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加山展 ミニコンサート

2009年4月26日,5月3日 加山又造展 エントランス・ミニコンサート

高松市美術館では、「加山又造展」(4月17日(金曜日)~5月31日(日曜日))の関連イベントとして、エントランス・ミニコンサートを開催しました。
4月26日(日曜日)、5月3日(日曜日)の午後1時半から約30分、フルートとピアノの演奏をお楽しみいただきました。

演奏していただいたのは、
・フルート 砂山 佳美さん
・ピアノ  大山 まゆみさん
お二人には、加山 又造との奇遇な共通点がありました。

ピアノの大山さんと、加山又造の共通点は・・・。
誕生日が同じ9月24日ということでした!
大山さんご自身も、加山又造展で加山 又造の略歴をご覧になって初めて同じ誕生日だと知ったそうで、驚いていらっしゃいました。
お二人に今回のミニコンサートで演奏していただくことになったのも、加山 又造との縁を感じます。
コンサートは、メンデルスゾーンの『春の歌』で始まりました。
優しいフルートと流れるようなピアノの音色が、エントランスにそそぐ暖かな春の日差しとともにお客様を包み込みます。

フルートの砂山さんは、東京芸術大学を卒業されています。
加山又造が卒業した東京美術学校と東京音楽学校が統合してできたのが、東京芸術大学。
つまり、学部は異なりますが、砂山さんは加山 又造の後輩なのです!


今回の曲目には波をテーマにしたものが3曲入っていました。
宮城 道雄『春の海』、フォーレ『シシリエンヌ』、成田 為三『浜辺の歌変奏曲』です。
この選曲には、奏者のお二人の加山又造の作品に対する思いが込められています。
加山 又造は常に新しい芸術を求めて、様々な技巧を凝らしながら画風を変遷し続けました。
大和絵や琳派を現代的な感覚で甦らせたり、水墨画を独自の考察で描いたりしたのです。
画風の変遷は、彼の描く波にも見ることができます。
銀の線を幾重にも重ねて表された穏やかな波、水墨画で描かれた激しい波しぶき・・・。
加山 又造の描く様々な波を、波をあらわした古今東西の音楽によって表現したのです。

展覧会をご覧になった方は、作品が心に思い浮かび、また、これから展覧会をご覧になる方は、作品への期待でワクワクしてしまう。
そんなコンサートになりました。
今回も、たくさんのお客様が来てくださいました。
立ち見や中二階からご覧になっている方もいらっしゃいました。
ありがとうございました。

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