更新日:2025年4月1日
高松市では、「第3期かがわ健やか子ども基金補助金」を活用し、小学校就学前のお子さんを対象に任意の予防接種の費用助成を行っています。
予防接種法の対象となっていない任意の予防接種につきましては、有料で、保護者の方の判断により、希望される場合に行ってください。
「三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)」若しくは「おたふくかぜ」どちらか一方の任意接種の費用助成を行います。
接種日に高松市に住民登録がある小学校就学の前年度にある人
(平成31年4月2日から令和2年4月1日の間に生まれた人)
令和7年4月1日から令和8年3月31日まで
※三種混合は、定期接種の四種混合又は三種混合をワクチンの1期追加接種後、6か月以上経過した人
※おたふくかぜは、おたふくかぜの既往歴がない人
1,500円
※任意の予防接種の料金は医療機関によって異なります。
※医療機関での接種料金から市の助成金を差し引いた額が自己負担額となります。
高松市任意予防接種実施協力医療機関
令和7年4月下旬発送済(お知らせと予診票を発送しています。)
おたふくかぜを接種する際は、他の注射生ワクチン予防接種との間隔は27日以上あけて接種を受けてください。
1.希望する医療機関に連絡し、以下2点を伝え予約
・「高松市任意予防接種費用に対する助成事業を利用すること」
・「三種混合、おたふくかぜのどちらで助成を使うのか」
2.持ち物
・「高松市任意予防接種予診票」(年長(6歳)になる年度の4月下旬に個別に郵送)
・母子健康手帳
・住所が確認できるもの(マイナンバーカード等)
・接種費用(うち1,500円分を助成)
1.接種を希望する医療機関に電話で以下2点を伝え、実施できるかを確認
・「高松市任意予防接種費用に対する助成事業を利用すること」
・「三種混合、おたふくかぜのどちらで助成を使うのか」
2.以下の「高松市任意予防接種実施依頼書発行申請書」【様式(1)】に必要事項を記入・押印のうえ高松市保健所 感染症対策課宛に申請(郵送または窓口)
「高松市任意予防接種実施依頼書発行申請書」【様式(1)】(PDF:87KB)
3.「高松市任意予防接種実施依頼書」を感染症対策課よりご自宅へ郵送(2の申請から1週間程度)
※実施依頼書に助成金の返金に必要な書類を同封します。
4・医療機関に任意予防接種の予約
【持ち物】
・「高松市任意予防接種実施依頼書」(医療機関宛・上記3)
・「高松市任意予防接種予診票」(年長(6歳)になる年度の4月下旬にご自宅に郵送)
・母子健康手帳
・住所が確認できるもの(マイナンバーカード等)
・接種費用(実費)
【医療機関から受領していただくもの】
・領収書と明細書の原本 ※予防接種の種類・単価・接種日が記載されていること/要領収印
・予診票の原本(高松市発行のもの) ※署名、日付等記入漏れがないかご確認ください。
接種前に送付した書類に必要事項を記載、捺印いただき、高松市保健所感染症対策課に提出(郵送または窓口)してください。
ご提出後2~3か月後にご指定の口座に助成金(1,500円)を振り込みます。
【必要書類】
・高松市任意予防接種費用に係る助成金償還払申請書【様式第3号】(振込口座等記載)
・高松市任意予防接種費用に係る助成金償還払申請明細書【様式第4号】
・領収書と明細書の原本 ※予防接種の種類・単価・接種日が記載されていること/要領収印
・予診票の原本(高松市発行のもの) ※署名、日付等記入漏れがないかご確認ください。
※領収書を紛失された場合、感染症対策課(TEL087-839-2870)にご連絡いただければ、代わりとなる「領収確認書」をお渡ししますので、医療機関に記入・押印をいただき、ご提出ください。
令和7年4月1日から予防接種を受けた日の属する年度の3月31日まで
〒760-0074
高松市桜町一丁目10番27号
高松市感染症対策課 予防接種係
TEL:087-839-2870
入院治療が必要となるような疾病や重い障がいなどの健康被害が生じ、その健康被害が、予防接種によって引き起こされたものと認められた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の医薬品副作用被害救済制度(外部サイト)等が利用できます。また、重い障がいが残った場合は、高松市予防接種事故災害要綱に定める補償についても、対象となる場合があります。
三種混合(DPT)ワクチンは、ジフテリア・百日せき・破傷風の三つの病気を予防するワクチンです。(不活化ワクチン)
香川県では、全国と比較して、百日せきの発症数が多い状況にあります。
1.ジフテリアについて
ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。感染は主にのどですが、鼻にも感染します。症状は高熱、のどの痛み、犬吠様のせき、嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。発病2~3週間後には、菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こすことがありますので、注意が必要です。
2.百日せきついて
百日せき菌の飛沫感染で起こります。百日せきは、普通のカゼのような症状ではじまり、続いてせきがひどくなり、顔をまっ赤にして連続的にせき込むようになります。せきのあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。通常熱はでません。乳幼児はせきで呼吸ができず、くちびるが青くなったり(チアノーゼ)、けいれんが起きることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症を起こしたり、乳児では死亡することもあります。
3.破傷風ついて
破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にいる菌が、傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のために、筋肉のけいれんを起こし、治療が遅れると死亡することもあります。患者の半数は、本人や周りの人では気がつかない程度の軽い刺し傷が原因です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。
注射部位の症状として紅斑、硬結(しこり)、膨張(はれ)、そう痒感(かゆみ)、疼痛、熱感など、全身症状として発熱などがあらわれるほか、発しん、下痢、鼻漏(はなみず)、頭痛などがあらわれることがあります。硬結は1か月以上残ることがあります。2回以上接種した人には、ときに強い局所反応があらわれることがあります。非常にまれですが、重大な副反応としてショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管浮腫など)、血小板減少性紫斑病(接種後数日から3週間頃にあらわれる紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血など)、脳症(発熱、四肢麻痺、けいれん、意識障害など)、けいれん(接種直後から数日頃まで)があらわれることがあります。
おたふくかぜワクチンは、おたふくかぜを予防するワクチンです。(生ワクチン)
ムンプス(おたふくかぜ)ウイルスによって起こる全身性感染症です。基本的には飛沫感染で起こります。潜伏期間は2~3週間で、軽度の発熱と耳の痛みで始まり、耳の下(耳下腺)のはれが顕著になりますが、その症状は通常5~7日で回復に向かいます。
注射部位の症状として、紅斑、硬結(しこり)があらわれることがありますが、通常、一過性で2~3日中に消失します。また、接種後2~3週間頃に、耳下腺の腫れ、発熱、嘔吐、咳、鼻汁などの症状があらわれることがあります。これらの症状は通常、数日中に消失します。非常にまれですが、重大な副反応としてショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管浮腫など)、無菌性髄膜炎(接種後3週間前後)、急性散在性脳脊髄炎(接種後2週間程度で発熱、頭痛、けいれん、運動・意識障害など)、脳炎・脳症、血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血など)、難聴、精巣炎(精巣腫腸など)、急性膵炎(腹痛、発熱、吐き気・嘔吐など)があらわれることがあります。