ふりがな

さこ・ながいけいせき 高松平野の弥生土器の変遷が明るみに

遺跡名

さこ・長池遺跡

所在地

高松市林町

時 代

 弥生時代前〜中期

 説 明

 高松平野中央部に位置し,縄文時代晩期から近世にかけての遺構が確認されている。また,遺跡東側の旧河道は,さこ・松ノ木遺跡に続く大きなもので,旧香東川の流路である。
 縄文時代晩期から弥生時代前期にかけての旧河道より土器とともに農耕具と推定されるスプーン状木製品が出土したことから,さらに弥生時代前期には水田が営まれていたことがわかった。
 次の弥生時代中期が,この遺跡でもっとも遺構・遺物が多数確認されている時期である。竪穴住居・掘立柱建物などで構成される集落が営まれるとともに,周溝墓と呼ばれる墓地も見つかっている。さらに,旧河道からは廃棄された土器の破片が大量に出土した。これによって,それまで不明瞭であった高松平野の弥生土器の変遷を,初めて明らかにすることができたのである。
 古代以降では,旧河道において9世紀と12世紀の水田を検出した。これらの水田は不定形で,一枚あたりの平均面積も10uと15uというように狭く,古代や中世の水田風景の一端を垣間見ることができる。

写真

図面

 

    竪穴住居(弥生時代中期)         弥生土器(弥生時代中期)