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人形劇公演

とらまる人形劇団公演!(2013年5月4日)

とらまる人形劇団とは

2003年4月から2013年3月までの10年間、香川県東かがわ市で活動を続けた日本で唯一の人形劇学校“パペットアーク”。
この学校の卒業生によって2005年4月に旗揚げされたのが『とらまる人形劇団』です。
結成9年目の今年4月より岡山県倉敷市に拠点を移し、さらなる人形劇表現の追求と地域に根ざした活動を目指しています。

今回の公演は2本立て!

人形劇を心待ちに、たくさんの方々が公演前から会場にお越しくださいました。
さて、気になる演目は…

「すてられた つきみそう」岡山県の昔話より

ある夏のあつい日の夕ぐれ、お城のお殿さまがおしのびで川岸に夕すずみに出かけました。
空にはお月さまがぼんやりとうかび、岸辺にはかれんな月見草がむらがって咲いていました。
お殿さまは、「これは美しい。すぐにお城の庭に植えかえよ。」と、野の花はそのままにしておいたほうがいいという家来の言葉もきかず、その日のうちに植えかえさせました。

翌朝、お殿様が障子をあけて庭をみると、無残にも月見草はしおれていたのです。
お殿さまは「こんなきたない花は、全部つみとって川に捨ててしまえ!」とかんしゃくをおこし…お殿様と家来の掛け合いや人形の生き生きとした仕草に子どもたちは夢中で見ていました。

「おらぁ、テングだあ!」徳島県の昔話より

続いて、人形を振るお兄さんとお姉さんは黒子をかぶり、先ほどとはちがう種類の人形が登場しました。
2本目は徳島県の昔話です。

昔々、ある村はずれのカシの木の下に、男の子の赤ちゃんが捨てられていました。
子どものない夫婦がその子を家に連れてかえり、太郎と名づけました。
太郎はスクスク育ち、やがて弟の次郎が生まれ、家族はとても賑やかになりました。

次郎がどんなにがんばってもかなわないくらい、太郎はかけっこや木登り、どんぐり飛ばしが得意でした。
父親は「まるでテングさまみたいじゃ!」とため息をつくのでした。

数年後、いつものように二人が山で遊んでいると、どこからか大男が現れて「大きくなったな、太郎。そろそろ山に帰ってこい…」というと、いなくなってしまいました。
その夜の夕食、太郎は元気がありません。そのとき…!

「火事だ、山火事だ!」と村人の叫ぶ声がしました。
外をみると、山も空も真っ赤に染まり、炎は里に迫ってくるではありませんか…
太郎はどうなってしまうのでしょう。

人形が生きているような迫真の演技と舞台の早変わり、たくさんのキャラクターや小道具の登場など、手に汗握るクライマックス、ラストまで目が離せません。

とらまるパペットランドには、とらまる人形劇ミュージアム・人形劇場とらまる座・ミニチュア児遊館、ファンシープラザなど人形劇を楽しめる施設が盛り沢山です。今回の出張公演を機に、ぜひ、人形劇の世界に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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