更新日:2020年1月6日
アニサキスとは寄生虫の一種で、その幼虫がサバ、アジ、イカ、イワシ、サンマなどに寄生します。
魚介類の内臓に寄生しているアニサキス幼虫は鮮度が落ちると、内臓から筋肉に移動することが知られています。
アニサキスが寄生している魚介類を生や加熱不十分な状態で食べると、食中毒が起こります。
食後数時間から十数時間後に、激しい腹痛、悪心、嘔吐などを生じます。(胃アニサキス症)
食後十数時間から数日後に、激しい腹痛、腹膜炎症状などを生じます。(腸アニサキス症)
※多くが胃アニサキス症です。
※激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる際は速やかに医療機関を受診してください。
・マイナス20℃で24時間以上の冷凍又は70℃以上の加熱
・新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除く
・目視で確認し、アニサキス幼虫を除去する
アニサキス食中毒に関する詳細は、下記リンク先をご覧ください。
(厚生労働省HP)
クドア・セプテンプンクタータ(以下クドア)は、魚類に寄生する寄生虫です。特にヒラメに寄生することが確認されています。
大きさは0.01mm程で、肉眼では見えません。
ヒトには寄生しませんが(宿主にはならない)、ヒトの腸粘膜を一過性に傷つけて、下痢や嘔吐等の症状を起こします。
クドア・セプテンプンクタータが多量に寄生したヒラメを生で食べると、食後数時間で一過性の下痢やおう吐などの症状が起きます。 症状は軽度で、速やかに回復します
マイナス20℃で4時間以上の冷凍、又は75℃5分以上の加熱で食中毒を防ぐことができます。
(厚生労働省HP)
「ヒラメを介したクドアの一種による食中毒Q&A」(外部サイト)
(農林水産省HP)