更新日:2025年4月1日
平成30年7月豪雨により、特に中国地方を中心に多くのため池が決壊し、防災重点ため池ではない小規模なため池で甚大な被害が生じたことから、国はため池対策検討チームを設置し、防災重点ため池の選定の考え方を見直し、新たな基準を公表しました。
これを踏まえ、本市は、香川県と調整を行い、本市内にある農業用ため池について、新たな基準に基づき、防災重点ため池として1,217か所を再選定しました。
防災重点ため池(決壊した場合に人的被害を与えるおそれのあるため池)の位置について、
香川県ホームページの「かがわ防災Webポータル」に掲載されています。
新規ウィンドウで開きます。かがわ防災Webポータル(外部サイト)
「レイヤー一覧」 ⇒ 「【ため池】」 ⇒ 「高松地域」 ⇒ 「高松市」を選択してください。
『農業用ため池の管理及び保全に関する法律(以下、『ため池管理保全法』という。)』(平成31年法律第17号)第7条第1項に基づき、決壊した場合に周辺の家屋や公共施設等に浸水被害を及ぼすおそれがある民間所有の農業用ため池を、「特定農業用ため池」に指定し、同条第3項の規定により香川県が公示しています。
『防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法(以下、『ため池工事特措法』という。)』(令和2年法律第56号)第4条第1項に基づき、決壊した場合に周辺の家屋や公共施設等に浸水被害を及ぼすおそれがある農業用ため池を香川県が、「防災重点農業用ため池」に指定しました。
ため池ハザードマップは、今後発生が予測される南海トラフ巨大地震や台風、局地的な集中豪雨等によ
り、ため池の堤体が決壊した場合の氾濫解析を行い、ため池氾濫の危険性を正しく市民の皆さんに周知す
るとともに、自主的な避難や危険回避行動を支援し、被害の未然防止や軽減を図ることを目的として本市
では、貯水量が5万t以上の防災重点ため池について、浸水想定区域図等を示した地図です。
また、貯水量5万t未満の防災重点ため池については、簡易氾濫解析を行い、浸水想定区域図等を作成
しています。
ハザードマップ及び浸水想定区域図は、添付資料「防災重点ため池の一覧表」より閲覧できます。
また、たかまっぷ(外部サイト)においても閲覧できます。
※注意点
・ハザードマップ及び浸水想定区域図は、防災重点ため池が決壊した場合に備え、各自の迅速な
避難行動や災害応急対応などを計画する際の参考資料として作成したものです。各自が避難計画を
立てることで、機能を発揮します。
・雨量や震度に関係なく、ため池の堤体が決壊し、貯水量の全量が流れ出した場合、地形データ等に基
づき、実施した解析の結果です。
・地図に示した浸水区域以外も、状況によって、浸水する可能性があります。
・公表されたため池は、ただちに危険であることを示すものではありません。
(作成の対象となるため池は、ため池の構造自体の危険性により選定したものではなく、
ため池の規模及び家屋等との距離により選定されています。)