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市長定例記者会見(令和2年9月3日)

更新日:2020年9月11日

日時・場所

(日時)令和2年9月3日(木曜日)  午前11時30分から12時3分まで
(場所)防災合同庁舎301会議室

報告事項

(1)令和2年度(令和元年度決算分)行政評価結果について 
(2)マイナポイント事業について
(3)ディスカバーたかまつフォトコンテストについて
(4)2021年高松市成人式について

新規ウインドウで開きます。報道道発表資料はこちら

市長説明

 おはようございます。
 定例記者会見を始めます。
 今日は私の方から4件についてお話します。
 1点目は、令和2年度(令和元年度決算分)行政評価の結果についてです。
 本市では、成果重視の行政評価を実施することとしています。毎年度、政策、施策、基本事業、事務事業の4階層について評価を実施しており、この度、令和元年度決算分の行政評価結果を取りまとめましたので、お手元の資料、令和2年度行政評価結果の概要に基づき、御説明します。
 まず、政策評価では、第6次高松市総合計画に定める全21政策を対象として評価しました。全21政策のうち、20施策が比較的高評価のA・B評価となった一方、1政策がD評価となっています。
 2ページをお願いします。
 施策評価では、全60施策について、評価しましたところ、全体の86.6%に当たる52施策が、比較的評価の高い「A」又は「B」評価となった一方、比較的評価の低い「C」又は「D」評価となった施策は、8施策です。
 2ページ下欄、基本事業評価では、基本事業全151事業のうち、事務事業である全てが評価対象外である25事業を除いた126事業について、評価したところ、全体の95.2%に当たる120事業が、比較的評価の高い「A」又は「B」評価となっています。
 続いて、3ページをお願いします。
 事務事業評価では、評価対象外とした事業を除いた419事業で評価しました。全体の88.8%に当たる372事業が、比較的評価の高い「A」又は「B」評価となっています。
 また、今後の方向性評価の結果については、85.4%に当たる358事業が「拡充」、「継続」となった一方、11.9%に当たる50事業が「改善継続」・「縮小」となっており、これらの事業については、より積極的に事務事業の改革・改善に取り組んでいきたいと考えています。
 今回評価を実施した全ての階層において、「A」又は「B」評価は85%以上となり、第6次総合計画はおおむね順調に進捗していることを示す結果となっています。
 今後においては、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念される中、「新しい生活様式」への対応を踏まえた推進を図るとともに、施策・事業の優先度や重点配分の決定、事務事業の改革・改善、取捨選択等を含めた継続的な見直しに努めていきたいと思います。
 なお、詳細な評価結果につきましては、本日、ホームページに掲載しますので、そちらをご確認ください。
 2点目は、マイナポイント事業についてです。
 キャッシュレス決済を利用した消費者に対して、国からポイントが付与されるマイナポイント事業が、今月から開始されたところです。
 利用者がポイントを受け取るためには、マイナンバーカードを取得した上で、ポイントの予約・申込みが必要で、本市では、これまでもポイント取得のための手続きについての各種支援を行ってきました。
 事業が開始された9月以降においては、これまで以上に市民の皆様の申込みや問合せの増加が予想されますことから、より多くの市民の皆様に利用していただけるよう、引き続き、支援窓口を開設するとともに、大型商業施設における出張キャンペーンを実施します。
 出張キャンペーンでは、マイナポイント予約・申込み支援に加え、PRを行う中で、マイナンバーカードをお持ちでない方については、その場でマイナンバーカードの申請受付をします。
 9月12日、土曜日には、イオンモール綾川で、香川県の協力の下、丸亀市や坂出市など県内6市町と合同でキャンペーンを開催します。
 このほか、香西本町のイオン高松店では、9月23日(水曜日)から9月27日(日曜日)までの5日間、ゆめタウン高松では9月29日(火曜日)と30日(水曜日)、
