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塩江美術館 塩美レポート 平成25年2月

香川県坂出市出身、南条嘉毅さんの個展が始まりました。

南条さんは、「土」を素材として、絵画やインスタレーション作品を制作されています。現在、東京で活動されているため、年末年始の休暇などを利用して、塩江美術館や塩江町で土を採取しました。

雪の中、塩江の土を取りながら、風景を撮影する南条さん。

採取した土は、新聞紙の上で乾かします。

乾かし、ふるいにかけた土は、塩江美術館の会場の作品の一部となります。

何度もふるいにかけた後、美術館の窓に高松の風景が描かれていきます。

展示場で完成した作品をご覧いただくことができます。

展覧会に合わせて、塩江小学校の3,4年生のみなさんに、「土」で絵を描く体験をしてもらいました。家や畑の土を材料に絵具を作ります。南条さんから絵具についてのお話です。みんなが使っている黄土色などの絵具は、実際に土を原料としてつくられているものもあるそうです。

持ってきた土を乾かし、粒子を細かくして、のりと水で混ぜて、水性の手作り絵具の完成です。

出来上がった絵具は、市販されているものと違い、なかなか、塗るのが難しいようです・・・!

出来上がった作品の一部を、塩江美術館にお借りして展示しています。

後日、大人の方を対象にしたワークショップで「土パステル」を作りました。
こちらは、好きな場所の土を乾燥させてもちより、こまかくした粒子を、パステルの固形になるように固めます。

土は、シルクスクリーン用の布を使って、小さな粒にします。

土と胡粉、小麦粉、蒸留水をよく混ぜて、パステルの大きさに成型します。丸いパステルだけではなく、クッキーの型を使ったり、自由な形につくることもできます。

出来上がったパステルは、他の参加者の方と交換して、色数を増やしました。

展覧会初日の2月9日には、会場でアーティスト・トークを開催しました。

「土」を作品に使用するようになった2000年頃からの作品制作についてや、絵の題材となる伊勢詣でや富士登山などにまつわるお話を聞かせてもらいました。

「シンクロ-風景の同時性-南条嘉毅展」は、平成25年3月31日まで開催です。

今展覧会では、富士山、信濃川、伊勢詣でを題材とした絵画作品が20点、高松や塩江町をテーマにしたインスタレーション作品が3点展示されています。伝統的なモチーフを、現在の日常の中にある新しい方法で表現する南条嘉毅さんの作品をこの機会にぜひご覧下さい。

南条嘉毅展詳細はこちら

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高松市美術館公式サイト

〒761-1611香川県高松市塩江町安原上602
TEL 087-893-1800 FAX 087-893-1833

○開館時間
9時から17時(入館は16時30分まで)

○休館日
月曜日(祝休日の場合は開館、翌日休館)
年末年始(12月29日から1月3日)

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