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【高松市文化奨励賞受賞作家展】郷祥 Invisible Forms

更新日:2025年12月19日

この度、書道家・現代アーティストである郷祥(ごうしょう)さんの個展を高松市美術館ブランチギャラリー (高松丸亀町商店街内「しごとプラザ」ショーウィンドー)で開催いたします。

郷祥さんは、日本の伝統文化である書道を、より身近に、より芸術的に、より国際的なものとするため、既存の枠にとらわれず、新しい発想で書道の魅力を発信しています。

また、令和5年に、高松市文化奨励賞新人部門を受賞し、将来においても更にその活躍が期待される方です。

ぜひこの機会に作品を御覧ください。

展覧会基本情報

会期:
2025年12月9日(火曜日)~2026年2月8日(日曜日)
会場:
高松市美術館ブランチギャラリー
(高松丸亀町商店街内「しごとプラザ」ショーウィンドー)
観覧料:
無料
主催:
高松市文化芸術振興課

ステートメント

過去に産業廃棄物の不法投棄のあった豊島を訪れ、波や祭の音など、島を象徴する音を採録した。

それらの音は一度データへと変換され、数学的処理によって支配的な周波数へと置き換えられる。

さらにその周波数は、プラグラミングを施すことによって、クラドニ図形として可視化され、私はその形を墨で描き起こした。

自然や人が放つ音は、直接的には表現できないが、数値や形を介すことで姿を現す。

私はそれを描くことで、自然と人、デジタルとアナログ、可視と不可視の領域に相互に接続するアプローチを行っている。

本シリーズは、存在しながらも掴みきれないものに、ひとつのかたちを与える試みである。

書道家・現代アーティスト 郷祥(ごうしょう)

美術史の文脈と真摯に向き合い、自身のバックグラウンドと独自開発した墨を活かし、作品を制作。

植物の声(生体電気)や風、個人の存在意義など不可視的な存在にスポットをあて、
絵画的表現で記号化し、可視化を実現させる。

自身の美意識である「相反する二面性の共存」を作品に反映し、

「白と黒」や「人工美と自然美」、また技法における「描くと削る」など

二項対立関係にある事象を共存させ、ひとつの作品へと昇華させている。

お問い合わせ

このページは、文化芸術振興課が担当しています。

〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎7階

電話:087-839-2636

ファクス:087-839-2659