このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
サイトメニューここまで

本文ここから

2010年10月16日 アニュアルvol.01展 関連イベント


10月16日アニュアル関連イベントが多数開催されました。

トーク&ビデオアニメーション

このイベントに出演していただいたのは、展覧会出品作家の青木 陵子さんと公私ともにパートナーである美術家の伊藤 存さん。
二人の共同制作であるアニメーション作品《説子》にはじまり、その他多数の映像作品を上映してくださいました。
展示室の青木さんのドローイング作品は、みる度に形を変えていくような感覚に陥るのですが、そんな青木さんの線がアニメーションになって動きだした瞬間は感動しました!

存さんが、同じアニメーションを背景に全く違う種類の音楽をいくつも流してくださいました。
音楽が変われば線の動きも変わってみえたり、前の音楽ではみえなかった線がみえてくるように感じるので不思議!
主に、ドローイングの作品を制作されている青木さんと刺繍の作品を制作されている存さんですが、アニメーションの制作など彼らの表現方法は多岐にわたっています。
アニメーション制作はご本人たちにとっては“気晴らし”という感覚のようですが、実に多才なお二人の作品は私たちに文字どおり様々な「かたち」をみせてくれました。

青木さんと存さんのwebサイトはこちらからどうぞ。

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。RyokoAoki+ZonIto /Information(外部サイト)

山下残 ダンスパフォーマンス

展示室内のカミイケタクヤ作品スペースで、ダンサーの山下残さんに踊っていただきました。
残さんのダンスや言葉は、予想を裏切る動きをみせ、展示室内の空気や作品の表情を変えていき、観客の心情をも変化させるようです。

右の写真は、(木の端切れ?)作品の一部を持ち上げ言葉にならない「言葉」を叫んだところ。
この瞬間、子どもたちの心をガッチリと捉えたようです。
残さんのダンスと観覧していた子どもたちの歓声が重なっていきました。
そんな、ダンス中の残さんの「言葉」は動きを記録する意味があるそうです。

舞台やホールではなく、美術館の展覧会の中の一部屋で行われたダンスパフォーマンスは、みる側である私たちも同じ空間である展示室に入ることでダンサーと観客の境界線が曖昧になり、「展覧会」や「舞台」や「ダンス」というカテゴリーを考えさせられるものでもありました。
展示室いっぱいになるほど来ていただいたお客さんにも楽しんでいただけたと思います。

残さんのwebサイトはこちらからどうぞ。

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。山下残 | zan yamashita(外部サイト)

アーティストトーク 山下残×カミイケタクヤ

ダンスパフォーマンス後に、残さんとカミイケさんにトークセッションという形でアーティストトークをしてもらいました。
今年8月に行われた瀬戸内国際芸術祭連携事業 「カガミノシマ」でも舞台と振付という形で共演した二人。
そんな二人の出会いは、なんと高松市美術館だったそうです。
一昨年に行われた高松市美術館の事業「TALK&ACT」での残さんのダンスをみて共鳴したカミイケさんが、残さんに声をかけたのが始まりだったということです。


来年も二人の共同舞台が予定されているとか。今後の活動も注目です!

カミイケさんのwebサイトはこちらからどうぞ。

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。カミマ ク     リ(外部サイト)

ゲストトーク 天野一夫

アニュアルvol.01展アドバイザーである、豊田市美術館チーフキュレーターの天野 一夫さんに「20世紀の美術、21世紀の美術」というテーマで、日本のこれまでの美術館のあり方から現在までを、また今回の高松市美術館のアニュアル展について話していただきました。

天野さんにとって今の美術は堅いとかやわらかいではなく、粗く弱い隙がある美術に感じられるとのこと。
しかし、今持てはやされている印象派の絵画も、100年前は荒々しいものと思われていました。
印象派の表現とは全く違うものではあるけど、同じように荒々しい現代のわれわれの行う創造性を、どういうふうに読み込んで繋げていくか。
そんなことを今回のアニュアルvol.01展から感じられたと話していただきました。

本文ここまで
Page Top

以下フッターです。

高松市美術館公式サイト

〒760-0027香川県高松市紺屋町10番地4
電話:087-823-1711 ファックス:087-851-7250
  • Facebook
  • twiiter
  • LINE
  • Google+
  • tumbler
Copyright©TAKAMATSU ART MUSEUM.All rights reserved.
フッターここまでページ上部へ