塩江美術館 塩美レポート 平成22年9月17日
屋島小学校3年生、130名の生徒さんが、美術館見学に来られました。高松市塩江美術館では、「皮膚つたう骨、空景」という、現代美術作家・山下香里さんの展示を開催しています。
「現代美術」というものに触れるのが初めてのみんな、「これも現代美術？」「これも芸術作品？」と、興味津々です。展示室の「空間」ぜんぶを作品にしてしまう、山下香里さんのインスタレーション作品に、びっくり。
子どもたちから、たくさんの質問が寄せられました。
Q. どの作品がいちばんおすすめですか？
A. この作品は、ぜんぶまとめてひとつの作品なので、とくに「これ」ということができません。
Q. ぜんぶ作品ということは、あの階段も作品なの？
A. 階段は美術館にもともとあったものです。でも、階段のもともとの色は黄色と青色だったのですが、山下さんは階段を白にぬりました。それから、階段の形や大きさを考えて、全体の作品を作っているので、階段が作品、というのは半分当たっているかもしれません。
Q. 美術館のみどころはどこですか？
A. 美術作品は太陽の下に長く置いておくと、痛んでしまうことがあるので、ふつうの美術では、暗い展示室に展示されることが多いのですが、塩江美術館では、紫外線をカットできるガラスを使っているので、日光の光の下で絵画鑑賞を楽しむことができます。
子どもたちの美術館見学は、大人ではわからなくても聞けないような質問がとび出します。
塩江美術館では、企画展のほかに、常設展も開催しているので、いろいろな種類のアート作品を楽しむことができます。また、自然あふれる運動公園に隣接しているため、遠足などで来られるのにもよい場所です。また、高校生以下の入館料は無料。引率の先生方の入館料も免除となりますので、展覧会見学など、お気軽にお問合せください。
季節毎の、ホタルと文化の里公園内散策もお楽しみいただけます。
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