更新日:2025年4月9日
アデノウイルスを原因とした急性ウイルス性感染症です。
プールでの接触やタオルの共有により感染することもあるため、プール熱とも呼ばれています。
5~7日の潜伏期を経て、38℃以上の急な発熱で発症し、頭痛、食欲不振、全身倦怠感とともに、咽頭痛や結膜炎、眼脂(めやに)などが3~5日程度持続します。
飛沫あるいは手指を介した接触感染により感染します。
特別な治療法はなく、対症療法が中心となります。
感染者との密接な接触を避けること、アルコールが効きにくいため、こまめに流水と石鹸による手洗い、うがいを行うことが重要です。
小児の集団生活の中では感染が拡大しやすいため、タオルを共有しないこと、手すりやドアノブ、おもちゃなど多くの人が触れる場所や物の消毒、排泄物の適切な処理などが感染予防策として重要です。