やなぎみわワークショップ「こども現代美術講釈入門」
2012年8月11日
高校生以上が対象の「現代美術講釈入門」と時を同じくして、8月11日午後2時から「こども現代美術講釈入門」がスタートしました。
こちらは小学4年生から中学生までが参加しました。
大人たちが3階講座室で台本作成とセリフ練習をしている間、こちらは常設展で学芸員の作品解説を聴きました。
その後、講釈する作品を選びました。
作品を選んでいる間に、練習を終えた大人の参加者が緊張しながら常設展示室へやってきました。
大人の参加者の講釈を聴いて、自分たちの発表の参考にしました。
大人の「現代美術講釈入門」が終了し、今度は子どもたちの番です。
まずは、講座室でやなぎさんのレクチャーと俳優・山本 麻貴さんの講釈の実演を聴きました。
山本さんの優雅なエレベーターガールの作品解説と、歯切れのいい講談師の作品解説にみんな聞き入っていました。
レクチャー後、それぞれの台本作りです。
誰になりきるのか、どんな解説にするのか…このあとみんなの前で発表すると思うと緊張感が高まってきました。
中学生の参加者たちは、悩みながらも自分の思いを丁寧に文章に仕上げていました。
完成したら、やなぎさんや山本さんに台本を見てもらいました。
いよいよ「こども現代美術講釈入門」開始です。
塩田 千春の「トラウマ」を選んだ人は、そこからイメージする詩をつけて朗読してくれました。
みんな静かに聞き入っていました。
詩や物語を考えてくれた人、TVの司会者になった人など、みんな自分じゃない誰かになりきって講釈を発表してくれました。
イケムラレイコ「Pacific Red」、大竹伸朗「車窓」、O JUN「湖畔」、さわひらき「8minutes」、大岩オスカール「虹」といった作品に参加者の講釈がつくと、作品への新しい見方が広がりました。
みんな自分の講釈の間は緊張していましたが、お互いの講釈を聴いている間は笑いあってにぎやかでした。
やなぎさんは一人一人の発表へ感想を述べてくださり、現代美術の鑑賞についても参加者へ向けて語っていただきました。
やなぎさん、山本さんは参加者の想像力、文章力に驚き、とても楽しかったとおっしゃっていました。
みなさん、お疲れ様でした!
やなぎみわさん、山本 麻貴さん、楽しくてにぎやかな時間を本当にありがとうございました!
