「山本高之ワークショップ―きみのみらいをおしえます―」発表会

現在開催中のアニュアル展に展示中の山本高之さんの作品「きみのみらいをおしえますin高松」は、6月に4日間かけて、当館で子どもワークショップを行い、そこでビデオ撮影したものです。
ワークショップでは、子どもが独自の占いを考え、その占いに必要な占い小屋とコスチュームを制作し、最終日には、子どもが占い師となって大人を占っている様子を撮影しました。

本日、7月29日の占い発表会では、10人の子どもたちが、展示室の占い小屋に入って、実際に占いを行いました。
撮影をした占いワークショップから一ヶ月経っていたので、ちゃんと占いができるのか大人たちは心配したのですが、心配無用です。
お客さんが、小屋の前に立つとスイッチが入ったように小さな占い師たちは占いを始めました。

何も知らずに展覧会に訪れたお客さんは驚いていました…！まさか展示室が占いの館になっているなんて想像もつかないですよね。

ティラリラリロ～ン♪(占い師がピアノを弾いている)
占い師「ピアノ占いへようこそ！ここでは私が弾いたピアノの音で占います！
私がこの音は“ド”ですとか言うので、好きな音を選んでください！
この音は“ド”です！この音は“レ”です！……(以下略)、どの音が好きですか！？」
大人「…“シ”が好きです。」
(間髪もいれずに)占い師「“シ”を選んだアナタは、みんなに責められるでしょう！これで終わります！」

子どもの言うこと、と思いつつも未来は分からないので「みんなに責められる」と言われてショックそうに大人はしてしまいます。
そんな大人の姿を見て、小さな占い師は少し申し訳なさそうな顔をするのでした…。