードにキッチンカーがくることもありましたが、必ずしも十分に活用できている状況ではないのかなと思っております。
 今後、せっかく通行止めにしてプロムナード化しておりますが、そこでいろいろな多くの人が滞在して、楽しんでいただけるような仕掛けを考えていくべきだと思っております。県とも話をしていますが、あの辺の中心部におけるエリアマネジメントについて、具体的に、また一元的に、仕切れるような仕組みとかそういうものができないだろうか検討してまいりたいと思っております。
【記者】
 「大阪・関西万博」の香川県ブースへの、高松市の出展についての受け止めと、今後の効果への期待について
【市長】
 4月13日(日曜日)に開幕しまして、予想より入場者が少ないというものの、行った方については、割と好評を得ているということで、盛り上がってきているところでございます。
 そういう中で、4月30日(水曜日)から5月3日(土曜日)にかけまして、「香川の未来へつなぐ船“瀬戸の架け橋号”」と題した催事がありまして、それに本市としても参画をしてまいったところでございます。
 出展内容は、伝統工芸ブースにおきまして、世界に誇る本市の特産品である高松盆栽を展示し、学生や盆栽職人、クリエイターの方々からアイデアを得て生まれた、デジタル望遠鏡などを使用して、未来の盆栽の鑑賞方法といった展示を披露したところでございます。
 また、個別のブースにおきまして、香川漆器と庵治石、讃岐かがり手まりなど、伝統工芸品を展示いたしますとともに、香川漆器や讃岐のり染の職人による作業実演も行って、高松市の伝統的ものづくりのストーリーも紹介してまいったところでございます。
 初日となりました4月30日(水曜日)は、私も会場に参りまして、各市町長も来られておりましたけれども、「TKMT」を中心として、20秒という短い時間でしたが、「高松頑張っています」とPRしてきたところでございます。
 また、来場された方に、香川漆器のスプーンをノベルティとしてお配りしながら、伝統工芸品などに関するトップセールスも行ってきたところでございます。会場には、各市町の特産品等がありまして、盛り上がっていたところでございました。県の発表では、4日間で合計3万1千人という多くの方が、訪れたと聞いています。
 香川県の各市町、香川県全体のいろいろな特産物と共に、「瀬戸内国際芸術祭2025」なども大いにPRできたのではないかなと思っております。
 今後、本市といたしましては、8月に神戸市との連携事業も考えておりますし、「西のゴールデンルートアライアンス」、西日本地域の各自治体が協力をして、インバウンドの富裕層をもっと西日本に呼んでこようという取組ですけれども、これについても連携して出展を企画しているということでございます。
 今後、万博の場等を利用しまして、本市の観光PR、あるいは本市の魅力ある資源等についてのPRに励んでまいりたいと思っております。
【記者】
<住宅耐震補助事業について>
 香川県で今年度から補助金の上限額が拡充され、県内自治体でも拡充するところが増えているが、高松市での拡充の予定は
【市長】
 本市の住宅の耐震補助ですが、昨年度は能登半島地震による住宅の倒壊などによりまして、耐震化への関心が高まったということで、申込みが急増いたしまして、当初予算に追加して予算措置をし、昨年12月から1月末までの間に2次募集を行ったところでございます。
 国や県は、非常に耐震化の改修が重要だということで、この4月から耐震化の補助の上限額の引上げを行ったところでございますが、本市の場合、2次募集を行ったところでございまして、2次募集の耐震化をする方が、今年度に繰越しになってくるということで、2次募集の方と今年度に採択された方の額が大きく違うというのはよろしくないということで、補助金額は据え置いたままで、今年度は始めさせていただいたところです。
 ただ、この耐震化の改修は非常に重要な対策でございますので、国や県と同様に、今後、住宅耐震補助金の拡充について検討してまいりたいと思っています。
【記者】
<住宅耐震補助事業について>
 補助件数について、12月からどの程度増えたのか
【建築指導課】
 昨年の12月の2次募集においては、診断が10件、改修が23件、簡易改修が2件で
 診断が18件、改修が27件、簡易改修が2件です。
 昨年度の合計件数は、耐震診断が全部で199件、耐震改修が66件、簡易改修が3件です。
 今年度は、5月14日時点で、耐震診断が51件、耐震改修が29件、簡易改修が3件、耐震シェルター、耐震
ベッドが1件です。
【記者】
<住宅耐震補助事業について>
 耐震化の補助事業の拡充について、どのように市民にPRしていきたいか
【市長】
 国や県がせっかく限度額を引き上げているので、できるだけそれに乗っかるように早めに拡充できたらと考えております。