10月6日(火曜日)から8日(木曜日)までの5日間、出張キャンペーンを行います。
 出張キャンペーンの実施に当たっては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に万全の対策を講じます。
 支援窓口については、現在、平日は市役所12階で受け付けて、土日・祝日は市民サービスセンターにおいて、マイナポイント予約・申込みの支援を行っています。
 また、各総合センターにおいても、月に3日間ですが、9月以降も支援窓口を設置し、同様の支援を実施します。
 周知方、よろしくお願いします。
 3点目は、「ディスカバーたかまつフォトコンテスト」の実施についてです。
 本市では、ウィズコロナ期における感染防止と社会経済活動の両立を目指す新たな観光の在り方の提案として、コロナ禍において、新しい生活様式を取り入れるとともに、ますます利用者が増え、影響力が高まっているSNSを活用した、高松の魅力発信キャンペーン「ディスカバーたかまつフォトコンテスト」を今月1日より実施しています。
 この事業は、写真や動画の投稿に最適なSNSであるインスタグラムを活用して、盆栽やうどん×サイクリングなど、本市の魅力に関する投稿記事をコンテスト形式で競い合っていただくもので、宿泊や飲食等をお得に楽しめる国の「GoToトラベル」事業や香川県の宿泊割引制度と実施時期を重ねることで、観光需要喚起の相乗効果を図るものです。
 コンテストの詳細については、お手元にお配りしている当キャンペーンのチラシに記載の特設ホームページにて随時、最新情報を載せていく予定にしており、感染防止策を徹底し、新しい生活様式に配慮しながら、コンテストに御参加いただければと思います。
 実施期間は、9月1日から来年1月末日までで、2期に分けて実施する予定です。優秀な投稿作品には、本市の魅力を更に深く知っていただけるよう、豪華体験型コンテンツや市内宿泊施設の宿泊券、地場産品等の賞品を御用意しています。
 本キャンペーンを通して、本市の魅力を更に拡散させたいと考えていますので、皆様の積極的な投稿をお待ちしています。
 周知方、宜しくお願いします。
 最後、4点目は、2021年高松市成人式についてです。
 今年度、2021年の成人式については、新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で開催します。
 まず、開催方針ですが、開催回数を3回に分け、1回当たりの参加者を約900人とします。そのため、式典時間を45分に短縮し、参加できない新成人を考慮し、式典の模様をオンラインで中継します。
 感染防止対策としては、会場の座席の間隔を十分に取り、マスク着用、手指消毒、検温を実施し、入退場の行列での参加者間の距離を確保します。また、参加者及びスタッフには、接触確認アプリのインストールをお願いすることとしています。
 次に、開催内容についてですが、開催日は、来年1月10日の日曜日、開催場所は例年どおり、サンポ-トホール高松大ホール等で挙行します。ただ、会議室など会場を例年より増やして実施します。対象者は、資料に記載のとおりで、参加見込者数は約2,700人です。900人を3回に分けて合計で2700人と見込んでいます。
 式典時間でございますが、第1部は、11時から式典開始、第2部は13時から、第3部は15時からとし、各30分前から受付開始・開場とします。
 対象者は、現在居住している中学校区ごとに3つに分けており、第1部が市内中心部、第2部が会場から遠い地域、第3部が市内中心部の周辺地域としております。なお、事前の申し出なしで、別の回へ変更することも可能です。また、市外在住者で本市成人式への出席を希望する方は、希望する回に参加していただきます。
 今後のスケジュールですが、11月には市外参加希望者の申込みを開始し、12月上旬には案内状の発送を予定しています。
 今後、新型コロナウイルス感染症の感染拡大などの状況により、開催内容の変更や中止とする場合もありますが、成人式は人生において一度だけですので、「新しい生活様式」に基づき、可能な限りの対策を講じた上で、素晴らしい式典にしたいと思います。
 私からは以上です。

