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市長定例記者会見(平成26年6月27日)

日時・場所

(日時)平成26年6月27日(金曜日) 11時30分〜12時15分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)高齢者運転免許証返納促進事業の拡充について
(2)平成26年地域公共交通優良団体表彰について(高松市総合都市交通計画推進協議会)
(3)平成26年度高松市職員非常参集訓練の実施について
(4)補聴支援システム(磁気ループ)の設置について
(5)がん検診受診啓発ラッピング電車について
(6)高松市消防団機能別分団結成式(香川大学防災サポートチーム)の開催について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
 まず冒頭、改めましてこの度、本市職員が公職選挙法違反容疑で逮捕されるという、非常に遺憾な事態が生じたところでございます。
 このことは、選挙の信用のみならず、本市行政の信頼を大きく失墜するものでございまして、改めまして、市民の皆様方、また関係の皆様方に、心からお詫びを申しあげたいと存じます。
 本当に申し訳ございませんでした。
 現在、検察の方で捜査が続いておりますので、その状況等を見守りながら、状況に応じまして、厳正かつ適切に対応してまいりたいと思っているところでございます。

 それでは、今日の題材に入らさせていただきます。今日は、項目数が多いものですから、概要を説明させていただきます。よろしくお願いいたします。

 まず1点目は、「高齢者運転免許証返納促進事業の拡充について」でございます。
 本市では、高齢者の運転に起因します交通事故の抑制を図るために、平成22年度から、高齢者運転免許証返納促進事業を行っております。
 65歳以上の高齢者が、運転免許証を返納した時に、5千円分のことでんシニアIruCaカードを交付するというものでございます。
 相変わらず、本市、本県の交通事故情勢は、非常に厳しいものがございます。従いまして、この免許証返納促進事業をより充実するもので、7月1日(火)から、現在交付しております5千円のことでんシニアIruCaカードを、1万円分に増額いたします。
 また、JRを利用したいという方には、1万円分のJR四国のICOCAカードも選択していただけることとしました。
 詳しい内容は、チラシに記載のとおりでございます。よろしくお願いしたいと存じます。

 2点目は、「平成26年地域公共交通優良団体表彰について(高松市総合都市交通計画推進協議会)」でございます。
 この度、地域公共交通に関する取組に顕著な功績があったとして、「高松市総合都市交通計画推進協議会」が、平成26年地域公共交通優良団体として、国土交通大臣から表彰されることとなったものでございます。
 この地域公共交通優良団体表彰は、国土交通省が21年から実施しているものでございまして、今回、本市が選ばれたことは、平成22年度に策定しました「高松市総合都市交通計画」、あるいは、昨年9月に公布・施行しました「高松市公共交通利用促進条例」の制定、等々の取組が評価されたということ、また、この条例の理念を踏まえて、今、電車とバスの乗継割引の拡大など、公共交通利用促進施策を鋭意進めていることが総合的に評価いただいたものと受け止めております。
 本協議会の会長を務めていただいております梅原会長(香川県観光協会顧問)を始めとしまして、皆様方の真摯な取組・活動に対し、心から敬意を表する次第でございます。
 表彰式は、7月2日(水)の午後2時から、国土交通省の方で、執り行われる予定でございまして、私がまいることとしております。

 3点目は、「平成26年度高松市職員非常参集訓練の実施について」でございます。
 大規模地震発生時に、災害対策本部体制を早期に確立するために、職員の非常参集状況の検証を行うことなどを目的に、この度、参集訓練を実施したいと思っております。
 訓練の想定として、来週、6月30日(月)から7月4日(金)までの5日間のうち、いずれか1日の早朝に、大規模地震が発生したことを想定して、実施するものでございます。職員へは、事前に、詳細日時等は知らさずに、いわゆるブラインド型として実施したいと思っているところでございます。
 訓練当日は、職員が登録しております防災情報メールで、地震が発生したことを配信し、それを受けて、職員が、本庁舎などそれぞれ勤務場所に自動車を使わず、徒歩か自転車、あるいはバイクで、順次、参集するという訓練を行い、その参集時間等を計ることにしているところでございます。
 訓練参加者は、本部長であります私のほか管理職員とし、約300人規模の訓練となる予定でございます。
 訓練による参集状況につきましては、午前7時50分に第1回の本部会議を開催する予定にしておりますが、その時に公表したいと思っております。

