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動く!展 ―光と音と運動の芸術

特別展

動く!展 ―光と音と運動の芸術

2026年10月10日(土曜日)~11月29日(日曜日)

 第二次世界大戦後の日本では、絵画や彫刻という旧来のジャンルに捉われない美術作品の登場、作家たちの制作方法や活動の場の大きな変化といった出来事を経て、今日に至るまでアートは様々な展開を遂げました。
 1950年代、前衛芸術家グループ「実験工房」や「具体美術協会」のメンバーらは、新しいメディアを積極的に取り入れた作品を発表します。彼らにくわえ、「フルクサス」や「ハイレッド・センター」といった、自身が「動く」パフォーマンスやイベントで表現の幅を広げる作家も登場しました。自由出品の読売アンデパンダン展、舞台や映画と組み合わせたイベントや国際美術展、1970年の万国博覧会、各地での野外彫刻展等、発表の場は増加し、素材や表現方法も多面的な様相を見せていきます。その後、テクノロジーの発展とともに光や音や映像の使用がより身近になり、それらを組み合わせたインスタレーション形式の作品や、観客が参加し「動く」作品といった新しい表現も作品の形式として定着していきます。
 高松市美術館は、1988年の開館当初より「戦後日本の現代美術」を収集方針の一つとしてコレクションを形成し、展覧会やイベントで気鋭のアーティストたちを積極的に紹介してきました。本展では、当館のコレクションを軸に、日本の現代アートの歴史と展開を「動く」をキーワードに振り返ります。アーティストたちの絶えざる新しい挑戦を、「動く」作品を通してお楽しみください。

田中敦子《電気服》1956/86 年、高松市美術館蔵
©Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association
撮影:加藤 成文 

城之内元晴《シェルタープラン》1964年、城之内元晴エステート蔵


山口勝弘《Kiss》1968年、高松市美術館蔵
©The Estate of Katsuhiro Yamaguchi

ヨシダミノル《シンセサイザー・ジャケット #04》2000 年、個人蔵

宮島達男《Counter Line No.1》1988 年、高松市美術館蔵 ©Tatsuo Miyajima

ヤノベケンジ《ミニ・アトムスーツ》2003-13年、高松市美術館蔵
©Kenji Yanobe

宮永愛子《ポスト―景色》2010 年、高松市美術館蔵
©MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery

石田尚志《正方形の窓》2015年、高松市美術館蔵 ©Ishida Takashi

後藤映則《Numbers #01》2017年、高松市美術館蔵

赤松音呂《チョウズマキ》2016年、高松市美術館蔵

飯川雄大《デコレータークラブ —0人もしくは1人以上の観客に向けて》2024年、高松市美術館蔵

鴻池朋子《Wolf Bench ―Takamatsu》2026 年、高松市美術館蔵 ©Tomoko Konoike

展覧会基本情報

会期:
2026年10月10日(土曜日)~11月29日(日曜日)

休館日:
月曜日(ただし、10月12日(月曜日・祝日)・11月23日(月曜日・祝日)開館、10月13日(火曜日)・11月24日(火曜日)休館)

開館時間:
午前9時30分~午後5時(入室は閉館30分前まで)
(ただし、金曜日・土曜日は午後7時閉館)
会場:
美術館2階展示室

観覧料:
【一般】1,200円(960円)※65歳以上も一般料金
【大学生】600円(480円)※高松市キャンパスメンバーズ制度加盟大学等の学生証所持者は団体料金
【高校生以下】無料
※()内20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者(または障害者手帳アプリ「ミライロID」提示)は入場無料
※お得な観覧券等の情報はこちら

主催:

高松市美術館

助成:
芸術文化振興基金

お問い合わせ先:
高松市美術館
電話:087-823-1711

関連イベント

アーティストトーク

(1)「『動くアート100年史』〜キネティクアート、ライトアート、インターメディア、エクスパンデッドシネマ、ビデオアート、メディアアート、そしてXRからAIまで」

内容:
映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆、更にはライヴストリーミングスタジオ「DOMMUNE」の運営と、多岐に活躍する現“在”美術家・宇川直宏氏に「動く」アートの歴史と展開についてお聞きします。

開催日時:
10月11日(日曜日)
午後1時30分~午後3時(午後1時15分開場)

講師:
宇川 直宏(本展出品作家) 聞き手:原 久子(当館アートアドバイザー)

