ふりがな

かわみなみにしいせき 室町時代から江戸時代初頭の屋敷跡

遺跡名

川南西遺跡

所在地

高松市春日町

時 代

 室町時代〜江戸時代初頭

 説 明

 高松平野東部を流れる春日川と新川に挟まれて立地する。この両河川下流域は,付近に新田や潟元の地名が示すように,海が内陸部に入り込む潟だったところを開発した地域で,江戸時代に積極的に開発されたことが知られている。そういった意味で,この遺跡の調査は,当地域の開発の歴史を探る調査でもあった。
 発掘調査では,室町時代から江戸時代初頭の屋敷跡が発見された。南北方向の大きな溝があり,溝の東側より多数の柱穴や溝が集中していることから,屋敷西端を区画する溝と推定される。ここからは,日常使われた雑器類が大量に出土し,当時の生活の一端を物語っている。さらに,多数の柱穴から,複数の掘立柱建物が何度か立て替えられたと推定されている。この居住域からは,2ヵ所で土師器皿が何枚も重なった状態で見つかっており,何らかの祭祀の跡と考えられる。
 最後に,出土遺物の中には刀の鍔があり,この屋敷地の人物を考える一つの材料となっている。

写真

図面

 

           遺跡航空写真              土師器皿(室町時代〜江戸時代初頭)