 4点目は、「補聴支援システム(磁気ループ)の設置について」でございます。
 本市では、高齢者や障がい者にやさしいまちづくりの推進に取り組んでいるところでございますけれども、7月1日(火)から、高松市役所の窓口等に、応対者の声を聴き取りにくい方でも、はっきり聴き取れる補聴支援システム、いわゆる磁気ループを設置することとしたものでございます。
 今回、設置します磁気ループは、小型軽量で、充電池が内蔵されていて、持ち運びが簡単な簡易的磁気ループシステムでございます。
 カウンターなどで、応対者の声だけが正確に聴き取ることができるシステムでございまして、特に、難聴者の方々やお年よりなどで、耳が聞こえなくなってきている方々に活用していただければと思っております。
 設置場所は、本庁舎1階に3台、2階に2台設置します。また、JR高松駅前の高松市インフォメーションプラザにも1台、計6台を設置する予定にしております。
 利用希望の方は、お気軽にお申し出いただき、御利用いただきたいと思っております。

 5点目は、「がん検診受診啓発ラッピング電車について」でございます。
 本市のがんによる死亡は、昭和56年から死因の第1位を占めてきております。
 このがんを予防するのは、早期発見が、非常に大事なわけでございます。
 その意味で、がん検診を定期的に受診し、健康チェックをして、早期にがんを発見することが重要でございます。
 ただ、今の検診受診率は20〜30%台でございまして、本市が目標値で掲げております、平成30年度までに50%には、全く届いていない状況にございます。
 従いまして、がん検診受診の周知啓発活動をより一層、推し進めていく必要があり、7月から、各種がん検診が始まりますので、啓発のラッピング電車を、7月7日(月)から10月7日(火)までの3か月間、走らせたいということでございます。
 ことでん琴平線及び志度線の各2車両に、「検診うけて 健康チェック!」をテーマにラッピングをしたいと思っております。
 1人でも多くの方々に、がん検診を受診していただきたいと思います。

 6点目は、「高松市消防団機能別分団結成式(香川大学防災サポートチーム)の開催について」でございます。
 消防団は、「自らの地域は自らが守る」という郷土愛護の精神に基づき、それぞれ地域防災の要として、大きな役割を担っているところでございますが、近年、全国的に、消防団員数の減少、あるいは被雇用者の増加や高齢化等のために、消防団の力が弱ってきているという現象がございます。本市におきましても例外ではないということでございます。
 こういう中で、この度、従来の消防団と違って、香川大学と本市との連携協力事業の一つとして、防災士を取得、あるいは取得予定の学生を中心とした、「高松市消防団機能別分団」を設置しようと相成ったものでございます。
 「香川大学防災サポートチーム」という、別称もございますけれども、この機能別分団を設置するものでございます。
 機能別分団は、通常の基本団員とは違いまして、大規模災害時等で、避難所運営等に従事をするというものでございまして、基本団員の補完的な役割を担うことになっております。
 具体的な活動は、次の3点でございまして、1つ目は、避難所等から災害対策本部等への情報伝達の役割を果たしていただく。2つ目は、負傷者の応急手当、簡単な応急手当等をしていただく。3つ目は、備蓄物資や救援物資等の配布及び管理をしてもらうという役割がございます。また、平常時でも、消防出初式や各種消防団行事にも参加いただきたいと思っているところでございます。
 この機能別分団につきましては、香川県下では、本市が初めてでございます。
 7月1日付けで入団します、香川大学の機能別分団員は56名になっております。
 7月2日(水)の午後3時30分から、結成式及び辞令交付式も行いますので、よろしくお願いしたいと存じます。

 私の方からは、以上でございます。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 高松港と宇野港を結ぶフェリーを運航している四国急行フェリーが、大幅な減便を発表した。これについての市長の感想と具体的な支援策などを伺いたい。
【市 長】
 今月19日(木)に四国急行フェリーから、宇高航路のフェリーについて、夜間を基本的に止めて、22往復から14往復に大きく減便することが発表された。
 これは、フェリー会社の総合的な経営判断の結果であるので、残念ではあるが、それ自体、やむを得ないものかと思っている。
 ただ、前から言っているとおり、宇高航路は、本市の経済・産業や市民生活にとって、非常に重要な公共交通手段であるので、減便後においても、出来る限り安定的に継続運航が図られ、市民生活や経済・産業に大きな影響が出ないように、望みたいと思っているところである。
 今後、フェリー航路維持、あるいは充実について、岡山県・香川県・玉野市・高松市の2県2市で協議会等も作っているので、そのような場の中で、今後の在り方などを話合いながら、必要に応じて、国に対して、航路の存続に向けた施策要望なども、行っていきたいと思っている。

