ふりがな

おりいしいせき 水確保への願い

遺跡名

居石遺跡

所在地

高松市伏石町

時 代

 縄文時代晩期,古墳時代前期

 説 明

 居石遺跡では,古墳時代前期の人々が願いを込めた鏡が出土した。それは,旧河道底の岸辺近くから出土したほう製鏡と呼ばれる鏡である。鏡は,旧河道からのびる溝の取水口に,大きさの違う3面が等間隔で並べておかれていた。このほう製鏡は,他の遺跡でも,溝や井戸といった水に関連する場所から出土している例が報告されている。居石遺跡のほう製鏡からも,水が尽きることのないようにと願う,むかしの人々の声が聴こえてくるようである。
 最後に,時代はさかのぼるが,旧河道底より縄文時代晩期前半の土器が大量に出土している。これらの土器は,高松平野の縄文土器を研究するうえで欠かせない資料となっている。さらに,いっしょに出土した斧未製品と分割された木材は,縄文人がどのように木材から製品を作ったのかをわれわれに教えてくれている。

写真

図面

 

斧未製品と木材(縄文時代晩期)     ほう製鏡(古墳時代前期)