宇川(うかわ) 直宏(なおひろ) プロフィール
1968年香川県生まれ、東京在住。現“在” 美術家・DOMMUNE主宰。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、多岐にわたる活動を行う。2010年3月に個人で開局したライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局から16年を迎え、延べ視聴者数3億人超、配信番組数7,000番組超を記録。2023年には練馬区立美術館で個展「宇川直宏展|FINAL MEDIA THERAPIST @DOMMUNE」を開催。令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣賞受賞(2021年)。

会場:
美術館1階講堂

定員:
先着100名 (無料、申込不要/直接会場にお越しください。)

(2)「旅から定住へ 直島に住みながら活動すること」

内容:
出品作《津波石》をはじめ映像作品の展示方法や、2019年より移住した直島での活動・制作等についてお話しいただきます。

開催日時:
10月31日(土曜日)
午後2時~午後3時(午後1時45分開場)

講師:
下道 基行(本展出品作家)

下道 基行(したみちもとゆき)
1978年岡山生まれ、香川県直島在住。2001年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。2003年東京綜合写真専門学校研究科中退。旅やフィールドワークをベースにした制作活動で知られる。2019年香川県直島に家族で移住し、地元の人々と一緒に島のアーカイブでありミュージアムを作るプロジェクト『瀬戸内「 」資料館』(2019-)開始。2012年光州ビエンナーレ新人賞、2015年さがみはら写真新人奨励賞、2019年Tokyo Contemporary Art Award 等受賞。2019年ヴェネチアビエンナーレ日本館参加作家。2020年第21回岡山芸術文化賞グランプリを受賞。京都芸術大学客員教授(2024年-)。

会場:
美術館1階講堂

定員:
先着100名 (無料、申込不要/直接会場にお越しください。)

記念ライブ 「Epicurism of Space Universe 2026 空間の美食家 2026」

内容:
サウンド・パフォーマンス・ユニット〈現代家族〉による音楽ライブ。ヨシダミノル《シンセサイザー・ジャケット》を演奏します。

開催日時:
10月24日(土曜日)
午後2時~(1時間程度)

出演:
現代家族(吉田 みどり、吉田 省念、吉田 朝麻)

現代家族(げんだいかぞく) プロフィール
2000 年に結成された実際の家族によるパフォーマンスグループ。ヨシダミノル(2010 年没)、荒木みどり(吉田みどり)、吉田省念、吉田朝麻から成る。2010 年ヨシダミノル没後は、生前の様々な表現活動を探りながら広める活動を行い、その中で得られたフィードバックを「現代家族」という場でパフォーマンスを行う。

会場:
美術館1階エントランスホール (無料、申込不要/直接会場にお越しください。)

アートアドバイザー講座vol.15 「美術批評から読む 「動く」作品の展覧会史」

内容:
本展出品作品を中心に「動く」作品が発表された当時の美術界の様相や評価、その後現在までの保存やアーカイブについて対談します。

日時:
11月14日(土曜日)
午後2時~(1時間程度)(午後1時45分開場)

講師:
伊村 靖子(国立新美術館主任研究員)、原 久子(当館アートアドバイザー)

伊村(いむら) 靖子(やすこ) プロフィール
国立新美術館学芸課情報資料室長・主任研究員。情報科学芸術大学大学院[IAMAS]准教授を経て、2022年より現職。『虚像の時代 東野芳明美術批評選』(河出書房新社、2013年)共編、「「色彩と空間」展から大阪万博まで――60年代美術と建築の接地面」『現代思想』(第48巻第3号、2020年)のほか、2022年に「国立新美術館所蔵資料に見る1970年代の美術――Do it! わたしの日常が美術になる」「連続講座:美術館を考える」(国立新美術館)の企画を担当。

会場:
1階講堂

定員:
先着100名 (無料、申込不要/直接会場にお越しください。)

ギャラリートーク

内容:
展覧会の見どころや展示作品について解説します。

日時:
(学芸員)
10月10日(土曜日)
午前11時~

(ボランティアcivi)
会期中の日曜日・祝日
各日午後2時~

会場:
美術館2階展示室

参加費:
無料(ただし、観覧券は必要です。)、申込不要

「見る、聞く、触れる鑑賞会」

内容:
音が出たり、触って体験できたりする作品を中心に対話しながら鑑賞します。

日時:
11月8日(日曜日)
午前11時~(1時間程度)

