このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
サイトメニューここまで

本文ここから

友の会スペシャル・イベント「人間国宝 山下義人先生による初心者でもわかる漆講座」を開催しました。

2014年3月22日

3月22日(土曜日)に友の会スペシャル・イベント「人間国宝 山下義人先生による初心者でもわかる漆講座」を開催しました。

高松市出身の漆芸家。長年香川県漆芸研究所で技術指導にもあたられ、昨年、国の重要無形文化財保持者(通称「人間国宝」)に認定された山下 義人(やました よしと)先生をお招きして、漆講座を開き、漆の性質や歴史を分かりやすく教えていただきました。

まず始めに、香川漆芸の歴史について説明していただきました。
漆芸の技法は東南アジアから取り入れられ、江戸時代後期、当時の高松藩主が職人に、茶道に使用する道具を作らせたのがはじまりだったとのことです。
また、他県はお箸等から制作を始めたけれど、香川県は、はじめから高級漆器を制作しており香川県漆器は歴史が深いようです。

漆には抗菌作用があるので安心して使用することが出来ます。そして、器を保護強化してくれているので、漆を塗った器を食器洗浄機で洗っても痛みが少ないが電子レンジは禁物など漆の性質をご紹介いただきました。
そして、あまり知られていませんが漆本来の目的は、お椀に塗られる為でなく自身を守る為、漆の樹液は触るとかぶれるのです。
また、「白米は白塗り器ではなく黒塗り器に入れた方が漆器がより際立つ!」とアピールし、会場内は時折、感心の声や笑い声で包まれました。
また、講座の終盤では「伝統工芸の漆器をもっと身近に使用してほしい。」と強く呼びかけられていました。

漆講座が終了すると引き続き2階企画展示室「没後50年 磯井如真展」に移動しました。
展示室では山下先生が実際に修理を手掛けた思い出深い作品をご紹介いただきました。
友の会スペシャル・イベントに御参加いただいた方々、そして「没後50年 磯井如真展」を御観覧に来られた方々ありがとうございました。

本文ここまで
Page Top

以下フッターです。

高松市美術館公式サイト

〒760-0027香川県高松市紺屋町10番地4
電話:087-823-1711 ファックス:087-851-7250
  • Facebook
  • twiiter
  • LINE
  • Google+
  • tumbler
Copyright©TAKAMATSU ART MUSEUM.All rights reserved.
フッターここまでページ上部へ