友の会ふれあいコンサート「歌と古楽器による バロック音楽の調べ」を開催しました。
11月10日(土曜日)、高松市美術館エントランスホールにて、友の会ふれあいコンサート「歌と古楽器によるバロック音楽の調べ」を開催しました。
出演は、古楽アンサンブル「Reine(ライネ)」。
「ライネ」は、古楽器と当時の様式を用いて、純粋な(Rein)、美しいバロック音楽の演奏を目指して、2010年に結成されたそうです。
ライネのメンバーは、
フラウト・トラヴェルソ 砂山 佳美(すなやま よしみ)さん、ソプラノ 鏑木 綾(かぶらき あや)さん、ヴィオラ・ダ・ガンバ 境 恵輔(さかい けいすけ)さん、チェンバロ 石川 陽子(いしかわ ようこ)さん です。
当日は、演奏会の少ない古楽器を楽しみに、たくさんの方がお越しくださいました。
友の会ふれあいコンサート「歌と古楽器によるバロック音楽の調べ」
古楽器は、優しい、不思議な音色でした。
また、石川さんが演奏されたチェンバロは、今回のコンサートが初お披露目とのこと。
美しい真紅のバラが描かれていました。
演奏曲は、
1. B.マリーニ作曲 /『女は美しき賞賛の歌を歌う』より「生まれたてのキューピッド」
2. G.フレスコバルディ作曲 / トッカータ 第1番(第2集)
3. C.モンテヴェルディ作曲 / 主を褒めたたえよ
4. J.モレル作曲 / トリオによるシャコンヌ
5. A.カンプラ作曲 / アリオン
- 休 憩 -
6. D.パーセル作曲 / ソナタ 第4番 ニ長調 ポーコ・ラルゴ ヴィヴァーチェ グラーヴェ アレグロ
7. H.パーセル作曲 / ひとときの音楽
8. J.S.バッハ作曲 / フランス組曲 第6番 BWV817 アルマンド クーラント サラバンド ガヴォット ポロネーズ メヌエット ブレ ジグ
9. J.S.バッハ作曲 / 復活節オラトリオ BWV249より「魂よ、あなたの香油は」
10. J.S.バッハ作曲 / カンタータ『楽しき狩こそわが悦び!』BWV208より「羊はやすらかに草を食み」
そして、アンコールに、ヘンデル作曲 / 私を泣かせてください
を演奏してくださいました。
演奏は、ソプラノが入ったり、チェンバロのソロになったり…。
その度に、会場の雰囲気が次々と移り変わってゆきました。
また曲の合間には、演奏者の方々がマイクを持ち、楽器や曲についての説明をたくさん盛り込んでくださったので、コンサートの魅力がさらに増したように思います。
今回は、作曲された当時に使用されていた楽器による演奏です。約300年前の人々も同じ音を聞いたのですね。
コンサート後のアンケートに、「教会の中にいるような気分でした。」と書いてくださった方が数名いらっしゃいました。
そんな、清らかな響きに包まれた1時間半でした。
ご出演いただいたReineの皆様、ご来場いただいたお客様方、ありがとうございました。
