更新日:2025年6月5日
以下の市内海域で採取された二枚貝から規制値を超える貝毒が検出されたため、香川県の要請により対象の貝について出荷の自主規制が行われています。
なお、現在、屋島周辺海域では、養殖アサリ・養殖マガキ以外の二枚貝の出荷実態が無いことから、市場には屋島周辺海域で生産された二枚貝は流通していません。
出荷自主規制開始日 | 規制対象海域 | 貝の種類 |
---|---|---|
令和7年6月3日 | 屋島周辺海域 | マガキ |
※詳しくは、下記の香川県ホームページを御確認ください。
令和7年:貝毒情報(二枚貝の毒化検査結果)(香川県ホームページ)(外部サイト)
国の定める規制値を超える貝毒が検出された場合は、自主的に貝毒発生地域からの出荷を制限するようにしています。このため、市場に出回っている貝類を食べても、貝毒による食中毒が発生する心配はないので安心してください。
安全性が確認されるまでの間、該当する海域に自生する二枚貝(アサリ・ムラサキイガイなど)は、潮干狩り等で採取しても食べないようにしてください。
二枚貝を食べて症状が現れた場合は、速やかに医師の処置を受けてください。
二枚貝等を取り扱う場合には、産地、日付等を確認してください。
また、消費者等から貝毒による健康被害等の情報を受けた場合は、下記お問い合わせ先まで御連絡ください。
なお、県外から仕入れる際にも、仕入れ先で出荷が規制されていないか、香川県ホームページ等で確認してください。
貝毒とは
主に二枚貝(ホタテガイやカキ、アサリなど)は、毒素を持った植物プランクトンを餌として食べ、体内に毒素を蓄積させます。
毒素が蓄積した貝類を人が食べると、下痢や麻痺といった症状を引き起こすことがあります。
毒化した貝類は加熱調理では無毒になりません。
<<食品としての安全基準>>
貝の可食部に含まれる毒量の規制値が設定されており、規制値を超えるものは販売が禁止されます。
麻痺性貝毒 4MU/g(1MU(マウスユニット)はマウスが15分で死亡する毒力)
下痢性貝毒 0.16mgオカダ酸当量/kg
有毒プランクトンの発生がなくなり、貝類に含まれる毒素が減少すれば出荷ができるようになります。また、有毒部位を除去して規制値以下となったものは出荷できます。