【記 者】
 元職員と職員の逮捕の件について、今後の対策や検証などを再度行う考えはあるのか伺いたい。
【市 長】
 今、検察庁で、逮捕後の事情聴取等を行っており、証拠関係等についても検察庁が押収して、調査が行われているので、捜査の行方等を見ながら、適切に対応していきたいと思っている。ただ、これだけの非常に大きな事件というか、信用失墜を起こす事件であり、特に、民主主義の基盤制度である選挙事務で起こった事件であるので、徹底的に事実経過の解明と原因究明を行っていかなければならないと思っている。
 まずは、検察庁の方の捜査状況を見た上で、判断したいと考えている。

【記 者】
 選挙の話になるが、市では一応、2回検証を行ったことになるが、一つは内部通報という形で不正があったのではないかとの指摘を受けて、その後、衛藤さんの票がゼロ票であったことを受けてのミスがなかったかの検証だが、この中で、今回、事件につながる不正が見抜けなかったことに関してどう感じているのか。
【市 長】
 まず、白票を2回回して、数を増やしたのではないかという疑いについては、昨年の8月2日に匿名で情報提供があり、内部公益通報として、高松市職員の倫理及び公正な職務の執行の確保に関する条例に基づく調査委員会を立ち上げ、総務局の次長以下3人の職員で、白票を取り扱うべき責任者等を含めた関係職員7名の事情聴取をそれぞれに行ったところ、疑惑等については、全面否定であった。一応、つじつまが合うということで、事実は無かったという結論を得て、内部通報の公正職務審査会に報告した。
 今、まさに、そのこと自体が容疑となり、職員等3人が逮捕されているので、それが事実であれば、全くもって嘘をついたということになり、非常に悔しい、残念と言うか、裏切られたような気持ちである。
 ただ、その時点においては、強制調査権もないし、また、実際、事実を確かめるには、投票箱を再点検するしかないわけで、これについては、判例や規定上できないし、選挙管理委員会独自の判断ではできないということを聞いていたので、その辺は限界だったと考えている。今から考えれば、非常に悔しいという思いが強い。
 また、ゼロ票問題については、全く別の問題として考えていたが、自分は投票したのにという人が何人もいて、その上で、どう考えてもゼロ票というのは不自然であると考えた。ただ、選挙自体の執行が、不正の前提では考えていなかったが、投票があったのにゼロ票になったというのは、どういう原因があるのか、その辺について、今後、同じような問題が出てこないとも限らないので、そういうことが起こるのであれば、どういう可能性があるのか、選挙事務なので、選挙管理委員会の方で、検証をしてもらいたいと話をし、それで、選挙管理委員会の方で検証して、記者会見なども開いたものである。
 その時の記者会見で話したが、すべて、可能性の問題で、先ほど言ったが、実際どうだったのかというのは、投票箱を再点検、開けてみなければわからないので、その時点において、それが限界だったのかと判断していたが、ここに至っては、当時、検証をやっていた選挙管理委員会の事務局長自体が逮捕されているという状況であるので、それ自体がでたらめだったのかというのも若干あり、非常に忸怩たる思いはしている

【記 者】
 ゼロ票問題と白票の問題が全く関係ないと言ったが、一つの選挙で、同じような不正が2点、疑義があったわけだが、普通に考えると、関連づけて、もしかしたらという可能性を探っていくのが調査の方法だと思うし、可能性を潰していくのが必要だと思うのだが、なぜ、別ものだと考えたのか。
【市 長】
 選挙自体は成立していたわけで、選挙会なども行われ、確定していたので、ただ、ゼロ票というのはおかしい、また内部通報でそういう話があったので、それぞれについて、事後的だが、できる範囲での検証を行ったと思っている。

【記 者】
 同じ選挙で、二つの疑義があったら、もしかしたら関連しているのではないかと疑ってかからないと、調査にならないと思うのだが。
【市 長】
 その不正があったということを疑ってかかるかどうかというところはあるが、内部通報の方は、そういうことを考えて行ったわけだが、ゼロ票というのは全く、誰が何のためにというのが分からないので。

【記 者】
 すべての職員の聞き取りぐらいできるのでは。
【市 長】
 それについて、正式の調査聞き取りをするとしても選挙管理委員会である。
 票の問題なので、それについては、選挙管理委員会の判断だと思っている。

