森村泰昌・視「聴」覚教室プロジェクト-あなたの耳が作品に‐開催されました。

「森村泰昌モリエンナーレ／まねぶ美術史」の関連ワークショップが開催されました。

自分の「耳」ばかり作った三木富雄さんの作品と、その「耳」の作品をまねて制作された森村さんの作品。
その両者ともが、モリエンナーレ展のなかで展示されています。

この森村さんと同じ行為、つまり自分の耳を石膏でかたどってみようというのが、今回のワークショップの内容です。
まねぶ＝まなぶ、まねる。
「真似」という言葉にはあまり良くないイメージがありますが、そうではありません。
成長していくには欠かせない行為であるということを、森村さんは大変分かりやすく丁寧に話してくれました。

さあ！みんなで「まねび」ましょう～。
上図のように、「シェイク」のようなぶよぶよした液体の中に自分の耳を入れてかたどります。このまま10分間！
ここで出来た型に石膏を流して、「耳」の出来上がり。
（※ぶよぶよした液体の正体はアルギン酸という物質。歯科医師さんが歯の治療のときに使う人体には無害のものです。ちなみに今回使われた石膏も歯科で使用されるものでした。）

アルギン酸に耳をつける瞬間の心地良さ？心地悪さ？みなさん、声を上げて楽しんでいるようでした。
どんな「耳」ができたかな？

まだ布に隠された、「ミミンナの彫刻」。森村さんの手で公開された瞬間、展示室には大歓声が！

参加された方、一人一人が自分の耳にサインをされました。

色んな耳があって面白いですね～！みなさん、出来栄えはどうですか？

「ミミンナ出来ました！」みなさんで作品を前に記念撮影。
もちろん、三木　富雄さんの作品と並べて展示。
9/5（日曜日）まで展示中ですので、みなさん見にきてくださいね。
森村さんありがとうございました！