【記者】
 「大阪・関西万博」と「瀬戸内国際芸術祭」の開催時期が重なっていることによる相乗効果で、関西方面からの来場者がどのように増えているのか
【市長】
 来場者のアンケート等がまだ、できておりませんので、はっきりとした数字は出てきておりませんが、聞いた話ではインバウンドの方たちに、「どこから来たのですか」、「今後どこに行きますか」といったときに、『「瀬戸内国際芸術祭」を訪れた後に、「大阪・関西万博」を見て帰りたい』、そういう方は結構おられると聞いております。
 東京あたりの人が、せっかく万博で大阪に行くなら、「瀬戸内国際芸術祭」も見て行こうという方も多いのかなと思っておりますが、アンケート調査等数字を取ってみないと、どの程度の割合になっているのか、前回、前々回と比べて、どういう変化があるのかというのは把握していません。
【記者】
<不正アクセスによる生徒用端末のトラブルについて>
 県立高校や丸亀市で発生した、外部からの不正アクセスにより生徒用端末が使用できなくなるトラブルに対する、高松市でのセキュリティ対策について
【市長】
 県立高校や丸亀市で、外部からの不正アクセスにより生徒用端末が使用できなくなるトラブルがあったところでございます。
 県の教育委員会から連絡を受けまして、本市でも調査をいたしましたが、本市では、小・中学校合わせて、73校で児童生徒用と教職員用に「マイクロソフトアカウント」を約3万5千アカウント使用しております。しかしながら、香川県教育委員会から通知のあった以降、市立小・中学校で使用しているアカウントは削除されていないことを、担当の総合教育センターで確認いたしております。
 本市教育委員会のネットワークは、限られたユーザーのみ利用できる「閉域ネットワーク網」でございまして、外部からはアクセスすることができない環境でございます。
 その上で、「パスキー」及び「指紋や顔、カード等を用いた多要素認証」により、管理機能へのアクセスを制限しているところでございまして、現時点で取り得るセキュリティ対策は実施しているとの認識でございます。
 今後とも、適切なネットワーク運用に努めてまいりたいと存じます。
【記者】
<市民満足度調査について>
 各施策の満足度重要度の関係を示す領域Dで、「中心市街地の活性化」、「コンパクトシティ」など、市が力を入れて取り組んでいる施策について市民の満足度が低く、重要度も伝わっていない結果についての市長の受け止め
【市長】
 「地域交通ネットワークの充実」、「コンパクトシティ」についての重要度は高いけど、満足度は低いということですが、市民の関心がその分野は強いのかなと思っております。具体的には、「コンパクトシティ関連施策」とか「地域交通ネットワーク」と言いますと、昨年4月に実施したバス路線の減便による再編が、影響しているのではないかと考えております。
 減便による再編は、苦渋の決断でございましたが、バスの運転手が確保できないといった深刻な状況を考えますと、やむを得ないということで措置を行ったところでございます。ただ、このままではいけないということで、できるだけ充実いただける方向に向けるように、交通事業者に対する雇用促進を後押しする、経営支援も行ってきています。
 引き続き、持続可能な形で利便性の向上や、利用促進施策に取り組みまして、少しでも満足度が高まっていくよう考えていきたいと思っております。
【記者】
<市民満足度調査について>
 中心市街地の活性化ついては
【市長】
 「コンパクトシティ関連」で、「中心市街地の活性化でございますが、今のところいい方向には行っているけど、「もう少し頑張ってやれ」という応援メッセージというふうに捉えています。
 中心市街地については、丸亀町D街区についても新たに再開発事業が動き出すということですので、こちらにつきましても、サンポート地区、駅前地区の中心部でのにぎわいの増大等々合わせて、商店街まで波及した形で中心市街地が活性化していくように、いろいろな策を考えたいと思っております。
【記者】
<住宅の耐震化補助事業について>
 拡充の時期のめどについて
【市長】
 まだ決定しておりませんので、今後、考えてまいります。
 早い方がいいとは思いますが、今までの条件で採択されている方もおられますので、然るべき時期になろうかと思います。
【記者】
<住宅の耐震化補助事業について>
 今、耐震化の補助を申請している方の工事は、今年度で終わるのか
【建築指導課】
 昨年度の二次募集で、今年度まで工事が引き続き行われている方については、今年度に終了となっております。
 今年度、新規受付の方についても、今年度中に終了となっています。

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