ふりがな

いしふねいけこふんぐん 堤防の下に隠れていた古墳群

遺跡名

石舟池古墳群

所在地

高松市三谷町

時 代

 古墳時代前期〜後期

 説 明

 三谷石舟古墳は,全長88mの前方後円墳として,高松平野南部を代表する古墳である。この古墳北側には,現在ため池が存在するが,このため池の堤防改修工事中に,11基もの古墳が発見された。古墳群は,堤防築造・修築時に破壊されて堤防内に埋まっていたため,外からはまったく区別できない状態にあった。
 1号墳と呼ぶものは,群中唯一の古墳時代前期から中期に属する古墳で,竪穴式石室を埋葬の主体部とする。断面観察のみで石室の詳細は明らかでないが,管玉が1点出土している。
 2〜9号墳は,小型の横穴式石室を主体部とする古墳で,古墳時代後期でも終末のものであろう。丘陵斜面に互いに隣接してまとまっていた。石室はどれも破壊されていたが,下半分のみ残っていた2・3号墳を観察すると,床面に安山岩の板石を二重に敷き並べており,この古墳群の特徴となっている。安山岩はこの地域では産出しないものであり,古墳を造った一族は何らかの方法でこの石を手にいれたのであろう。

写真

図面

 

3号墳横穴式石室(古墳時代後期)     須恵器(古墳時代後期)