友の会ふれあいコンサート「ピアノの調べ 美術の森の音楽会」を開催しました。
7月6日(土曜日)に、高松市美術館エントランスホールで、「友の会ふれあいコンサート ピアノの調べ 美術の森の音楽会」を開催しました。
開場時間直前に突然の夕立があったにもかかわらず、激しい雨の中、たくさんの方々にお越しいただきました。
演奏していただいたのは、ピアニスト 田村 真穂(たむら まほ)さん。
真っ白なドレスでピアノの前に座られた田村さんは、とても可憐で美しいお姿でした。
田村さんは、香川県丸亀市のご出身です。国立(くにたち)音楽大学を経て、フランス、パリ・エコールノルマル音楽院を修了された後、北ドイツ、オルデンブルグ州立歌劇場でヨーロッパデビューを果たし、ベルリン弦楽四重奏団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス八重奏団などとも共演するなど、国内外で幅広く活躍されていらっしゃいます。
第1部では、「昼の森」を、第2部は「夜の森」を表現されました。
第1部 「昼の森」
1. ソナチネコンチェルタンテ/ヴラディゲロフ作曲
2. かっこう/ダカン作曲
3. 蝶々/ゲール作曲
4. 森のスケッチより「野ばらに寄す」/マクダウェル作曲
5. アラベスク/ドビュッシー作曲
6. はちどり/ギロック作曲
7. プレリュード「雨だれ」/ショパン作曲
8. 金色の魚のダンス/グレチャニコフ作曲
9. 海の風景/ギロック作曲
10. もみの木/シベリウス作曲
11. 妖精の踊り/グリーグ作曲
12. 秋のスケッチ/ギロック作曲
13. 雪は踊っている/ドビュッシー作曲
14. 春に寄す/グリーグ作曲
15. 華麗なる大円舞曲/ショパン作曲
曲の合間に、「妖精の姿が見えます」「雪がチラチラと舞っています」など、田村さんご自身によるアナウンスをたくさん入れていただきました。
目を閉じて耳を澄ませていると、朝になり森が目覚めて輝き始める様子や、春から夏、秋、冬へと季節が移り変わる様子が、ありありと思い浮かびました。
第2部 「夜の森」。
1. キラキラ星変奏曲/モーツァルト作曲
2. 歌と踊り/モンポウ作曲
3. ベルガマスク組曲より「月の光」/ドビュッシー作曲
4. 笛と太鼓/バルトーク作曲
5. ルーマニア民族舞曲/バルトーク作曲
棒踊り、飾り帯の踊り、踏み踊り、角笛の踊り、ルーマニア風ポルカ、速い踊り
6. 「月光」/ベートーヴェン作曲
キラキラと瞬く星々。森に降り注ぐ荘厳な月の光。
会場に、届けられた花の香りも相まって、本当に深い森の中にいるような気分になりました。
アンコールは、可愛らしい「子犬のワルツ」ショパン作曲。
会場に来られていたお子様たちもお馴染みの曲に出会って嬉しそうでした。
終演時間には、雨はすっかり上がって、夜空には本物の星が輝いていました。
終演後、会場を出られたお客様は、まるでまだコンサートが続いているような気分で、夜空を見上げられたのではないかと思います。
ご出演いただいた田村 真穂さん、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