会場:
美術館1階エントランスホール、2階展示室

※要観覧券・申込不要(1階エントランスホールに直接お越しください。)
※目が見えない/見えにくい方も楽しんでいただけるイベントです。

特別上映会

出品作品・作家に関連する映画・映像資料を上映いたします。

会場:
1階講堂
定員:
各先着100名、申込不要(開場は各15分前~)

参加費:
無料

(1)『田中敦子 もうひとつの具体』(1998年、監督:岡部あおみ、45分) 

内容:
アーティストや関係者のインタビュー、また50~60年代に撮影された当時の活動の記録写真・映像などを交えて、作家・田中敦子に迫るドキュメンタリー映画。(映像提供:Ufer! Art Documentary)

日時:
10月10日(土曜日)、11月21日(土曜日)
各午後2時~

(2)『石の詩』(1963年、監督:松本俊夫、TBS、25分) 

内容:
庵治村(現・高松市庵治町)の石切場の様子を撮影したアーネスト・サトウの写真を組み合わせて製作された実験的映像作品。音楽は秋山邦晴が担当し、サヌカイトが使用された。(映像提供:NPO 法人戦後映像芸術アーカイブ)

日時:
10月10日(土曜日)、11月21日(土曜日)各午後3時~、11月13日(金曜日) 午後6時~
11月21日(土曜日)は上映後、阪本 裕文氏(NPO法人戦後映像芸術アーカイブ)による解説会を開催します。
 
阪本 (さかもと)裕文(ひろふみ) プロフィール
1974 年生まれ。博士(芸術)。松山大学教授。NPO 法人戦後映像芸術アーカイブ代表理事。戦後日本の非商業的な映画・映像 についての研究をおこない、松本俊夫、相原信洋等のアーカイブ化に取り組む。展覧会・上映会監修に「日米初期ビデオアート上 映会ヴァイタル・シグナル」(EAI +横浜美術館、2009-2010)、「白昼夢 松本俊夫の世界」(久万美術館、2012)等。共著に『新 説 松本俊夫論』(戦後映像芸術アーカイブ、2023)、編著に『復刻版 記録映画』(不二出版、2015 〜 2016)、『松本俊夫著作集成』 (森話社、2016-)等。論文に「新理研映画時代の松本俊夫:前衛記録映画論の形成過程」(映像学 104 号)等。

エントランス・ミニコンサート「トッカータ祭り」

日時:
11月7日(土曜日)
午後1時30分~午後2時10分

出演:
(ピアノ)森西梓、道久明子、平田奈夏子 
(ピッコロトランペット)濱田華楓

会場:
美術館1階エントランスホール

参加費:
無料、申込不要

曲:
「トッカータト長調BWV916」「映像第一集より運動」「ピアノソナータ第二番4楽章トッカータ」「トッカータニ長調」他

謎とき!美術館からの挑戦状!

内容:
展示作品をヒントに美術館から出された謎を解明しましょう!最後まで謎を解けた人には、オリジナルグッズをプレゼント!

日時:
会期中いつでも(なくなり次第景品プレゼントは終了します。)

参加方法:
2階展示室前に1つ目の謎を示したシートを設置していますので、自由にご参加ください。

参加対象:
どなたでも(要観覧料・高校生以下は観覧料無料)

ふらっとアート 「動くおもちゃをつくろう」

対象:
どなたでも

会場:
中2階「こども+(プラス)」

実施日:
会期中いつでも
2026年10月10日(土曜日)~2026年11月29日(日曜日)
午前9時30分~午後5時(金曜日・土曜日は午前9時30分~午後7時)

休室日:
月曜日(ただし、10月12日(月曜日・祝日)・11月23日(月曜日・祝日)は開室、10月13日(火曜日)・11月24日(火曜日)は休室)
「つくりかた」を見ながら、いつでも自由に作れます。

参加費:
無料、予約不要

「びじゅチューン!電気さえあれば」特別上映

内容:
NHK Eテレの大人気番組「びじゅチューン!」より、井上 涼さんが《電気服》をテーマに制作した「電気さえあれば」を会期中、1階エントランスホールとブランチギャラリー(丸亀町商店街「しごとプラザ」ショーウィンドー内)でループ上映します。

高松市美術館SNS

美術館の裏側やワークショップなど関連イベントのレポートなど、高松市美術館情報を配信しています。

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