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2018年度第4期常設展

〔常設展示室1〕中学生キュレーター企画「視点を変えてミる」

〔常設展示室2〕日本工芸会と香川の作家たち

2019年1月5日(土曜日)~3月31日(日曜日)

常設展

【常設展示1】 中学生キュレーター企画「視点を変えてミる」

 開館30周年を迎えた高松市美術館では、記念イベントや30年の歩みを振り返る展示を多数行ってきました。締めくくりとなる本展では未来に想いを馳せてみましょう。
 中学生キュレーターが発足したのは昨年7月。そして、6名のメンバーは美術館や所蔵作品についてのレクチャーやミーティングを経て、展覧会を企画しました。
 話し合う中で出てきた展覧会のテーマは「誰もが楽しめる展覧会」「くつろいで、じっくり作品と向き合う展覧会」。そして「こたつから作品を見たい」という驚きのアイデア。こたつから見てみたいと彼らが選んだ作品は奈良美智《Milky Lake》や押江千衣子《ツヅク》など。ぜひ、こたつに潜り込んで作品を眺めてみて下さい。そこからは、どんな作品の姿が見えるのでしょうか。

 さらに、彼らはアーティストが作品に託したメッセージを読み解く楽しさを知りました。1つの作品に対していろいろな見方をしてほしいという思いから池田龍雄「シリーズ化物の系譜」や塩田千春《トラウマ/日常》なども展示します。

 これからの時代を担う中学生たちが、何に興味を持ち、どう感じたのか、また私たちにどんなふうに見てほしいと思ったのか。彼らの声に耳を傾けながら、作品をお楽しみ下さい。

【常設展示2】 日本工芸会と香川の作家たち

 「日本工芸会」は無形文化財の保護育成を目的とし、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に伝統工芸作家や技術者等で構成されています。同会は工芸の伝統を重んじていますが、そこに固執するのではなく、伝統技術に裏付けられた創意を重視しています。同会が主催する日本伝統工芸展は、工芸分野において国内最大級の展覧会として知られ、今年で65回を迎えました。また、漆芸部会による日本伝統漆芸展は36回を数えています。では、香川漆芸の作家たちは「日本工芸会」とどのように関わってきたのでしょうか。

 戦後の香川では漆芸家たちがいくつかのグループに分かれて活動していました。そのひとつ、「苦味会(くみかい)」は蒟醤(きんま)で人間国宝となった磯井如真(いそいじょしん)が中心となって活動をしていたもので、1956年に「日本工芸会」の下部組織である日本工芸会四国支部へ継承、発展し、如真は「日本工芸会」の設立理事となります。また、彫漆で人間国宝となった音丸耕堂(おとまるこうどう)も同会の発足に参加し、理事を務めました。その後も磯井正美(いそいまさみ)太田儔(おおたひとし)らが理事を務め、現在に至るまで、日本伝統工芸展や日本伝統漆芸展では多くの香川の作家たちが活躍しています。

 本展では「日本工芸会」で活躍した作家や、日本伝統工芸展・日本伝統漆芸展に出品された作品28点をご紹介します。


画像:上  押江千衣子《ツヅク》1997年
画像:下  藤田正堂《彫漆蒟醤 蓋物 律》2012年

展覧会基本情報

会期:
2019年1月5日(土曜日)~3月31日(日曜日)
※但し、常設展示室1は1月5日(土曜日)~3月13日(水曜日)まで
(3月16日(土曜日)~3月31日(日曜日)は「第36回日本伝統漆芸展」を開催)

会場:
1階常設展示室
 
休館日:
月曜日(但し、1月14日(月曜日・祝日)、2月11日(月曜日・祝日)開館、1月15日(火曜日)、2月12日(火曜日)は休館)
※3月14日(木曜日)、3月15日(金曜日)は展示替えのため常設展示室のみ休室

開館時間
午前9時30分~午後5時
(但し、日曜日を除く特別展開催期間2月2日(土曜日)~3月23日(土曜日)は、午後7時まで)
 
主催:
高松市美術館
 
観覧料:
【一般】 200円(160円) ※65歳以上無料
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料
※共通定期観覧券についてはこちらから
 
お問い合わせ先:
高松市美術館
電話:087-823-1711
 

関連イベント

ギャラリートーク

開催日時:
2019年3月2日(土曜日)午後2時~
 
会場:
1階常設展示室
 
入場料:
無料(ただし観覧券は必要です)
 

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電話:087-823-1711 ファックス:087-851-7250
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