記者との質疑応答要旨

【記者】
 コロナ差別、偏見等への対応について

【市長】
 新型コロナウイルス感染症に関ししては多くの人が非常に不安を持っており、それが現れているのか、感染者や家族、更には医療従事者等に対する差別や偏見、あるいは誹謗中傷等の事例が全国的に報道されている。
 あるいは、感染者を特定したり、または、立ち寄り先を詮索するような心無い行動が見られると聞いている。
 具体的に本市に寄せられたものとしては、県外ナンバー車を利用している方から、いやがらせを受けた、あるいは暴言をはかれた等の通報・相談が寄せられた。 
 これらの差別や偏見等は、重大な人権侵害にもつながるため、人権尊重の観点からも、決してあってはならないことである。感染者は病気にかかった方であるので、適切な治療に専念していただきながら、早期の回復を願いたいと思う。特に医療従事者の方は危険と隣り合わせで業務に励んでいただいているので、むしろ感謝し、皆で応援すべき存在であると思っている。
 是非、市民の皆様にもご理解を頂いて、感染者に対し暖かい目で見て頂くとともに、医療従事者には感謝の心を持っていただくようにお願いをしたい。
新型コロナウイルス感染症は未知の病で、不安はあると思うが、正しい情報のもとに冷静な行動をとることが非常に大事であり、その辺りの正確な情報について周知啓発を図っていきたい。誹謗・中傷・差別等がないよう周知啓発キャンペーン活動等を通じて市民の皆さんに訴えていき、具体的には、県外ナンバーへの嫌がらせ等は決して行わないように色んな広報媒体を通じて周知啓発を行っていきたい。
 本市では、本市が会員である公益財団法人 人権教育啓発推進センターの「STOP!コロナ差別」ロゴマークのポスター作成について、御了承いただき、本庁舎内の窓口に、掲示しているほか、香川県等が実施するキャンペーンでも、新型コロナウイルス感染症に起因する差別や誹謗・中傷などを行わないよう、市民の皆様に向けたメッセージ動画を配信しており、差別や偏見の解消に努めている。
 私たちは、新型コロナウイルス感染症という病気と戦っているのであって、人と戦っているのではない。感染者や医療従事者の皆様に対するいたわりの心、あるいは暖かい心を持って接していただきたい。私共としても、これまで以上に、市民一人一人が人権に配慮した行動がとれるよう、本市ホームページや広報高松等、様々な媒体で周知啓発を行い、偏見や差別などの解消等に、鋭意、努めたい。

【記者】
 2021年高松市成人式について

【市長】
 成人式は一生に1度のものであり、今年成人を迎える人たちは非常に楽しみにしている人がほとんどかと思う。多くの人が集まるイベントについて、5000人の範囲内などの基準を国が出している、開催基準も踏まえた上で、適切な感染予防に資する方法を検討した結果、3回に分けて、1回の人数を1000人から900人程度に抑え、しかも会場を複数に分け、それぞれの席の間は開けてもらう。時間も従来の1時間を45分に短縮する。また、会場内だけでなく外で集まって騒ぐ事例も見られるので、警備の人数も増やし、混乱が起こらないように感染拡大に繋がらないようにきちんと整理していく。そのような対策を取った上で、どうにか開催できるのではないかと最終判断した。
 1月時点の新型コロナウイルスの感染拡大の状況によっては中止あるいはやり方を変えなければいけないという事態も想定はされる。
 3回に分けるということで、従来のように一時的に全員が集まるということがなくなるので、人数自体は少なくなる。警備と警察の方とも十分に相談しながら、従来のようにならないように警備等をしていきたい。

【記者】
 感染拡大地域からの成人式参加者への対応について

【市長】
 感染状況などを十分確認しなければいけないと思っている。現時点ではピークは過ぎたようだが、来年1月の話なので、直前でどうなっているのか勘案して、東京や東京と同じように感染拡大が続いている地域からの移動は注意していただかなければいけない。その時点で別の判断が必要になる可能性はある。現時点では、感染拡大の防止対策を徹底した上でご案内を出して成人式をしたいと考えている。

【記者】
 「男女共同参画社会の形成」に対する評価について

【市長】
 行政評価の結果で、施策評価の中で全21政策のうち男女共同参画社会の形成だけがD評価で非常に悪かった。その要因は、アンケート調査を、これまで中小事業者全体とっていたのを、かなり小規模の事業者だけでとってしまったことで、そのようなかなり低い数字になった。必ずしもこれが実態を表しているわけではないが、ただ、それでも小規模事業者で男女共同参画が進んでいないという事実が明らかになっているので、今後、この辺りの改善するよう周知啓発事業を行っていく必要があると思う。

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このページは、感染症対策課が担当しています。

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