【記 者】
 選挙管理委員会の判断が適切だったと思っているのか。
【市 長】
 やはり、ゼロ票ということがこれだけ言われたときに、何らかの対応はすべきであったのではなかったのかという気はしている。

【記 者】
 今になってみると、300票水増ししたということだから、集計されてない票があると考えるのが妥当で、それが、衛藤さんの票と考えざるを得ないと思うが、その辺について、市長が今どのように考えているのか伺いたい。
【市 長】
 その辺りについては、全く推測でしかすぎないので、調査、第3者機関での検証は行っていきたいと思うが、それが、関連があったのかどうなのかというのは分からない。

【記 者】
 調査のやり方だが、今まで、強制権がなかったので、嘘をつかれて終わってしまっていたという状況かと思うが、一部報道にあった、衛藤さんの票を見た人はいないかなど、聞き取り対象を広げてもかなり意味があるかもしれないし、その辺の調査のやり方で、行わないといけないと考えているものは。
【市 長】
 問題は、衛藤さんの票がゼロ票だったという問題と白票の再読み込みの問題が結びついているかどうかであり、その開票の場での状況かと思っている。そこを調査するとすれば、それがどういう形で結びつくのかどうなのか。これは、事務に携わった人間はすべて分かっているので、その辺からもう一度、聞き取りするなど、どういう形になるか分からないが。

【記 者】
 その究明が先かと思うが、香川県知事選挙等が控えているわけで、根本的な開票作業の在り方や改善策は。
【市 長】
 選挙管理委員会の事務局自体が危機的な状況にあるので、ある程度解体的な出直しなどを、行っていかないといけないと思う。
 ただ、その前に、香川県知事選挙も期日が迫っており、早急に人事異動等、来週には体制を立て直して、事務に支障がないようにやっていきたいと思う。

【記 者】
 仮に第3者機関を立ち上げて、再調査するといった場合、その第3者機関は、どういったところに依頼するのか。
【市 長】
 やはり、弁護士さん、また選挙の事務に詳しい方、そんなに人数は多くできないと思うが、そういう方に責任者になってもらい、ヒアリング等を中心に行っていくことになろうかと思っている。今から検討していく。

【記 者】
 2回調査を行っているが、市長は調査を適切だったと考えるか。
【市 長】
 最初の内部通報の部分が、今回のまさに逮捕容疑の部分で、先ほども言ったが、開票に関わる職員に、人事課の職員がヒアリング、事情聴取を行って、それなりに、つじつまが合って、嫌疑はなかったであろうと結論づけたわけである。その時点では、適切だったと思っていたが、今からみれば、完全に、嘘をつかれたということになり、それについては、残念であると思っている。

【記 者】
 市長自身には責任があるという考えなのか。
【市 長】
 これだけの事件を起こして、職員が逮捕されているわけなので、全体として、私には責任があると思っている。

【記 者】
 その責任は、どのように取るのか。
【市 長】
 事実関係が解明された上で、先ほども言った内部調査も含めて、全体を調査し、判明した上で、最終的に判断していきたい。

【記 者】
 衛藤さんの票が有ったか無かったか検証しないで、事務の検証をした理由は。
【市 長】
 選挙自体は確定していたので、それ自体を動かす判断よりも、ゼロ票は不自然だが、何らかの形でゼロ票になったのであれば、どういう形で、起こったのか、それを検証した上で、今後、ミスがあるのであれば、ミスの可能性を潰してていきたいという思いで、選挙管理委員会へ依頼した。

【記 者】
 選挙管理委員会の職員が不正を行うことは考えていなかった。今後、疑念が生じないようにするにはどのようなことが必要か。
【市 長】
 基本的には、選挙管理委員会の解体的出直しの様な形で、体制の再構築が必要かと思っている。その上で、選挙管理委員会委員は、議会の選挙で選ばれているので、その辺、議会とも十分議論した上で、再構築を図っていく必要性があると思っている。

【記 者】
 8月の香川県知事選挙の事務は、今まで通りいかないと思うのだが。
【市 長】
 選挙管理委員会自体もそうだし、また、専門の第3者機関の話もでているので、弁護士さんなどの専門家に目を光らせてもらうなど、何らかの対応が必要かと思っている。
 それが、選挙管理委員会の開票事務の責任者として行えるのか、どうなのか、その辺を具体的に選挙管理委員会に検討させなければいけないと思うが、今までと同じで、行いましたではいけないと思っている。