やなぎみわワークショップ「機械と朗読」
2019年3月10日(日曜日)やなぎみわワークショップ「機械と朗読」
特別展「やなぎみわ展 神話機械」の関連イベントとしてワークショップ「機械と朗読」を開催しました。
このワークショップは、展示作品《神話機械》のマシーンの動きに合わせて、シェイクスピア「ハムレット」の1シーンの台本を読むという新しい試みでした。参加者は15人、高校生からご年配の方まで幅広い年齢層の方が参加されました。
まず1階講堂にて、やなぎさんからシェイクスピアの戯曲「ハムレット」を基にした30分程度の台本をもらい、内容について説明を受け、参加者全員が順番に台本を読み上げました。
やなぎさんはそれぞれの声質や声量を確認しながら、誰がどの場面のセリフを読むかを決めていきます。
人間が機械に合わせて朗読をするので、正確に時間やタイミングを計る必要があります。
中には長いセリフを読む人もおり、本番に向けて何度も自主練習に打ち込む様子はワークショップの参加者というより、演技に集中する役者そのものでした。
最後に、機械を展示している展示室に向かいました。
室内は暗いので、参加者は懐中電灯の光で朗読をしました。機械に合わせた朗読は難しい様子でしたが、皆達成感にあふれていました。
ワークショップ終了後、参加者の方から「美術作家から直接指導を受けることができ、充実したワークショップだった」「普段味わうことのない貴重な体験でおもしろかった」などたくさんの感想をいただきました。
